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赤ちゃんいっぱい座談会で”フェス”の全貌が見えてきた!!

みなさんこんにちは!ライターのかのです。

いよいよ10月9日(月・祝)、10日(火)と目前に迫ってきた「教えて!赤ちゃんフェスティバル」。

運営チームはイベント直前の準備を慌ただしく進めています。

そんななか、赤ちゃんと親御さんを集めて、イベントに関する意見などをヒヤリングするために、座談会が開催されるとのこと。具体的なイベントの概要がわかるかも!?と、いう好奇心に導かれ、私も会場にお邪魔してみることにしました。

のんびりスタートで赤ちゃんが場に慣れる

場所はこれまでもワークショップでお邪魔させていただいた、おなじみ神田のWe Work。

いつもはゆったりとした雰囲気の会場ですが…。
この日、ゆったりとした時間は…流れ…て…いませんでした(!)

なんと、赤研のメンバーで、今日の司会進行をするはずのこいたさん、きむらさんがお子さんの発熱で自宅待機…!

急遽、はなむれさんと、あおきさんだけで会場を運営することに。
設営のメンバーが足りません。

「かのさんも、そのほかの方も、設営手伝ってください!」

あわてて、カーペットを並べ、壁面に布を飾り付け、コロコロで床のホコリを取り…。たくさんのおもちゃを用意しました。

メンバー総出で、なんとか予定の時間前に、会場のしつらえを完了!
時間になると、赤ちゃんとママ、パパたちが続々と集まってきました。

生後間もないと見受けられる赤ちゃん、ちょっと大きな赤ちゃん、双子の赤ちゃん…。

これまでであれば「赤ちゃん」とひとくくりにしてしまっていた赤ちゃん。
このnoteの執筆を通じて、私も赤ちゃんの動きや、つむじ、目線、などなどが気になりだし、赤ちゃんへの解像度が高まってきたなと感じます。

しかし…なかなか…なかなか座談会がはじまりません…。

床に配置されたおもちゃで遊ぶ赤ちゃん。

おもちゃをあむっとくわえる赤ちゃん。

ご機嫌斜め?泣いている赤ちゃんも…。

それぞれが、思い思いに時間を過ごしています。

15分…。
20分…。

(ま、まだはじまらんのかい~!!??)

と、30分ほど経った頃でしょうか。はなむれさんがおもむろに「みなさん、会場には慣れていただけましたでしょうか?」まずは自己紹介をしましょうと口火を切りました。

ああ、この空白は、赤ちゃんが会場に慣れるためのものだったのですね…(納得)。

それぞれ、お子さんの名前とともに、今日の集まりに期待するものについて伺いました。

参加者さん「最近おしゃべりが出てきた娘と来ました。いろいろなことに興味があるので、イベントにはなんでも行ってみようと思っています。早速さっきからおもちゃで遊んでいます。今日はよろしくお願いします」

参加者さん「男女の双子です。今日は、新しいおもちゃで遊べるかなと思ってきました。よろしくお願いします」

参加者さん「今8か月の娘を連れてきました。最近いろいろなモノに手を出すようになりました。いろいろなおもちゃに触らせたいとおもって、今日は楽しみにしてきました」

今日はピープル=おもちゃというイメージにひかれて足を運ばれた方が多いようです。

はなむれ:お子さんは、途中でねてしまっても、あきてしまっても、泣いてしまっても、大丈夫です。ありのままに、自由に過ごしていただければと思います。

ワークショップのたびに耳にするこの言葉。
この一言がうれしいんですよね…。

あるがままに楽しむ赤ちゃんから、ひっそり教えを乞う

ここで、画面の向こう側から、リモート参加のこいたさん、きむらさんがイベントの説明をします。

(こいたさん、リモートなのに存在感がある…!)

こいた:今日はありがとうございます。息子が体調不良でリモートで参加させていただいております。赤ちゃんのかわいい様子、声はよく届いています。ホクホクしますね!

(こいたさん、リモートなのに赤ちゃんに萌えている…!)

