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#21 PaCTi「ポリファーマシーとの上手な付き合い方 in PaCTi」20210604

みなさま、こんにちは。
PaCTiのなかの人、浜の町病院緩和医療内科・永山です。

前回GW明けの第20回には多くの方のご参加をいただきありがとうございました。個人的には、神谷先生の貴重なお話しを聴き、緩和ケアの先達たちの足跡を知ることで、自分の緩和ケア医としての現在を見つめ直すよい機会になりました。参加いただいた皆さまにも、何らかの気づきとなったのではないかと思います。

さて、その後大きなうねりと化したCOVID-19の第四波ですが、地域ごとの差こそあれ、発症者数は少しピークアウトしてきているのかも知れません。しかし重症者病床の稼働率はまだまだ限界を超えており、現場の医療者の奮闘はまだまだ続いています。緩和ケア病棟の閉鎖・転用の知らせはあとを絶たず、在宅でのCOVID-19患者の診療の過酷さもいたるところから聞こえてきます。さらにこのあと新たな変異株の波が押し寄せてくるかも知れない…まだまだ嵐の夜は明けません。
だからこそ、緩和ケアの学びの小さな灯りを燈し続けていきたいと、わたしたちは考えています。

さて今回は、西伊豆健育会病院内科の吉田英人先生を講師にお迎えして「ポリファーマシー」について学びましょう。

高齢者医療の現場などでしばしば取り上げられるポリファーマシーですが、緩和ケアのセッティングにおいても、大きな課題の一つです。エンド・オブ・ライフケアの場面では、患者さんの内服のちからが落ちていく中で、それまでの治療経過の中で積み重ねられてきた薬剤の整理に頭を悩ますことが多いと感じています。
あるいは緩和ケアチームとして治療期の方に関わる際にも、主科主治医の処方にアドオンして症状緩和薬を処方する場面が多く、そんなときにもポリファーマシーの問題に直面します。
緩和ケア専門職にとって、実は身近で悩ましい課題であるポリファーマシー。より深く知って、わたしたちの実践を変えていくことができればと考えています。

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2021年6月4日(金) 21時~(1時間程度)
演題「ポリファーマシーとの上手な付き合い方 in PaCTi」
演者:西伊豆健育会病院内科 吉田英人先生
対象:緩和ケアに関わる医療・介護職、医歯薬看護系学生 
参加費:500円〜(PayPalを利用した受講後支払い。学生は無料です
以下のURLからお申し込みをお願いします。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_ZOggsXJ_TIGfjdLQIW0kPw

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PaCTiでは、緩和ケア従事者が今知りたいこと、学びたいことにフォーカスして、勉強会を継続していきます。
今後も興味深い内容が控えていますのでお楽しみに!(んがぐぐ)
また「こんなテーマを取り上げてほしい」「この人の話を聞きたい」といったご要望がありましたら、ぜひコメント欄にお寄せください。自薦・他薦を問いません。

追記:吉田先生の書かれた「ポリファーマシーで困ったら 一番はじめに読む本 研修医、新人薬剤師のうちに知っておきたいポリファーマシーとの上手な付き合い方のコツ」、とてもおもしろかったです。
https://www.amazon.co.jp/dp/4840751080/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_QW24AJRF43BDGCHGY4V1
もしご興味があれば手にとってみられてはいかがでしょうか。
(永山、COIはございません。アマゾンもアフェリエイトではありませんよー)

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