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フォロワーさん牌譜検討 Part.9

Pacific Dainagonです。

今回は段位戦ではなく、某FリーグでのGOLDEN 某DENS(以下GB)の方の牌譜になります。

そのため、時には団体戦のチーム状況を加味した選択などが出てくるかもしれませんが、私はその辺の細かいことは分からないので、とりあえずトップが欲しいんだなぁということだけ頭に入れて見ていきます。

ウマは10-30のオカ20、飛び終了なし、オーラス親のアガリやめ・テンパイやめはありません。
その他細かいルールが気になる方は、Fリーグ公式のnoteを見ていただければと思います。


また、今回は初めての魂天の方の牌譜なので、私も過去最高のガチで検討させていただこうと思います。


それでは、どうぞ最後までお付き合いください。



東1局

東発北家、打点はありませんが整った配牌ですね。
手役もあまり見えないので、西からの素直なリーチ手順で良いと思います。


3巡目、ツモ南 打白

普通はオタ風の南をツモ切ると思いますが、9pを早く切っている人が2人いるのでピンズ上の場況が良いと判断して、親の現物を安牌気味に持ち、リーチに比重を寄せたということでしょう。

打点がなく手牌価値が低いので、若干守備進行にしたのだと思います。
大体リーのみになりそうなので私は役牌を大事にして南を切りますが、この進行も全然あると思います。


5巡目、ツモ2s 打9p

ここはが良いのではないかと思います。

赤が1枚来たのでけっこう戦いたい手になりましたし、9p周りの場況を信用して9pを残しているはずなので、自分でも使いたいところだと思います。
9pはトイメンと上家の現物で安全度も高いですし、親も現状速度感はないので、南を切ってブクブクに受けた方が良さそうです。


6巡目に上家からリーチが来て一発で放銃となってしまいましたが、これはしょうがないと思います。ドラ1になって少し戦いたい手になったのもありますね。

強いて言えば南を持たずに9pを持っていればという話はありますが、どのみち北は止められないので結果論かなと思います。
まぁまぁ事故っぽいです。


東2局

ドラが中、1メンツありますがそれ以外がバラバラ過ぎますね。やはりホンイツは見たいので、ピンズかソーズから切っていくのが良いと思います。

第1打は9pでした。


3巡目、ツモ7s 打9s

ここは2sでいいんじゃないかなと思います。

中が重なれば染めないルートも見れますし、2sを残して3sを引くより9sを残してカン8sを引く方がさすがに価値が高いと思います。
安全度に差がないからというのもありますね。


9巡目、ツモ9m 打東

ダブ東を切りたい気持ちも分かりますが、ここは2枚切れの發を切りたいかなと思います。

愚形しかない2シャンテン、あまり先手を取れそうではないので危ない牌は処理しておきたいですが、単純に3900では不満なので東縦の満貫を見たいですし、この瞬間親リーが来たとしてどうせ中も切れないので降りるか回ることになりそうです。

ラス目ということもあり、まだ自己都合で良いかなと思います。


西をポンしてテンパイできたものの、残念ながらアガることはできませんでした。
守備的な打ち方も良いと思いますが、ラス目の時はもう少し自己都合で打っても良いと思います。



東2局1本場

1メンツ1リャンメンのドラ1、先手は取れるかどうか微妙ですが、ここもリーチ手順になると思います。

第1打は南から。


4巡目、ツモ5m 打8p

恐らく親の速そうな捨て牌に対応したのだと思いますが、役牌ドラ1の2000点ではやはり不満ですし、9mが全員の安牌としてあるので、素直にで良いと思います。


16巡目、ツモ3s 打2s

この2s切りは、3sが絶対に打てないということだと思います。

親はかなりソーズのホンイツっぽく、14・25・47・58・69sの全てが否定されているので(7sノーチャンス)、ホンイツにリャンメンで当たるなら36sしかありません

なので単純に1pと2sの安全度で判断したのだと思います。3pもノーチャンスで1pは2枚切れなので、下家にも1pはほぼ通りそうですね。
ということでまだ上家にも切れそうな今のうちに2s先切り、良いと思います。


