paizaで男性社員初の育休を取得します
paizaのプロダクト企画部部長の金田です。主に転職を希望されるエンジニアのみなさんをサポートする運営事務局や、サービス企画を統括する仕事をしています。
…と肩書きと仕事を説明したあとになんですが、妻が出産を控えているため、10/12からしばらく育児休暇をいただくことになりました!
今回は、私がpaizaの男性社員で初めて育児休暇を取得するに至った経緯や休業前の業務などについてお話しします。
paizaに興味のある方や、いずれ育休をとりたい、もしくは近いうちにとろうとしている方の参考になればと思います。
育休取得しようと考えるまでの経緯
子どもができたとわかった当初は、まだ「じゃあ育休をとるか!?」とまでは考えていなくて、「選択肢のひとつとしてはあるかな」くらいの認識でした。
ただ、もろもろの出産準備を進めていくにあたって、妻の実家も自分の実家もいろいろ事情があって頼れなそうだな(コロナ禍というご時世的にも……)ということになってきて。また妻とも話し合う中で、自分自身も「実家や妻に子供を任せて自分は仕事……となってしまうのではなく、2人で子育ての楽しさと大変さを共有していきたい」という気持ちが大きくなっていって、結果として育休を取得することにしました。
育休申請前に感じていた不安
というわけで育休取得を決意したわけですが、不安がなかったわけではありません。むしろ以下のような不安を感じていました。
1.職場の理解が得られるか
男性の育休取得が増えてきたとはいえ、paizaでは初の事例でしたし、まだまだ対応や理解が進んでいない企業も多いと聞きます。職場からの理解が得られず、最悪評価が下がったり退職することになったといったパタハラの話も聞いたことがないわけではありませんでしたし……。
2. 仕事の引き継ぎ
会社に打診をしたのは6月頃なのですが、10月までの4カ月程度で休暇期間分の仕事を前倒しで進めたり、滞りなく引き継いだりできるかというのは非常に不安でした。引き継げようが引き継げまいが自分は休暇に入ってしまうので、うまく引き継げないと部のみんなに多大なる迷惑をかけてしまいますし……。
3. 自分のスキルの低下
長期間仕事をしないことによって、自分の業務スキルが低下してしまうのではないかという懸念もないわけではありません。
4. 収入の低下・家計への影響
しばらくは2人とも働けないので、これも不安が大きいところです。
とはいえ、実際に育休申請してみた
会社に掛け合ったのは妊娠発覚から半年ほどたった6月頃だったと思います。paizaは期首が9月で、このタイミングで組織体制もがらっと変わりました。実はプロダクト企画部長に就いたのも9月のタイミングです。会社としても「新たに部長にするか」と考えていた相手にいきなり「10月から育休とりたい」なんて言われて寝耳に水だったと思います(笑)。
ただすでに私もその時点では、「期間は調整しても、取得しないという選択肢は絶対にない」と思っていたので、あとはもうひたすら調整をしていきました。
結果として、10月中旬から年内は休暇、復帰後もしばらくは時短で勤務させていただくことになりました。
申請前に感じていた不安の変化
というわけでもうすぐ育休に入るのですが、前述の申請前に感じていたもろもろの不安が現在どうなっているか、書いておきます。
1.職場の理解が得られるか
次の項目でも触れますが、paizaは社長が自ら助けてくれたりしてくれる会社だし、5年半くらい勤めてきた中で「こいつは育休とったから昇進なし!」みたいな評価を下すような組織ではないことを思い出したので、そのあたりはあまり心配していません。
また、社内にもまだ小さいお子さんがいる社員が結構いるので、育休取得前からいろいろお気遣いいただいたり、アドバイスをいただいたりしています。復帰後はいろいろ教えてもらえればと勝手に思っています。そういう社内のコミュニケーションも復帰後は活発化させていきたい……。
2. 仕事の引き継ぎ
休暇申請後、担当していた大きなプロジェクトには、部長クラスのテックリードとデザイナーがアサインされて、制作ディレクションを巻き取ってもらえる体制が整いました。私も9月末までは企画の要件定義と全体進行にフォーカスし続けて、なんとか休暇中も進め続けてもらえる準備ができたと思います。
部長になってすぐの休暇取得申請だったので、そのぶん準備は大変になってしまいましたが、私の復帰までは社長の片山が配慮してくれて部長を兼務してくれています。片山からも「部長業は復帰後に徐々に引き継いでもらえればOK」と言われているので、安心感があります。
このへんは私自身よりも片山や、あとは育児休暇取得についていろいろ調べて対応してくれた人事総務担当のみなさんのほうが大変だったかもしれません……。感謝です(-人-)
3. 自分のスキルの低下
これは休暇に入ってからのことなので、いまだに不安はありますが…退化しないように育児の合間で勉強するしかない……。できるかな……。
4. 収入の低下・家計への影響
これは妻と一緒に国の制度を調べるなど、実際の収支計画を立ててみました。私が育休を取得することで収入はどうしても低下してしまいますが、子どもが小さいうちの育児を経験することは、自分の人間としての成長を促す投資とも考えられます。何より子どもの変化や成長が一番大きい時期を一緒に過ごせるというのは、お金には変えられない価値があるはずです。今までは結構仕事人間だったので、話し合いを進める中でこういう考え方にたどりつけたのは妻のおかげです。感謝です(-人-)
実際に育休をとってみてどうだったかも、本格復帰後に記事にできるといいなと思っています。
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paizaの事業と組織は、日々成長と変化を続けており、挑戦できるチャンスがたくさんあります。
男性社員で育休をとったのは私が初めてでしたが、小さいお子さんがいる社員はたくさんいます。お迎えや通院などで早退や中断をする人も多く、子育て中の方でも働きやすいと思います。
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