MTPの成績一覧 ~常識の上を行く~
先週古馬ダートのMTP◎〇→▲注△という3連複で93,360円という過去最高配当が出ちゃいました。
出たレースが一番難しい3勝クラスというのが象徴的。メイショウササユリが前回2着に好走したのは昨年2月の5走前。それ以来好走のない7歳牝馬をここで買える根拠を持っている人なんてほとんどいなかったからこそこの配当になった。体幹データは[2]の差し馬だから自分では動けない、上がりが掛かってこそのタイプだから常に展開待ち。MTPが物語ってるのは嵌れば2番手の実力はあるよ、ということだけ。それがMTPの強み、人の感覚や常識で考えないから裏が取れる。MTP3連複ベタ買いみたいな戦法の人は考えたら負けだ。
クラス別の成績を見たらわかるけど、1勝クラスがレース的中率15%あるのに対して3勝クラスは5%。ただし3勝クラスの母数が75しかないので2勝クラスと足したとして7.7%。つまり半分以下しか当たらないということ。クラスが上がるほど能力の足りない出走馬が少なくなり、それだけ荒れる要素が多いということだ。実際このレースをMTP順で並べて見るとほとんど差のないレースということがわかる。基本的に3勝クラスってこんなレースが多いから計算できないことが多い。だから当たらない。
これがOP以上になると青天井になるので力差がハッキリ出やすくなるんだけど、如何せん母数が少な過ぎて「こういう方向だ」というのは危険だ。
面白いのは1勝クラスはレース的中率が高いのに回収率が100%を割っていること。平均配当を見てもらうとわかるように人気馬が人気通りに好走しているケースが多いので配当が安いということ。つまり計算して獲れるレースも多いが、配当的なアドバンテージが小さいということ。ただし今回のような10万近い配当のレースがどのクラスで発生するのか?はランダムだし、母数が1000件を超えていかないと信頼性はかなり低い。3勝クラスの75件とか、正直「統計」なんて言えないレベルで今後いくらでもブレる。現在10か月分で総件数660件。2~3年経ってみて、大体こんな方向ということがわかってくるのだと思う。
最後に古馬ダート戦のMTP◎〇→▲注△の月別成績。
的中率が10%そこそこなので月別のブレが大きい。4月はダメだったから辞める、みたいな人には向かない馬券スタイル。この先も同じ回収率が出せるかどうか?はわからない。3年経った時に回収率がどうなってるか?もわからない。それでも買い続けられる人はチャレンジすればいいんだと思う。
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