3sを暗刻にしてテンパイは取ることができました。
どの手順でもアガれてはいなさそうなので、この局も厳しかったですね。



東2局2本場

配牌でドラがトイツですね。
愚形があり、鳴けるなら鳴いていきたいですが、リーチも打てなくはなさそうなので無理に役牌は残さなくて良いかなと思います。

第1打は東から。


9巡目、ツモ赤5m 打5s

打2pという意見もありましたが、ここは打5sで良いと思います。

たしかにカン3pに自信は持てませんが、4sを引いた369sの2度受けも良いわけではありませんし、カン6sを引いての1p8sシャンポンも大してアガりやすくなっているようには思えず、単純に受け入れが狭くなっています。

24pを引いた時に愚形フォローを残したシャンテンになるのもまぁまぁ嬉しいので、私も5sを切ります。


6sを引いてリーチしたものの、親の追っかけに放銃となってしまいました。
致し方ないと思います。厳しい展開ですね。



東2局3本場

ドラ1とリャンメンが2つ、まずまずの配牌ですね。1人だけ沈んでしまっているのでなるべくリーチを打ちたいです。

第1打は北から。


4巡目 2sツモ切り

西を安牌に残し、9mは8mや5mを引いた時に愚形フォローになるので、一番強いリャンメンを固定するということで2s先切り。

意図は分かりますが、西を残すのなら9mで良いかなという気はします。
3トイツ形ではありますが瞬間2sの2枚は明確にロスしていますし、9mを切っても58mの受けは残っており、58mを引いたところで片割れのトイツにはフォローが残っています。

私は西を切りますが、なるべく先手を取りたい手なので受け入れはあまり減らさない方が良いかなと思います。ただ、これに関してはどちらでも良さそうな気はします。


上家の仕掛けにトイメンが放銃しての横移動となりました。
なかなか先手が取れず、苦しい展開です。



東3局

ホンイツ風味ですが、少し微妙な配牌が来ましたね。

第1打は9sでした。
孤立19を切りつつ先に他の色が伸びたらリーチ、ピンズと字牌が増えたらホンイツというバランスで良いと思います。


2巡目、ツモ7p 打1s

ここで半分ホンイツ決め打ちのような形ですね。

良い形ではないのでリーチよりも染めを見たいですが、1sを切るか7mを切るかは少し悩ましいところです。

1sが残っている方が七対子を見れますが、七対子で進んだ場合は必ずピンズか字牌が重なっていることになるので、それならばホンイツにするだろうということで、赤5m引きに対応するための打1sだと思います。

実際ここで1sを残したところで、他に何が重なってもホンイツの方に行きそうですね。マンズが横に伸びた方がリーチも打ちやすそうですし、ここはとても良いと思います。


実戦ではスルーされていましたが、この8mはチーで良いと思います。

58mがすでに6枚目で、ここで解消しないとさすがにアガリが厳しそうです。
2000点では不満ですが、一旦チーして7p辺りを切っておけば、赤5sから伸びた時に3900にはなります。
ドラが見えていないのも不安ですが、どうせ大して守れる手でもないですし、点数状況的にも自身の和了を最優先で考えたいかなと思います。


15巡目、ツモ4m 打2m

下家からリーチが入ってしまい、非常に難しい場面です。

2mは一番強く押していますが、これでテンパイしたとしてマンズをもう1枚押さなければならず、しかも58mは6枚切れなのでかなり苦しいと思います。
残り巡目も少なく、私は4pを抜いて気合いオリしそうですが、何が良いかは正直分かりません。

1シャンテンを維持するなら5mワンチャンスの6mか7mが良さそうな気がしますが、残り1枚の5mは下家が一番持っていそうなのも悩ましいところです。


放送でもコメントさせていただいたのですが、この5mはチーすべきだと思います。

58mはド急所ですし、5mがノーチャンスになったことで7mがかなり切りやすくなりました。
これを鳴かないとさすがにテンパイが厳しいので、2mを押した以上はテンパイを取った方が良いと思います。


