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パシフィコ・エナジーってどんな会社?社長の松尾さんに聞いてみよう。

こんにちは。パシフィコ・エナジー株式会社の人事の山本です。今回はパシフィコ・エナジーがどんな会社か皆さんに知って頂くために、アポ無しで社長にズバリ聞いてみました。

パシフィコ・エナジーはどんな会社?

ええと、唐突ですが、端的に言えば米国西海岸風のベンチャースピリット溢れるフラットでオープンな会社だと思います。創業メンバーからしてそうでしたが、まずチャレンジする、まずやってみるという人しかいません。一方で精神論ばかりではなくdata drivenな数字で語る合理性も追求していて、これも米国西海岸だなという感じがします。

社長室の松尾さん

どんな人材がいますか?

発電所を造るには様々な職能が必要なのですが、不動産、設計、許認可、電気・土木・機械などの技術、調達、ファイナンス、建設監理、運転管理など幅広い職域に様々な分野の一流の会社からスペシャリストが集まっています。総合商社、投資銀行、プラントエンジアリング会社、大手ゼネコン、経営コンサルタントが多いですかね。
国籍や人種もかなり多様だったのですが、コロナ期を経て外国籍の社員が帰国などで減ってしまっています。

どんな人材に来て欲しいですか?

それぞれの部門にある程度 リーダーとスペシャリストは揃っていて、ビジネスとしては凄く良く回っている状況ですが、若い人でやる気がある方は分野は問わず採れるだけ採りたい。活力ある若手はたくさん欲しいですね。

若手人材にとって入社するメリットはなんですか?

これはこの会社に不足していることなのですが、研修計画やトレーニングなどは特別に用意していないんですね。これは単純にそこにリソースを割かずにプロジェクトやビジネスに全振りしていることが理由でして、これまで新卒採用にも打って出られていません。ある程度ビジネスの訓練を受けた経験ある優秀な方に来てもらうことに集中してきたことは事実です。
一方で、パシフィコ・エナジーはこれまで15カ所、計1.3ギガワットという規模の再生可能エネルギー発電所を開発・建設・運営してきました。これは日本一の規模なんですが、ここにはとんでもない量の情報があふれていて、仕事を通じて学んでもらうには凄く良い環境だと自身の経験を通じて思います。また70名と少ない社員数でこの規模のビジネスを遂行するので一人一人が担う役割が大きいという特徴もあります。いち早く大きな仕事に従事できるメリットはあると思います。
また給与水準は業界でも高いですし、年功序列が無いので成果に応じてPay nowの会社です。後払い型ではないので若い人にフェアな会社と言えるのではないでしょうか。

どんな人が向いていると思いますか?

ええと、一概に括ることはできないと思いますが、、、パシフィコ・エナジーはあまりルールがありません。職場も就業開始・終了も自由度が高いですし、テキストブックやマニュアルなども最小限です。これはself disciplineを尊重したいというところからきていて、人間は個々に最大限能力を発揮できる様式が異なりますし、それを分かるのは自身だけなので自身で決めてね。ということです。
経営者としてこれの怖いところはどこまでもサボろうと思えばサボれるところになるわけですが、70人という人数だと誰がどういう状態かというのはだいたい分かります。またパフォーマンスに応じた報酬の傾斜が大きい会社なのでパフォーマンスが悪いと大きな差がつくことになっています。
なので自分で自分のキャリアパスを描けて自身を律していけるような人材がマッチするのかなと思います。

ふと考える松尾さん

どんな社風ですか?

うーーん、社長が思っているだけで社員は全然違う意見かもしれないんですが、私は結構西海岸の経験、ビジネス環境が凄く良かったので、その環境に近いものを社員にも享受して欲しいと思っているんですが、フラットでオープンということかなと思います。
フラットというのは組織上の上下関係と関係なく誰とでも遠慮なく会話ができることで、オープンというのは情報の透明性もそうですが、リーダーがリーダーシップを発揮するにあたってみんなに見える形で見せて行くことかなと。play by exampleが大事だと思いますね。ポジションが上だから偉いんじゃなくて、こうやってみんなを率いられるからリーダーなんだよと。結構理想論ですけどね。今どれだけこれが実現できているか正直分かりませんし、組織が大きくなって100人を超えるとこれはできなくなると思っています。

再エネ好きというのは評価されますか?

ええと、これまでの経験で言うと入社の選考という意味ではあまり関係ないですね。面接で尋ねたこともないかもしれない。だけどもそういった動機的なものを秘めているというのは入社後のパフォーマンスで大きく違ってくるのではないかと思うので、そこへの期待というのはあるかもしれませんね。私自身学生時代から再エネがやりたくてもう20年やっていますが、好きでやっているので旅行中でも仕事のこと考えていて苦になりません。そうするとやっぱり強いですよね。忍耐力の面でも成長の面でも。

女性は活躍できますか?

女性は活躍できると思いますし、して欲しいなと思いますね。これは女性社員に本音を聞いてみて下さい(笑)
産前産後の出産休暇中に満額の給与を払うなど女性の人生のイベントを尊重した制度を取るなどしています。今後もより良くしていくつもりです。
でも男女比でいうと女性が3割なのでまだまだ女性が少ない会社ですね。給与の男女格差でいうと女性社員の給与水準は男性社員の92%くらいです。もっと女性に責任ある職についてもらってどんどん上がっていってもらいたいと思います。
同じ考えや能力の金太郎あめ的な組織になるのはビジネス上も管理上も危ないので多様性という意味でもっと多様化したいと思います。男女もそうですが全く遠い業界から来てもらうなど経験や考えの多様化も大事です。
多様化したら途端にビジネスが上手く行くということは現実的にはなくて、ビジネスはとんでもない競争の結果で我々も競争の荒波をなんとか乗り越えていかなくてはならないので、女性だから無条件でということでもなく、能力・成果主義での登用の連続の結果女性が増えているという状態が望ましいですね。でもやはり女性を増やしたいのでもっと働きやすい環境を整えて優秀な方に来てもらえるようにしたいと思います。

会社の将来をどのように考えていますか?

今までのところは会社規模の拡大というよりは質的な成長を続けてきたと思っています。2012年創業の時点で社員3名でしたが2019年くらいから現在までは70名前後で社員数は落ち着いています。
2030年の政府の再エネ導入目標はとても大きく、また、社会的な再エネ電源の需要も年々大きくなっています。一方でこれまで急激に拡大を遂げた再エネはあちこちでトラブルも多くなったために規制が強化されてきていて年々新たな開発が難しくなってきています。
ここで経営判断として難しいのが、これまで丁寧に取り組むことで失敗なく発電所開発を仕上げてきた我々ですが、その発電所開発ラインを拡大してより多くの発電開発に向かうのか、既存のキャパを維持してこれまで通りテーラーメイドのような丁寧な仕上げを志向するのか。答えはその両方で質的な丁寧さを維持しつつ開発を拡大するということかと思います。そのためには若手の人材を増やし育てる必要があると思っています。

何にでも答えてくれる松尾さん

松尾さん、忙しいところありがとうございました!次回もアポ無しで聞いてみたいと思います!


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