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私のキャリアと再エネとの出会い

 パシフィコ・エナジー株式会社(以下「PEK」といいます。)でCIO(Chief Investment Officer)として投資部門及び財務部門を統括している長森です。PEKには2017年11月より在籍しておりまして、本記事執筆時点(2023年5月)で5年5か月ほどの在籍期間になります。また、PEKは2022年に設立10周年を迎えましたので、PEKの会社の歴史(といってもまだまだ短いのですが。)の半分程度を自身のキャリアの中で楽しんでいます。本記事を通じて、私の今までの経歴、再エネ開発への想い、そしてキャリアを通じて実現したいことを徒然なるままにご紹介したいと思います。

PEK入社までの経歴

私は富山県高岡市の生まれで、高校を卒業するまで富山で育ちました。両親は富山湾の幸をふんだんに使った和食割烹を営んでおり、小さいころからよく店の手伝いをしていました。実家が飲食店ということもあり、小さい頃は両祖父母の家によく預けられ、大自然の山/川/海で遊んだり、畑の収穫を手伝ったりしていました。

(高岡大仏/画像提供:高岡市)
(雨晴海岸/画像提供:高岡市)

高校卒業後は京都にある立命館大学法学部と同大学院法学研究科に進学し、ファイナンス関連の法律/会計/税務を学びました。大学院修了後は、金融危機で有名になりましたリーマン・ブラザーズの日本法人に新卒入社し、ストラクチャード・ファイナンスや自己勘定投資業務に携わりました。リーマンには民事再生時代含めて4年ほど在籍し、その後に米国にあるペンシルバニア大学ロースクールに留学しLLMという修士号を取得しました。

(リーマン・ブラザーズ米国本社)
(新卒ニューヨーク研修時)
(ペンシルバニア大学ロースクール時代)
(フィラデルフィアは映画『ロッキー』のロケ地)

帰国後は外資系金融機関や投資ファンドにおいて、M&A、コーポレートファイナンス、インベストメント業務等々に携わりました。ですので、PEK入社までまではもっぱら金融機関で働いており、事業会社という意味ではPEKが初めてです。自分がより成長する上でチャレンジしたいことが全てできる環境がPEKにあると感じ、再エネ開発業者であるPEKへの入社を決めました。

PEKにおける再エネ開発への想い

巨額の投資を必要とする再エネプロジェクト開発において、自分が中心となって案件をクロージングに向かって突き進んでいく、非常にやりがいがあり毎日が刺激的です。再エネ開発の素人の私が、技術的・専門的な内容を投資家やレンダーといった金融機関の方々に説明し納得していただくというプロセスは、自分自身の成長(信用)にも大きくつながりました。特に自分がもともと所属していたような金融機関の方々に対して、どのように説明を尽くせば技術的な内容が落としこめるだろうか、PEK社内には各領域のプロがいますので社内リソースをフル活用しながらクロージングを達成していきました。こうやって自分が案件の中心に立ち、社内外の「信用」を少しずつ積み重ねていく、当たり前のことなのですが、改めて重要だなと思います。

(竣工式の様子)

再エネ開発というのは、まさに「信用」の積み重ねだと私は思います。PEKの再エネ開発においては複数の部門が共同して開発行為を行います。用地や許認可の取得、地元自治体とのアラインメント、プロジェクト設計、ファイナンス組成等々、すべてが相互に密接に関連していてどれか一つ欠けたらプロジェクトは工事着工に至りません。工事着工の為に投資家やレンダーから資金拠出していただくためには、そういった1つ1つの積み重ねを地道に着実に進めるしかありません。そうやって様々な利害関係人から「信用」を得て、PEKのプロジェクトの(熱狂的な)ファンを増やしていく、これこそが再エネ開発の醍醐味であり、プロフェッショナルとして求められるものだと私は感じています。そして、工事着工までに築いた「信用」をさらに発展させるため、工事着工後も建設監理やアセットマネジメントを通じ、PEKとして責任をもってプロジェクトを進めていくことがPEKの強みであり他社との差別化要因だと考えています。究極のチームワークだと思います。

(緊密にコミュニケーションをとることが重要)


キャリアを通じて実現したいこと

金融機関にいたころは、多くの時間を東京にあるオフィスで過ごしていました。東京一極集中と言われていますが、メガソーラーの場合は地方でプロジェクトを開発することが圧倒的に多いんので、そういった地方で事業をできる喜びがあります。私自身も地方出身者ですが、プロジェクトをさせていただく地方にとってもメリットがあり世の中の為になるような再エネ事業を進めていきたいと心から思っています。そして、事業を進めていく中で自身がこれまでのキャリアを通じて学ばせて頂いた知識・経験・ネットワーク等を提供しさらに発展させて、次世代に安心して繋ぐ 持続可能な社会をの実現したいと思います。

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