17巡目に7mが暗刻になり、門前でテンパイできました。

急所のマンズが埋まれば怖いものはないですね、リーチで良いと思います。


残念ながら下家にツモられてしまいました。

打点が欲しい場面ではありますが、巡目・枚数との兼ね合いで、ある程度安いテンパイも許容した方が良かったかなと思います。



東4局

アガりたい親番、まずまずの配牌ですね。
第1打は南から切っての素直なリーチ手順です。


2巡目、ツモ西 打6s

オタ風ですが、字牌トイツが2組になったのでホンイツをかなり意識していますね。良いと思います。

かなりリーチのみになりそうな手ですし、門前手順は大体西か北をトイツ落とししなければいけなくなりそうなので、鳴けるホンイツにした方が速度的にも優位に見えます。


3巡目、ツモ5m 打白

ここは6pで良いかなと思います。

先ほどと同じような理由ですが、この手は門前で仕上げても安いので、西も北も鳴きたいです。
鳴いた時に白が手に残ってる方が良いので、かなりホンイツに振り切ってしまって良いと思います。


4巡目、ツモ西 打東

ここもそうですね、6pを切りたいです。

リーチをするにも良形の5ブロックは足りていますしダブ東が重なれば満貫まで見えるので、この東は1枚切れとはいえけっこう切らない方が良いと思います。


7巡目、ツモ4s 打5m

門前でかなり仕上がってきました。
3s切りも考えましたが、さすがに5mで良さそうです。

3sを切ると三暗刻を残しつつ、345m引きと一応北ポンからホンイツに行けますが、ホンイツにしても鳴くと3900にしかならないのと、和了の価値が高い親番なので完全1シャンテンに取る方が勝ると思います。


2sを引いてリーチしましたが、残念ながらここもアガれませんでした。
さすがにアガりたかったですが厳しいですね。



東4局1本場

ギリギリ戦えなくもなさそう、といった配牌です。

第1打は1mでしたが、字牌が全て孤立な分前局よりもホンイツにしづらく、なるべくリーチで圧をかけたいので素直にからで良いと思います。


6巡目、ツモ3s 打東

ここは好みに依るのかもしれませんが、私は9sを切りたいです。

ソーズで愚形ができてしまったので、9sにくっついて愚形が増えても速度に乏しくダブ東が重なると打点も速度も大幅に上げることができるので、ドラですが私は9sを切ります。


7巡目、ツモ7s 打1p

トイメンからリーチが来てしまいました。

できるだけ戦いたいですが、さすがに形が苦しいですね。
1pのトイツを落として回るのが良いと思います。


9巡目、ツモ9s 打7s

ドラ3になりましたが、依然として形は苦しいままです。

2シャンテンですし、現物の7sを切るのが普通ですが、7sを切ると2枚切れのカン4sに依存してしまい、自分の和了は厳しくなりそうです。

この親番を落とすとかなり苦しいので、打点で無理やり2シャンテンプッシュしてしまってもギリギリ許されそうな場面ではあるかなと思います。
まだ6スジしか通っていないからと言って私は3mぐらい押してしまうかもしれませんが分かりません。


12巡目、3pツモ切り

3p9sは通っていて、6pは7pワンチャンスですが通っていません。
安全に行くなら9sのトイツ落としですが、9sを切ると手牌に押す魅力がなくなるので、12巡目ならギリギリ3p6pでいいんじゃないかなと思います。

3段目に入ったら9sを切りそうです。


13巡目に赤5mを引いてテンパイしました。
こうなったら周りのことなど全て忘れてリーチと行きましょう。


残念ながら流局となってしまいました。
無理やり押していたらアガれていたかもしれませんが、難しいところです。



東4局2本場

良い配牌が来ました。

リーチも打ちたいですが、供託が溜まっているので軽い和了でも拾いに行きたいですね。
第1打は8sから。



2巡目、ツモ6p 打4m

孤立牌の4mと3sの比較です。

4mはドラ受けですが、良形ターツが足りているのでドラを引いてのカン5mも採用しません
赤5m引きは痛いですが、5m引きのドラ筋でアガりにくい36mよりも、2s引きで67pを払っての高目チャンタを見て3sを残したということでしょう。
非常に良いと思います。


