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エンジニアのモチベーションアップのための取り組み

こんにちは。paizaでエンジニアをやっている清水です。今回は、paizaエンジニアチームの取り組みを紹介します。

自社サービス企業でエンジニアをやっていると言うと、特に受託開発をしている方からは「新しい技術にチャレンジできる」「企画から携われる」「要件や開発スケジュールを自分たちで決められる」といった、わりといいイメージを持たれることが多い気がします。

しかし、企業によってはビジネスサイドの事業部から言われたままに開発をするだけの社内受託になってしまい、エンジニアのモチベーションが下がってしまう場合もあると思います。実際に、paizaでも過去にはそういう状態になりかけている時期がありました。

そこでエンジニアチームでは「DX(Developer Experience)向上研究会」を立ち上げました。エンジニアのDXを向上させ、より働きやすい環境を作るために他社の取り組みなどを調査しながら、自社でどう実現していくかを検討し社内の制度に反映させています。

今日は、paizaのDX向上の取り組みについてご紹介できればと思います。

エンジニアが好きな開発をできる社内制度

私個人の取り組みとして、先日「PaizaTechTrend」というエンジニア向けにおすすめ記事を紹介するサービスを作ってみました。

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独自のアルゴリズムで選出した、「世の中で話題になっている記事」を毎日20〜30本ほど紹介しています。
まだまだβ版で、現在の見た目はシンプル過ぎるくらいの構成です。一方で、紹介している記事については結構よいものがそろえられるようになってきたのではないかと自負しています。「手軽に技術に関する情報を収集したい」という方におすすめです。興味がある方はぜひのぞいてみてください。

ところで、このPaizaTechTrendは、「paizaとしてこういうサービスを始めよう」と他の事業部から下りてきたものを作ったわけではありません。「PaizaHackDays」(以下「PHD」と略します)と呼ばれる取り組みの中で、エンジニアは自分が興味を持った内容について業務時間の一部を使って開発していくことが認められています。

PHDとは?

PHDとはエンジニア向けの社内制度で、1スプリント(2週間)につき1日は、自分が興味のあるアイデアの実現に専念してよいという制度です。
10営業日のうち丸1日なので、業務時間の1割は通常の開発を離れてよいことになります。月に一度、経営陣に向けて取り組んでいる内容の説明をする必要はありますが、基本的に各エンジニアが自由にテーマを選んで開発ができます。

弊社にはSlack上に「ideathon」チャンネルがあり、役職や職種を問わず「paizaでこういったことができればいいのに」というアイデアを投稿できるようになっています。もちろんエンジニア自身も好きにアイデアを投げられます。
このチャンネルに投稿されたアイデアの中からエンジニアが好きなものを選んで、実現のための調査や開発などをするのが主なPHDの活動となります。

この制度は先述のDX向上研究会にて、「カヤックの『つくってみたラボ』やLIFULLの『創民祭』のような、通常の業務とは別に好きなことができる制度が欲しい」との意見が出て、それをきっかけに導入されました。

PHDの実現のためには、エンジニアの通常の開発に使うリソースを割く必要がありましたが、経営陣からは好意的に受け止められ、特に反対意見は出ませんでした。むしろ「自由にやってみたらよいのでは」という声が多く、すんなり制度化されました。

PHDをやってみて

今年の2月からPHDを導入し、半年ほど経過しました。
幸いなことに、この半年だけでも大小さまざまなアイデアを実現することができています。冒頭で紹介したPaizaTechTrendもその一つになります。
また、アイデアの実現だけでなく、PHDを通じてさまざまな副次効果も得られています。

・アイデア実現を通じた他事業部とのコミュニケーション強化
・新しい技術の検証・採用
・エンジニア主導でのプロジェクト管理経験
・StoryBookの横展開
などなど

今のところは順調に制度が活用されている状態で、今後もそれを維持できるようにがんばっていきます!

またエンジニア側から社内制度を変えていくという一連の取り組みができているのも非常にいいと思っています。「これからも自分たちエンジニアや他の部署の社員が働きやすい環境をボトムアップで変えていける!」という手ごたえが得られました。

ちなみにpaizaでは、他にも開発チームとしてさまざまな取り組みをしています。詳しくはエンジニアリーダーの高村の記事をごらんください。

おわりに

ただいまpaizaでは、エンジニアを積極採用中です!

今回の記事を通じて弊社に興味を持ち、より詳しい話を聞いてみたいと思ってくださった方は、以下の求人からカジュアル面談にご応募いただけるとうれしいです。
「いいサービスを作りたい」「裁量を持って仕事をしたい」「エンジニアのためのサービスを作りたい」…という方へ、ぜひ弊社の紹介をさせていただければと思っています。
現在リモートワーク中(一部社員は希望により出社で勤務)、Web面接も可となっています。よろしくお願いいたします。


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