こいた:私たちは、普段から「赤ちゃんってすごい!」とか「おもしろい!」と思いながら商品開発をしています。

それを見たいろいろな企業や研究所の方が、共感してくださったり、ピープルって面白いねと思ってくださって、何か一緒にしませんかと声をかけていただくことがとても増えてきました。そこで折角だったら一緒に赤ちゃんに何か教えてもらいましょうよ!というのが、教えて!赤ちゃんフェスティバルになります」

(そ、そうだったのか~~~!)

ここで出展者さんのロゴが投影されました!

ばばーん。

(思いのほか、硬派な企業さん、大学さんですね~~!!)

こいた:たとえばトヨタ車体さんは車の会社で、車を作る技術を何か他にも活かせないかとか、赤ちゃんが車の中でもっと快適に過ごすにはどうすればいいか、ということを赤ちゃんに教えてもらいたくて、今回ご参加いただくことになりました。

三井化学さんは、面白い素材をお持ちで、それを何かに活かせないかと考えていらっしゃいます。大学さんも、自分たちが持っている素材や技術の魅力を、もしかしたら赤ちゃんに発見してもらえるんじゃないかということで、ご参加いただいています。

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、
「赤ちゃんはそのまま楽しむ」
「私たちは、赤ちゃんからひっそりと、いろいろ教えてもらう」
そんな場所を目指したいと思っています。

(あ、新しい…)

きむら:「教えて!赤ちゃんフェスティバル」という名前を聞いたときに、どう思われましたか?



参加者さん「”赤ちゃん研究所”というところが開催しているということもあって、何か赤ちゃんの習性とか、生態を探ろうという会なんだろうなぁ…と思いました。そこから考えると、どういう遊びが好きとか、そういうことを探る会なのかなと」

参加者さん「ピープルさんなので、おもちゃがいっぱいあるんだろうなと思っていました」

参加者さん「フェスティバルという名前で、ウェブサイトの写真は元気そうな赤ちゃんでしたので、運動系の、体を動かすイベントなのかなと思っていました。実施日も体育の日でしたし…。」

はなむれ:確かに、一般公開日は10月10日で旧体育の日ですね。
10月10日は、「トツキトオカ」で赤ちゃんの日でもあるので、その日に開催を決めたというのもあります。とっても広い場所なので、体もいっぱい動かせますよ(笑)。

赤ちゃん島、出会いの道…会場はこんな感じ!

ここで、会場のイメージ図が投影されました。

「出会いの道」は、赤ちゃんの視点を体験できる、イベントのイントロダクションです。

赤ちゃんが世界をどう見ているのか、がわかる「赤ちゃんめがね」をかけていただいて、鏡やいろいろな色などを見てもらいます。

「はじまりの島」ではママ・パパにイベントの楽しみ方をお伝えして、4種類のシールの中から、その日の赤ちゃんの気分にあわせたシールを赤ちゃんにぺたりと貼ります。

そしてメインになるのが「赤ちゃん島」です。

こいた:普通の展示会は、出展者さんのブースをめぐって、サンプルをもらったり、体験したりすると思いますが、赤ちゃんフェスはちょっと違っていまして。

「赤ちゃん島」は、靴を脱いで過ごす自由な場所で、赤ちゃんがいろいろなおもちゃで遊んでのんびりと過ごしている傍らで、赤ちゃんに教えてもらいたいことがある人たちが、いろいろな素材や道具や遊ぶものを持ってきて、「教えてもらっていいですか?」とお話したり、赤ちゃんに触ってもらったり、試してもらう場所になっているんです。

赤ちゃん島では、赤ちゃん研究所が今回のために用意した、「鏡」「回す」「水と光」がテーマになった赤ちゃんの好奇心を引き出す「好奇心ボックス」などで遊ぶことができます。

こいた:企業さんが持ち込まれた素材やおもちゃで、赤ちゃんがすごく遊んでくれることもあれば、あまり反応がよくないということもあると思います。誰もが思ってもいないような発見が、たくさんある場所になるのではないでしょうか?