發をポンして、安手ですがようやくアガることができました。
供託も回収できたので、ここから巻き返していきたいところです。



東4局3本場

ダブ東トイツに1メンツ完成していて良い配牌ですね。
連荘したいのでまっすぐ打っていきましょう。

第1打は南から。


悲しいことに鳴ける牌も出ないまま、親が流れてしまいました。

上3人も横並びなので、非常に苦しい展開です。



南1局

ドラ3の勝負手が来ました。鳴いても満貫なので仕掛けも見たいですね。

第1打は1sから。
9mを切りたい方もいるかもしれませんが、マンズは456m+36mとカン8mの形なので12sを切ってもシャンテン数は変わらず、裏目の3sも赤5sで使えるので、1sからで良いと思います。



5巡目、ツモ6s 打6p

めちゃくちゃ悩みましたが、67pで良いと思います

まず9mを切った45m47sのシャンテンは結局ドラが出ていきそうなので、ドラを切らない前提だと実質2シャンテン戻しになり、リャンメンリャンメンのシャンテンを鳴けるとはいえ愚形残りの2シャンテンに戻すのは微妙だと思います。45mをポンするのなら打8pの下位互換になります。

次に打8pですが、こちらはアリだと思います。一番広い1シャンテンになりますね。
ですが、6s引きで赤5sも使えないただのピンフドラ1(高目一盃口)になってしまうのと、アガりたい手なのでやはり36m引きの単騎テンパイがかなり厳しいと思います。
鳴くとほとんど3900にしかならなくなってしまうのも嫌なところですね。

67pを切った1シャンテンはただのリャンメンリャンメンなので受け入れは広くないですが、ドラ3が確定することと、45m8p引きでポンテンも取れるようになることが非常に大きいと思います。


この8pはポンで良いと思います。
ポンすると45m47sの1シャンテン、現状のリャンメンリャンメンと比べると受け入れが3枚減る上に良形が確定しませんが、それ以上に満貫確定で鳴ける1シャンテンになることが大きいと思います。

45mが残ってしまっても手替わりがあるのが良いですね。36mのチーなんかでもノベタンに取れて、和了率はそこそこ上がりそうです。


残念ながらこの局もアガることができませんでした。
もし8pをポンしていたとしてもあまり変わっていなさそうです。厳しいです。



南1局1本場

形は良くありませんが、赤赤の配牌です。リーチを打ちたい。

第1打は素直に南から。


8巡目、ツモ東 打7p

タンヤオではない親の仕掛けに白を切りたくないのは分かりますが、それにしても2sで良いと思います。

1sが3枚切れですし、3sとドラの4sは赤5sでキャッチできます。
6p引きから自然にタンヤオ移行できる可能性もありますし、全体的に見た時2sと7pの安全度にも大差はなさそうです。


トイメンが早いテンパイからツモアガりました。
なかなか速度が間に合いません。



南2局

南のトイツがあり、鳴けばそれなりに速度はありそうですが、打点がほしいところですね。現状ドラもなく高くするのが難しいですが、南の1スルーぐらいはしそうです。

第1打は1枚切れの西から。


6巡目、ツモ2m 打7m

ここは2mを切る方が良いと思います。

チートイツには遠いので安全度で比較したのかと思いますが、7mを置いておけば4m→6mと引いた時にメンタンピンまで見えます。
この変化もやや遠いですが、打点の可能性はなるべく残したいですね。


この南は平場なら鳴きたいですが、ここはスルーで良さそうですね。

2000点では不満な状況で、門前ならドラの受けもありますし、カン4pから埋まれば南のシャンポンはかなりアガりやすくなりそうです。



10巡目、ツモ7p 打3p

ここは7pツモ切りがいいんじゃないかなと思います。

南暗刻とドラ受けは逃したくないのでソーズは切りにくく、3pと7pの選択になりそうです。
8pが2枚切れなのと2巡目に8pを切っている人がいるので、待ちとしては若干カン6pの方が良さそうですが、単純なリャンメン変化が8pよりも2pの方が多く12p引きで123の三色が狙えます。

