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きっぷが良くて爽快。 そんな民族に生まれた歓び🇯🇵

わたしは寅さんが大好き。

みなさんの中にも
そんな方がいるのではないでしょうか?


寅さんの魅力が日本人の心に響くのは
自由人なところばかりじゃなくて、

日本人が持ち合わせている
・きっぷの良さ
・温情
・垣根のない共有意識

を描いているからだと思います𖧷


今回観た「無法松の一生」も
同じようにわたしたちの血に脈々と流れる、
日本人の美徳が呼応する作品。


꙳ ꙳
主人公の車夫、松五郎は
垣根のない共有意識を持った
きっぷの良い男。

曲がったことが大嫌いで喧嘩っ早い。
口のきけない男性とも隔てなく接するし、
時に町の子供たちにも本気で叱る。

しかし闇雲に子供に対して叱咤するのではなく、
一人の人間として接しています。

そんな人って、
今の世の中にどれくらいいるのかしら?
と思うと、残念ながらわたしは胸を
張ることができません(°_°)

これから生まれてくる姉の子供に対してですら、
愛ある叱咤をできる気がしない。

生まれてくる子に対して「姉の子供」という
他者意識が強いことに気づいてしまい、

はぁ、未熟ね、わたしも(°_°)
という思いになりました笑


「無法松の一生」はそんな忘れかけていた
日本人の気概を思い返させてくれる作品です𖧷



この作品のクライマックスでは
松五郎が祭りで大太鼓を勇ましく打ち鳴らします。

…その男らしさに女心が疼かない女性っているの?笑


あの太鼓の音色は心臓の鼓動かしら。
ううん、わたしには大地の地鳴りに聞こえます𖧷

大地のビートに耳と意識をシンクロさせていると、
自然と音は子宮に響き、
わたしのボルテージを脳天まで上げていく。


だからご先祖さまたちは祭りの音色で
生命力をたぎらせてその温度が
冷めることないままに性行為に及んだのね。

そんなことがよく分かるし、
わたしの身体はちゃーーんと、記憶している。



そして映画のクライマックスで
熱いパッションの火花を散らした松五郎は、
熱が引いていくとともに
緩やかにいのちの車輪を止めていく。

一つの季節と輪廻が終わり、
雪の跡に残るのは「馬鹿ね、松さん」
と言いたくなる可笑しいほど切ない不器用な愛情。


こういう日本人らしい情と生命力の溢れる作品は
永く世に残ってほしいと思いました。

戦火を逃れ、奇跡のように残った作品を
繋ぎ合わせてくださったことに感謝します( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )❤︎


\他の作品の映画レビューはこちら/ #Ikumiの銀幕の手帖シリーズ


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