MTPの馬連を使った馬券戦略

今回は、昨年の8月から15ヵ月間の古馬戦のMTPのデータを洗って、どこのゾーンが最も有効性が高く儲かるか?を調べてみました。

まずは芝コースから。買い目は古馬戦の◎○▲の馬連3点ボックスです。

距離の設定なんですが2500m以上を外しました。長距離の番組自体が少ない→距離延長でいきなり走る馬が出てくるということが発生しますが、MTPは距離が2F以上違ってくると下がる仕組みになっているので、それに対応できないのだと思います。逆に長距離から2400m以下に出走してくる場合はスピードが足りない馬が多いので問題は発生しません。「特殊条件は外す」というのが精度を上げるコツだと思います。

次に馬場状態。

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このデータから考えられることは、競馬の多くが良馬場で行われることが多いためTP自体も良馬場がベースになるものが多いはずで、稍重~不良馬場になると再現性が低いのだと思います。なので芝は良馬場限定にします。

次にコース別。

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9月の中山開催で気が付きましたが、あまりにもバイアスがきついコースは指数通りには決着しないということです。中山の場合は内有利がきつすぎて枠順と脚質で競馬が決まってしまう。新潟も直線1000mが典型例で内回りを含めバイアスがきつすぎるのだと思います。なのでこの2場を外します。京都は改修が入ったのでサンプル数が少ないだけで気にしなくて良いはずです。

以上のことをまとめると、芝コースの古馬戦のMTP◎○▲の馬連3点BOX買いを「良馬場限定、距離2400m以下で中山・新潟を外す」という条件で行うと、通算的中率21.4%、回収率128.3%という結果になります。月別に見ると以下の通りです。

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さらに連続外れの回数を見ると21回が最高になります。

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下のツールで計算すると21回外れる確率が1%くらい。30回だと0.1%くらいなのでそれ以上の外れを想定しておくことが必要だと思います。


次にダートです。買い目は古馬戦のMTP◎-○▲の馬連2点買いになります。

ダートもレース数が少なく特殊条件になることが多い1900m以上の距離を外します。

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馬場状態も重~不良馬場の回収率が悪いのでここも外した方が良さそうです。ただ芝と違い重馬場の的中率は悪くないので、当日の朝、稍重か重か?で微妙な時は買ってしまってもいいのだと思います。

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札幌の回収率が低いのですが、サンプル数が多くなく的中率は悪くないので外す必要はないと思います。なのでコースの制限はしない。

以上のことをまとめると、ダートコースの古馬戦のMTP◎-○▲の馬連2点買いを「良~稍重馬場限定、距離1800m以下」という条件で行うと、通算的中率15.7%、回収率134.0%という結果になります。月別に見ると以下の通りです。

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連続外れの回数を見ると22回が最高になります。計算すると2%くらい確率でこの位の外れが発生します。連続40回の外れが0.1%くらいの確率になります。

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またしばらくしてデータが溜まったら更新していきたいと思います。


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