私たち赤ちゃん研究員は、赤ちゃんの「翻訳者(トランスレーター)」として、赤ちゃんから発見したことを、写真を撮ったり、メモを撮ったりして、壁の方に掲示して、見て楽しんでいただけるようにしようと考えています。

はなむれ:この部屋の壁にいろいろな紙を貼っていて、これを赤ちゃんめがねで見てもらうというコーナーを作っていたのですが、ご覧いただけましたでしょうか?フェスの会場の「出会いの道」をイメージしたものなのですが。

参加者さん「もっと見えるのかなと思っていたんですが、全然見えないな、と感じました。インターネットで調べたら、もっと見えているように書いていたと思うのですが…」

はなむれ:知識としてはご存じでも、体験という意味では新しかったということでしょうか。こちらの方はいかがでしたか?

参加者さん「色は青とかが見えづらいと感じました。(赤ちゃんが)はっきりした色や、テレビでも彩度が強めのものにひかれるのはこういうことなんだなということが理解できて、改めて面白い体験でした」

はなむれ:日常生活の中で感じていたことが、実際に体験としてつながったということですね。ありがとうございます。

こいた:ここがおもしろそうと思ったことがあれば教えてください。

参加者さん「はじまりの島が気になりました。」

あおき:はじまりの島では、今日の赤ちゃんの様子を、パパ・ママの気持ちと照らし合わせながらお話いただいて、今日どんな感じでこの会場を楽しもうかなというのを準備をする予定です。

参加者さん「赤ちゃんって、その日の機嫌があるので、行ってみないとわからないところがあって。自由にのんびり遊びつつも、気持ちを聞いてもらいながら、準備が自然にできる動線はいいなと思いました」。

参加者さん「はじまりの島やおしまいの島があるということは、順番に回って楽しむものなんですか?」

はなむれ:はじまりの島とおしまいの島はレイアウト上必ず通る場所なんですが、その間はスキップしていただいてもいいですし、集中してすごしていただいてもいいです。

重大任務!プレゼントの色柄選定

おもむろに、はなむれさんが口を開きました。
「これからみなさんに重大任務をお願いします」

重大任務とは、会場の入り口で、赤ちゃんめがねと一緒にママ・パパに配布するサコッシュの素材や色柄を選ぶこと。

素材が3種類、色も3種類、柄も3種類あります。

参加者さん「当日ブースごとに配布物はあったりするんですか?大きい配り物がなければ、小さいのがいいですね」

参加者さん「イベントが終わって普段使いをすると考えたときに、絶対チャックがついていた方がいいです。雨にぬれても平気な素材で、鍵とか、携帯とか入れると思う」

次々に意見を言ってくださる参加者の皆さん。
実際にめがねをサコッシュに入れる赤ちゃんも。

はなむれ:みなさん、いろいろなご意見をありがとうございます。

では挙手を…。
パラパラと挙がる手。

こういう風に、あたりまえのように、お客様の声を聞きながら商品開発をしているんだろうなぁ…とピープルさんのおもちゃの魅力の秘密の一端に触れた気がしました。

さて、いったいどのサコッシュになるのか!
当日をお楽しみに。

本当に、あっという間に時間は過ぎて、クロージングの時間になりました。

はなむれ:今日はいろいろなお話を聞かせていただいて、ありがとうございました。

どこにわくわくしたのか、カードに書いていただければと思います。お写真と一緒に、お持ち帰りください。

そこにあおきさんが撮影したお子さんの写真をペタリ!

今日の好奇心カード完成です!!

運営チームの人数も少なかったけど、無事座談会は終了。
同席していたわたしも、ずっとドキドキしっぱなしでしたが、ほっとすることができました…。

座談会の間も、赤ちゃんたちはおもちゃであそんだり、泣いたり、自由に声を出したり。とても不思議な空間。

「フェス」では、この不思議な空間がもっともっと広がって、たくさんの赤ちゃんが、同時多発的に、ありのままでいて、観察されちゃうわけですか…?

全然想像がつかないけど、間違いなく楽しそう!!

謎が謎を呼びつつ、当日が待ち遠しくてたまりません…!!!


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