最近の Lauren Records からの入荷作品を紹介!
どうも、サトパンです!
先日、南カリフォルニアのDIYレーベル Lauren Records から久しぶりに音源を入荷しました。
最近は入荷作品が多くて情報が埋もれてがちなので、こうやってnoteでまとめて紹介することにしました。チェックしてね!
Maxwell Stern "In The Good Light" (12")
今回、久々となる Lauren Records からの入荷を決めたのは、この作品を絶対にディストロしたいと思ったから。
Signals Midwest のボーカルとして知られるほか、最近ではTimesharesやOrbitsなどでの活動でも知られる Maxwell Sternのソロ最新アルバムです。
カントリーをルーツに感じさせる温かみのあるインディーロックからは、絶対にいい人なんだろうなぁっていう人柄みたいなのが滲みだしていて、聞けば元気と幸せを分けてもらえます。
自身も多彩な楽器を演奏しつつ、曲ごとにさまざまなゲストを招いて制作された楽曲群は厚みのあるサウンドに仕上がっているので、先日の来日公演でSignals MidwestやMaxのファンになった人はもちろん、普段あまりソロ作品を聞かないという人もチェックしてみて欲しいです。
Maxwell Stern "Impossible Sum" (12")
上でも紹介したマックスこと Maxwell Stern が2020年にリリースした初のソロアルバム。"In The Good Light"とは違って、アコースティックギターの音を軸にした作品となっていて、彼のバックグラウンドにあろフォークソングが魅力をより感じられます。
ハートウォーミングでしんみりと沁みる楽曲の数々に癒されること間違いなし。ゲスト陣も豪華で、ドラムはほぼ全曲を通してInto It. Over It.やSincere EngineerのAdam、#5 ではゲストボーカルに Laura Stevenson が参加しています。
Maxwell Stern "Teeth of a Key" (7")
Maxwell Stern が 2021年にリリースした2曲入りの7インチ音源。時期で言うと、1stアルバム"Impossible Sum" をリリースした1年後にリリースされた作品です。
ゆったりした時間を過ごせる夜に聴きたい、しっとりとムーディーな "Part of It"、そして7分近い壮大なナンバーの"Rest"と、2つのアルバムでは聞けない雰囲気の楽曲が収録されています。
パジャミンを運営する2人は、好きなアーティストの音源は全て揃えたかったりする方なんですが、きっとそういう人が他にもいるだろうと思っての入荷です。ぜひMaxファンの方は、2枚のアルバムとセットで購入してください!
Star 99 "Bitch Unlimited" (12")
レーベル単位でレコードを注文するとき、そのレーベルで扱っている音源をくまなくチェックするのが信条なんですが、こんなにカッコいいバンドがあまり知られていない状態でいるのかとビックリしたのがこの音源。カリフォルニアの Indie Rock / Power Popバンド、Star 99のデビューアルバムです。
ツインボーカルの掛け合いで紡がれるフワフワとした優しいメロディー、「いなたい」という言葉で表現したくなるDIYバンド特有の親しみやすい演奏、ポジティブなエネルギーを感じさせてくれる楽曲、これ嫌いな人いないでしょうっていう音楽なんですよね。
Remember Sports や Diet Cig 、Retirement Party など、パンクロックのエッセンスを感じるインディーロック/パワーポップが好きな人は要チェックのバンドですよ!
Short Fictions "Oblivion Will Own Me and Death Alone Will Love Me (Void Filler)" (12")
ピッツバーグの Alternative Punk / Emo バンド、Short Fictions が2023年にリリースした3rdアルバム。前作から1年というわずかな期間でリリースされた作品ですが、このバンドのミュージシャンシップの高さは止められないですね、めちゃくちゃカッコいい楽曲が詰まっています。
Midwest Emo と呼ばれるジャンルの音楽を基軸としながらも、ザラついたギターサウンドやアップテンポなドラミングがしっかりと「パンクロック」を感じさせるのが Short Fictions の魅力。#2 "Reno Nevada, January 2020" や #6 "To Loved Ones Lost in Pursuit of Foolish Passions"、#8 "Anymore" なんかは、「最近かっこいいメロディックパンクバンドに出会えないなぁ」という人にも聴いてみて欲しいです。
#7 "Max" や アルバム最後を飾る #11 "(Don't Let Me) Love You" なんかは、アコースティックギターをベースにしっとり歌われるフォークエモ。収録曲の幅も広く、30分弱の作品とは思えない満足感が得られる作品です。
Short Fictions "Every Moment of Every Day"Short Fictions "Every Moment of Every Day" (12")
実力の高さを完全に知らしめ、インディーパンクの最注目株バンドとなるに至るきっかけとなった2022年リリースの2ndアルバム。前作から2年半ぶりにリリースされた割には収録曲が8曲と少なく、リリースされた時にストリーミングサービスの画面上で見たときは肩透かしみたいなのを喰らいましたが、内容を聴いてみて圧倒されました。
特筆すべきは先行公開されていた #2 "Don't Start A Band" という曲の良さ。メロディーの気持ちよさもさることながら、なんでしょうね、「アメリカの田舎」と聞いて誰もが思い浮かべるような風景が、曲を聞いているだけで浮かんでくるようなエモーショナルさ。たまんないです。#1 "You Will Never Be the Best at Anything You Try (Surely Not)" を合わせた2曲だけのためにも、この作品はレコードでゲットしたいと思わせてくれる質の高さです。
いきなりのサプライズをもたらしてくれるブラックゲイズナンバーの #5 "The Great Unwashed" や モダンなヘビーメロディックをかましてくる #7 "Crushed Cigarettes (a Herculean Effort for Naught)" など、楽曲の幅が広いのも Short Fictions というバンドならでは。エモという枠から大きく飛び出し羽ばたくことになった要注目作品です。
Short Fictions "Fates Worse Than Death" (12")
シーンに突如として登場し、本国USではもちろん、ここ日本でもエモ/パンクディガーを驚かせることになったピッツバーグの Alternative Emo バンド、Short Fictions のデビューアルバム。
マスロック的なアプローチも含む、王道エモサウンドといった作品なので、このバンドの入門編にもぴったりな作品。楽曲の幅の広さやオリジナリティでは、上で紹介した新しい作品が勝りますが、きっと「エモ」が好きな人にはこの作品が一番刺さるんじゃないかと。
2020年7月には Origami Angel とのジャパンツアーが予定されていましたが、コロナによる残念ながら延期。その当時に来日ツアーが実現したら、この作品からの曲を中心にプレイしていたんでしょうね。2019年リリースともう5年前の作品ですが、今からのチェックでも全然遅くないので、ぜひチェックしてみてください。
今回紹介した以外にも、Lauren Records リリースの作品をたくさんディストロしています。Category > レーベル > Lauren Recoreds から辿ってもらえれば Lauren リリースの作品ばっかりを表示できるので、ぜひチェックしてみてください。
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