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ファイナルファンタジーへの幻滅~ 創作の系譜7

私の創作に於いてネガティヴな事も記しておこう。

それはファイナルファンタジーへの幻滅だ。

ファイナルファンタジーⅦからだ。

金髪の髪が立ったビジュアルの主人公だ。

何時からファイナルファンタジーは、

ありふれたヒーロー漫画みたくなって仕舞ったのか?と思った。

コンビニで公開されていたCMのセフィロスの、

ポリゴンで描かれたCGの、

何ともチープでカッコ悪い事か。

雑誌で見たポリゴンのバハムートの何ともお粗末な事か。

実際にプレイしたのは中古価格で¥780で叩き売られてからであり、

プレイしてみて改めて幻滅した。

焼肉定食に会社である。

トレーニングジムである。

武器やアクセサリにマテリアを嵌め込まないと、

魔法一つ使えない頼り無いプレイヤーたち。

ファンタジーにあるまじき銃が出て来るのである。

主人公がハーレーみたいなバイクである。

ミニワゴンみたいな物まで出て来る。

ドリルや釘バットや軍手である。

タークスというキャラ集団はスーツ姿なのである。

悟った様な印象のモンスター系のパーティーキャラクターも、

故郷に帰れば子供に帰って仕舞う。

主人公が一時期、廃人になる下り以外は、

酷さに、もう枚挙が無い。

以降のⅧに至っては何てもっと酷い。

ゲーム業界のクリエイターたちが、

自分たちはダサいオタクでは無いと、

必死な訴え掛けの悲鳴が聞こえて来る様な有様だ。

必死にメジャーな芸能人のルックスと、

流行のファッションを取り入れようとしているのだ。

キャラクターの、

主人公がGRAYのTERU。

ヒロインが松たか子。

マスコットキャラが広末涼子。

他はもう、分析したくも無い程だ。

当然ながらファッションも非常にダサい。

主人公が、

ファー付き短ラン皮ジャンに、

白い首空きカットソー、

爽やかなシルバーアクセ、

皮パン。

もう、気絶する位にダサく、

「ああ、オタクってこういうファッションがしたいんだ」と。

ヒロインのファッションも酷い。

ヒロインならばワンピースを着せとけとでも勘違いしているのだろうか?

凝り過ぎたデザインの水色を基調としたワンピース何て、

当時のキャバ嬢でも着ないぞ。

Ⅸはファンタジー要素を強く押し出したのだろうが、

童話風のデザインがカッコ悪い。

結婚という要素は天使の詩や、ドラゴンクエストⅤが、

とっくにやっている事だ。

友人が面白いと言っていたが、

当時、六千円位を叩いてでもプレイしたくも無かった。

Ⅹはかなり評価出来たが、

やはり主人公のファッションのダサさが際立っていた。

丘サーファーみたいなセミロング金髪シャギーの髪型、

ギャル男が好みそうな黄色の短ランにフードパーカー、

凝り過ぎたデザインの短パン、

正体不明のハイテクスニーカー、

凝り過ぎたデザインである大きすぎなシルバーアクセサリー。

ザ・オタクの憧れカワイイ系ファッションである。

黒魔導士は完璧にフローズンのマドンナの扮装である。

(スクウェアの近代的なファッションは、バウンサーの頃からこと酷い)

ブリッツボールという、

独自のスポーツ感覚が好きに成れなかった。

しかし、総評としてはⅩ-Ⅱをプレイする程に気に入った作品である。

ファンタジーとグルーヴは水と油だ。

最近の王道ファンタジ―たる“七つの大罪”は非常に素晴らしい。

トールキンの指輪物語に始まり、

ダンジョンズドラゴンズ、ウィザードリィ、を経て、

ロードス島戦記で王道ファンタジーは終焉を迎えたかに思えたが、

こんな発想が近年二十一世紀にあるとは、

日本という国の創り手は本当に尽きる事が無い感性を持っている。

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