そこまで信頼できない場況よりは、明確な変化を追った方が良さそうかなと思います。


3pをチーした下家がトイメンのダマに放銃、横移動となりました。

チーされていなければ自分が放銃になっていたので結果的にはラッキーでしたが、また上が離れてしまったのが辛いですね。



南2局1本場

配牌でドラ3あり形も悪くない、勝負手ですね。
ネックが残っていて鳴けない手なので役牌を残したくもなりますが、さすがにまっすぐリーチに向かった方が良さそうです。

第1打は白から。


中が重なってポンした後、同巡で北が2枚切られ、どちらもスルーの選択でした。

まだ巡目も早く、リャンメンリャンメンの1シャンテンなので鳴くかどうか悩ましいところですが、若干鳴いた方が良さそうな気がします。

鳴くと良形が確定しませんが、まず赤を切っても満貫が確定します。
さらに、現状の受け入れが147pの3種12枚、北をポンすると1234567pの7種24枚と倍になります(1pは1枚切れ)。完全1シャンテンの受け入れが20枚なので、それよりも多くなりますね。
今回は鳴ける手なので単純な比較は難しいですが、4p引きがノベタンになるので普通のヘッドレスシャンテンよりも愚形になる受け入れが少なく、3面張の可能性はなくなるものの、良形の受け入れも23456pの5種16枚に増えるので、鳴いた方がやや和了率も高そうに見えます。
この辺は私も自信はありませんが……

また、鳴くなら1枚目からがいいんじゃないかなと思います。
1枚目から鳴いておけば、後で引いた北をカンしてドラ4になり、ドラが1枚乗るか赤も使えれば跳満になる可能性があります。
満貫ツモで着順が変わらないので、できるなら跳満にしたいところですね。


10巡目、ツモ3p 打北

2軒リーチに挟まれてしまいました。

下家のリーチに4sを押して、2軒にも4sノーチャンスになった3sを通したところですが、2軒の無スジが2枚は厳しいと判断して北を切っていますね。

点数状況的にも降りたくはないですが、さすがにここからは押さない方が良さそうです。


トイメンがツモりました。
下家にツモられるよりはマシなものの厳しいです。



南2局2本場

第1ツモで赤5sを引き、打点の狙える手牌になりました。リーチを打ちたいです。

第1打に9mを切っていますが、ホンイツはかなり遠く、役牌重なりの2000点にはできないのでまっすぐ字牌から切る方が良いと思います。


6巡目、ツモ4s 打北

下家に急所の4mをポンされてしまいました。なんなん。

普通は35mを払っていきますが、やはりどうしても打点が欲しいことと、残り1枚の4mを誰も持っていなさそうなこと、上家が染めていそうなので4p北のシャンポンがあまり良くないこと、35mの縦引きも採用できることなどを考えれば北を切って良さそうに思います。

リーチドラ1にしづらい状況なのが辛いところです。


トイメンに6200オールをツモられました。
なにもできない。つらい。



南2局3本場

ドラがないので手役に寄せたいところですね。ホンイツは見たいので役牌は切らない方が良さそうです。

第1打に7sから切っていましたが、一気通貫になれば染まらなくても許容できるので、赤5m引きよりもリーチ・中・一気通貫の可能性を残して3mからでいいんじゃないかなと思います。



10巡目、ツモ白 打1p

上家からリーチが来ていますが、なんだかテンションの上がる手になりました。もちろん押してテンパイは取ります。

カン5pとカン7pの比較はどちらも情報がなさそうですが、1pは下家に通っているのに対し、8pはリーチにも下家にも危ないので1pで良いと思います。


14巡目、ツモ6p 打8p

ついに来ました。【役満チャンス】

何も考えず8pを切りましょう。もう何も見えん。何も知らん。


一応真面目に書きますと、6pが通った後に下家からは手出しが入ったので、下家に対して6pは通りそうではありますが安牌ではありません。
また、下家は7pはおそらく7pは切ってくれませんが、上家の現物で自分が鳴いていない6pならもしかしたら切ってくれるかもしれません。

