看護学校の入学条件と現実

私は語学学校に通ったあと、バンクーバーの郊外にあるOmni Collegeという看護学校に入学しました。そして、この看護学校に入学するまで気づかなかった大きな勘違い。それは入学基準を満たしていれば授業にはついていけるだろうということです。

語学学校は入学時にレベル分けテストがあって授業はレベルごとにクラスが分かれていることが多いと思いますが、看護学校はレベル分けはありません。

当時、Omni Collegeに入学するための英語の条件はIELTS5.5であり(現在は変更されています)、半年のフィリピン留学でギリギリこのスコアを獲得し無事入学したはいいものの、入ってからがものすごく大変でした。どれくらい大変だったかというと、通学時間、学校が終わってからも授業の予習復習をしないとついていけない程です。

実際、授業に参加していても先生が説明している内容がわからない、グループワークでディスカッションができないなどです。(クラスメートはフィリピン人、インド人が多数で彼らの英語は私と比べたら高いレベルでした。)最初はわかっているふりをして授業を聞いていましたが、あまりにもわからなさすぎて2日目でこのプログラムについていける自信がなくなり、泣きながらこの学校の先輩日本人に相談。彼らも最初の1か月は辛かったと話していました。

この経験を通して、カレッジの入学基準はあくまで最低スコアで、現実はIELTSでいうとリスニング、スピーキングともに7.0はないと授業の内容をしっかり吸収するのは難しいのではないかと感じます。せっかく多額の学費を支払って通うので、これからカレッジに通われる方は入学前にこれくらいのレベルまで上げてから入られると授業の内容に集中できるし、心の余裕もできると思います。

実際、IELTSでリスニング、スピーキングともに7.0以上取った後に受講したOmni Collegeの看護技術の演習プログラムでは先生の言っていることは殆どわかるし、分からなくてもそこをピンポイントで聞き返せるまでに成長しました♪


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