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「クライ・マッチョ」とマッチョとイーストウッドとロードムービー

先日クライ・マッチョを観た。
あらすじを言うと
往年の元ロデオスターが旧知の恩人に頼まれて
アメリカからメキシコに行き恩人の元嫁から1人息子を奪い返す「誘拐」するロードムービーだ。
一見すると前回の運び屋と同じクライムムービーになりそうなもんだが
この映画、基本老人と息子が話してるだけで何も起こらない
母親からの追手も来るのだけれどこれもすぐ引き下がる
警察からもすぐ逃げきれる
終いには初老のメキシコ人女性と恋に落ちそして軽く恩人の息子と友情を築き、ただただ無事に恩人に息子を送り届け終わる。
なんとも牧歌的映画なのである。
これを一緒にに観た友人が
これ何だよ
と言った。
そう彼は何かを期待していたのだ
運び屋的なスリル、もしくわ恩人の息子との激しく対立しながらも築く友情
彼の期待も虚しく最後に観たシーンは
老人同士のラブストーリーだった・・・
老人のラブストーリーなんて誰が見てーんだよ
彼は苦汁虫を食い潰したような顔で言った。
それを聞いた瞬間
僕は爆笑した。
彼はお金と時間を使ってこの何も起こらない映画を観たのだ。
崇高な、クリントンイーストウッドの映画として
いや良い
この感情見れただけで
僕はお金と時間を使った意味があった
snsも見た
クソつまらない
老人の幻想
マッチョ主義
いやこれらの主張はある意味正しい
そのままの率直な感想だから。
そう伝わったんだと思う。
でもこの映画はもっと私的な意味が込められています
明日この映画パーソナル部分を書きます



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