見た目で2枚差とはいえ、6pワンチャンスで生牌の7pは誰かに固まっていてもおかしくないですし、高目32000のテンパイを覆すほど和了率に差はなさそうです。
8pを切って良いと思います。


はい。



南3局流れ4本場

ドラはありませんが、形は整った配牌ですね。ピンフとせめてもう1翻ほしいところです。

第1打は白から。


2巡目、ツモ4p 打1m

タンヤオとダブ南を見ての打1mですが、南は暗刻にならないとあまり嬉しくないので、一気通貫を残して打南がいいんじゃないかなと思います。


5巡目、ツモ8s 打5p

牌効率は2sか8sですが、2sは234の三色、8sはドラ受けということで、一番打点に絡まない5pを切りました。

6p引きは3面張ですがタンヤオが確定しないので微妙なところ、ツモ6mと4pの比較は一盃口がある分6mの方が嬉しいですね。
この打5pは良いと思います。


6巡目、ツモ5m 打7m

2sか8sを切ればカン3mと69mの1シャンテンですが、ドラか三色は絶対に付けようという2シャンテン戻しですね。

悪くないと思いますが、2s8sのくっつきが弱いので、こうなったら私は2sぐらいは切りそうです。
タンヤオになる可能性はありますし、自然に三色を確定させる手順は厳しそうなので、ドラ受けだけ残して1シャンテンには取ると思います。供託の2200点が大きいですね。


7巡目、ツモ3m 打8s

世界からソーズがなくなりました。なんでやねん。

なってしまったものはしょうがないですが、こうなったら2sを切った方が良いと思います。

おそらくどちらも切る前提で、安全な2sを後回しにしたのだと思います。
しかし、13s引きのテンパイは不満過ぎるので採用したくないですが、6sを引いた時のドラ待ちカン7sは十分採用できそうなので、自己都合で2sを切った方が良さそうです。


下家からリーチが来ましたが、147pでテンパイしました。
全員に通っている2mを切ってのリーチです。そろそろアガらせてほしい。


知ってた。



ちなみにアガれても裏ドラ1つも乗ってません。ひーで。



南4局流れ5本場

可もなく不可もなくな配牌です。供託だけで4500点あるので、最悪安手でもアガりにいきたいですね。

第1打は西から。


2巡目、ツモ3m 打南

リーチを打つためには役牌を鳴かれないように先に処理しておくという考え方もありますが、ドラドラになり鳴いてでもアガりたい手になったので、受け入れに機能していない9mを切って南重なりも見た方が良いと思います。

南ドラドラの5800でも供託と合わせて10300点、瞬間3着目を捲れるので非常に大きいです。


11巡目、ツモ6p 打2s

上家からリーチが来ていますが無視しましょう。

タンヤオのターツも足りていて最悪喰いタンにもいけますし、まっすぐ6pで良いと思います。


上家が下家に放銃して終局、長く苦しい戦いでした。お疲れ様でした。

この後はまとめになります。




まとめ

やはり魂天の方なので、明らかに損をしているような打牌はありませんでしたが、ところどころで微妙に損な選択が詰み上がってしまっているような印象です。私も人のことを言えたものではありませんが……

守備的な打ち方も良いとは思いますが、前に出るべき場面では前に出て、安全度よりも自己都合を優先するような打ち方にまだ課題がありそうです。
特にリーグ戦ではそういった打ち方が必要になる場面も多いと思うので、もっと1シャンテンから押してみたり、他家の動向を一切無視したりと、たまには振り切ってみてもいいんじゃないでしょうか。

この半荘の結果に関してはしょうがないと思います。私が打っていても、多少結果は違うかもしれませんが、大概ラスだと思います。
あまり引きずり過ぎずに、レギュラーシーズン終盤がんばってください。
私もまだまだ足りないことだらけなので、これからも一緒に勉強していきましょう。



それでは、長くなりましたが今回はここまでとなります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


Pacific Dainagon


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