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不思議で奇妙な話

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わたしが体験した奇妙な出来事、わたしが聞いた不思議な世界の話を、おひとついかが。
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2022年2月の記事一覧

それは必要なタイミングで起きた

新卒入社2年を過ぎた頃。 ルーチン作業中に突然、上から降ってきた。 「会社、辞めよう」 それまで、考えたこともなかった退職という2文字が、 まるで天からのお告げのように、私の頭をぐるぐる回り始める。 午前10時のことだった。 作業を終え、退職希望を話す相手を探しに行くことにした。 相手は2人。 1人は社長。 社長は1階フロアの、隅の机にいつも座っている。 探さなくても、そこに行けばいる確率が高い。 問題は。 もう1人の、部長の方。 部長はどこにいるか

縁が追いかけてくる

父は今までにも何度か職場を変えた。そのたびに実家は引っ越した。私が実家を出てからも実家は引っ越したから、実家なのに実家じゃない、実家とは…?という状態になっていた。 さて、また実家が引っ越すことになった。関西になるらしい。定住地としては、関西初上陸になる。 はじめての関西への帰省。東海道新幹線で関東から向かう。窓越しに、今まで住んでいた土地や、かつて働いていた場所が見える。あぁ、懐かしいなあ。いろいろあったなあ。時速280kmで思い出が過ぎていく。 新大阪駅へ到着した。