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1回生の頃の記憶が無い!?

 大学生活を時系列に話していきたいので、まずは1回生の頃何をしていたのか。一言でいうと部活!5月に体育会の部活に入り、2年の途中まで続けました。今まで大してスポーツをしたことがなかったので、高校までとは全く毛色の違うことをやりたいと思って入部しました。そこでの記憶がほとんど無い理由は2つあります。1つ目は、部活以外のことを何もしていなかったから。2つ目は、半分鬱状態だったからです。今振り返ると自分のなかの黒歴史と言ってもいいような辛い時代で、誰にも話したことが無かったのですが、今晩初めて正直に書こうと思います。

 1つ目、なぜ部活以外のことをしなかったかと言うと、何か熱中できるものや突き抜けて得意なものが欲しかったんです。親や学校が厳しく、自分はどちらかというと真面目なタイプだったので、高校まではかなり勉強に時間を使っていました。誰かに指示されたからというわけではありませんが、自分から熱心に受験勉強をしていました。無事に大学受験に成功した京大に入学した時、勉強以外に自分が誇れるものって…無い!!?と気づいてしまいまったのです。何か特技が欲しいと焦る想いや、大学では勉強せずに遊んで暮らしたいという漠然とした憧れによって、体育会の部活に入るという決断を下したのです。せっかく入部したからにはちゃんと上手くなろうと、毎日休みなく部活に励み、人一倍練習に時間を割いていました。しかし、大学に入学して早々に部活以外のことが目に入らなくなった私は、完全に友達を作るタイミングを失ってしまいました。クラス単位で行動することの少ない大学では、友達作りは最初の難関と言えるかもしれません。部活の同期もいまいち気の合う人がおらず、友達と呼べる友達ができないまま1年を過ごすことになってしまいました。これは次に各鬱状態の原因にも一部関連しているように思います。

 2つ目は、何が原因で鬱状態になったかということです。一番の原因は、同期の言葉でした。自分のミスには甘い一方で他人のミスは追求したり、自分の価値観を当然のように他人に押し付けるような人だったのです。さらに、ここまでひどくはないものの似たようなタイプが複数人(同期と顧問)おり、私は部活に参加するたびに精神的ストレスを蓄積することとなってしまいました。自分で興味を持ち本心から入部した部活なので、簡単に辞める決心もつきません。また、不満を共有できる友達が大学にいないことや、自身のパフォーマンスのレベルを上げることにも苦労しました。こうして様々な要因が重なって、2回生の途中で部活を辞めるに至ったのです。

 ここから得た学びの一つが、自分がしたいことよりも得意なことを優先しても良いことです。人には得意不得意があるので、何でも努力すれば結果が出るわけではないと言う当たり前の事実です。しかし、私は長い間この当たり前の事実を認識できていませんでした。努力して志望校に現役合格したり英語力を上げたり、頑張ればいい結果がついてくると無意識に思い込んでいたように思います。不得意なことを無理に頑張っても、たいていは人並みレベルにしかならないでしょう。(←私がに人生を生き急いでいる可能性も否定できませんが。) 一方で得意なことを頑張ると、さらに頭一つ突き抜けた存在になれるかもしれません。自分の長所を褒めて伸ばす方式で自信をつけていくのを理想とするようになりました。さらに、自分が飛び込もうとしている環境が良いのかをちゃんと考慮すべきだと学びました。皆さんにとってはきっと当たり前でしょうね…泣。環境は人によって作られており、人間関係はその中で出来上がっていくのです。私は物事を理性的に捉えるべきだと考えていた時期が長かったのですが(特に京大生に多いかもしれません)、直観(=なんとなく居心地が良い、楽しいなど)を蔑ろにすべきでないと思います。良い環境があれば、自分の本来のやりたかったことから外れていても積極的に参加して良いのだと認識するようになりました。

 以上のように、あまりに世間知らずだった若き頃の私は大学デビューに見事失敗し、暗黒の1年を送ることになったのです…。(新入生の皆さんは緩くて楽しいサークルにいくつか入っておくことをおすすめします。泣)それでも、現在はすっかり仲の良い友達もできて、人間関係以外の面でも充実した学生生活を送ってきたという自負があります。これは、出だしからは想像もできない程の大挽回劇…!笑 どうやって私ぱじゃまじゃは復活することができたのか、次回以降の記事にご期待ください。

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