中山金杯

今年はどういう形でコラムを提供するか?試行錯誤しながら進めていきたいと思います。

レースで求められる適性や今回予想される展開を元に、各馬の特徴を馬体の解説を交えながらシンプルに書いていくスタイルです。文章全体の面白さなどは無しです。文才が無いので、あれ考えるだけで結構時間掛かってたので(苦笑)。印は参考まで。


今回出走馬のMTPと順位。

ハンデ戦なので上下差が小さくなるのは必然で、展開とこのコースへの適性差が重要な予想のポイント。


例年通りの展開なら前半60秒程度の落ち着いた流れで、後半4~5Fで11秒ラップが刻まれることが多い。今開催からCコースになるが外枠から大外を回るような追い込みは利かないことが多い。2000mでスタミナは問われるものの、ペースが落ち着くのでスピードが無いと立ち回れずに終わってしまうのも中山金杯の特徴。

シャムロックヒルは番手からも競馬ができるので、ロザムールが主張すれば無理に競りにはいかないはず。1コーナーでペースが緩むいつもの展開だと予想する。


トーセンスーリヤ

筋肉量が豊富で体幹が4と骨格的にしっかりした馬。脚力があるのでスピードがあり、コーナーからの脱出速度が速い。TP72を記録したのが函館記念で今回は2列目の馬群から同じように抜け出す競馬をするはず。57.5㎏を背負った分だけ負ける余地があるかもしれない、といったイメージ。


ヒートオンビート

脚は長いが体幹が4で脚の速さが武器。なので馬群を割っていくことは可能だと思う。ただ2000mだとスピードがやや劣る馬なのでトーセンスーリヤの位置が取れない。直線、綺麗に捌けたとして先に抜け出したトーセンスーリヤにどこまで迫れるだろうか?


ウインイクシード

2019年が55㎏で頭差の2着。2020年が56㎏で0.3秒差の3着。スピードがあり柔軟性に優れた馬だが体幹が3と甘いので坂で踏ん張れないという弱みがある。今年は8歳。外枠で先行もできない展開となると相当厳しように思える。


ロザムール

500㎏の馬体だが決して背は高くない馬。その分、トモ幅に厚みがあるスピードタイプ。昨年は52㎏で逃げて0.5秒差の4着。ただ昨年の七夕賞で上がりの掛かる展開をクビ差の2着に粘っていてスタミナは昨年よりも強化されているように見える。ただ体幹が3と甘いのが弱点なので急坂でやはり甘くなるイメージ。

スカーフェイス

460㎏前後の馬体で小柄な馬。体幹も2と甘いのでスピードは劣る。時計の掛かる1600~2400mで長く脚を使いスタミナを要求される競馬では力を発揮する。可能性としては2019年のステイフーリッシュのように向正面で捲る競馬。それなら2・3着争いを演じても不思議ではない。


シャムロックヒル

未勝利を勝つまでに10戦を要したように明らかに晩成というタイプで昨年の夏からがこの馬のピークと言えそう。ロザムールと同様に500㎏前後の馬体だが、こちらは幅よりも背が高い馬になる。体幹3で甘さがあり速い脚は使えないが、その分、ダラダラと長く脚が使えるタイプ。直線の短いコーナー4つの競馬で距離は2000m以上への適性が高い。今回がそれに当てはまる条件。急坂があるのでウインイクシードのような甘さも抱えているが番手から52㎏であればかなり渋太い競馬も可能になりそう。

ヴィクティファルス

背中が短くてタイプとしてはヒートオンビートと似たような馬になる。体幹が4で脚の速さもそこそこあるし、共同通信杯で2着争いしたようにスピードもそこそこ。ただセントライト記念で少し窮屈なシーンがあったにせよ、馬群から抜け出すような強烈な脚は使えなかった。重馬場だったスプリングSを勝ったように上がりが掛かって欲しいタイプなのだと思う。今回求められることはヒートオンビートと同じで、馬群を綺麗に捌けたとして先に抜け出したトーセンスーリヤにどこまで迫れるだろうか?という点。

レッドガラン

大型馬で筋肉量が豊富な馬。大阪城Sを番手から抜け出して勝ったようにスピードがありスローなら長く脚を使える。ただ2000mだとスタミナに不安を抱えており、直線で止まる可能性はあると思う。

◎トーセンスーリヤ
○シャムロックヒル
注スカーフェイス
△ヒートオンビート
△ヴィクティファルス


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