麒麟戦2022 牌譜検討Part.1
Pacific Dainagonです。
2022年4月17日に行われた、雀魂麒麟戦2022に出場させていただきました。
麒麟戦とは、年に4度行われる雀魂の公式大会『四象戦』の優勝者4名で競う、その年の真の頂点を決める大会です。
残念ながら準優勝という結果に終わりましたが、四象戦を勝ち抜いてきた真の猛者たちとこの大舞台で戦えたことは、非常に大きな経験となりました。
さて今回は、そんな麒麟戦の自身の牌譜を振り返っていこうと思います。
四象戦と同じく3半荘の合計スコアで競う麒麟戦、まずは初戦の牌譜を見ていきます。今回は自分の牌譜なのでかなり軽めです。
どうぞ最後までお付き合いください。
東1局
まだ序盤ですが、形が悪く打点もない手なのでややスリムに受けました。
6sを残すと7s引きの58sや、6p3sが暗刻になった時の愚形フォローができますが、7s引きは58sが3度受けになり、6p3sの縦引きは手が進みますが愚形リーのみにしかならないので、6sを残した時の受けはあまり嬉しくないと判断してチートイを強めに見ています。
かなりスリムに受けていましたが、上家のリーチに手詰まってしまいました。
役牌が全て切れていてトイメンの仕掛けはピンズのイッツーが本線に見えたので、実質4pノーチャンス、6pワンチャンスのような気持ちで5pを切りました。一応チートイのシャンテンをキープできるという理由もあります。
ですがこれを含めて4巡凌がなければなりませんし、5pは普通にリャンメンに当たるので、4s3見えでカン3sワンチャンスの3sで気合いオリする方が良かったと思います。
東2局
トイメンは白ポン打4sです。
かなりラフに7pをツモ切りましたが、もうトイメンが張っていても全然おかしくないので、この手ならベタオリした方が良さそうですね。
まだ降りないにしても一旦南が良さそうです。
上家のリーチにケイテンで粘り、下家の7mをポンしました。
リーチの残りスジは36m、14・25・36・69pの5スジです。
親の仕掛けまで考慮すれば降りた方が良いかもしれませんが、4pがワンチャンスなことと親の6s8s手出しで、ソーズで2ブロックのケースじゃなければ降りている可能性もあると考えてケイテンプッシュをしました。
段位戦なら降りていそうですが、トップ取りの短期勝負なのでかなり押し気味の選択をしています。
ただの時間切れです。
初手の回線落ちのせいで持ち時間がなくなっており、降りるのにどのソーズが一番良いか考えていたらドラの5pがすっ飛んでいって死んだかと思いました。
結果的にケイテンを取り切れましたが、本当は取れていないテンパイだったのでかなりラッキーでした。
東3局
トイツを残せばトイトイまで見えますが、4mがドラなことと上家がピンズのホンイツ模様なので、マンズの鳴きやすさ+なるべくピンズに頼らないように2pをツモ切りました。
一応最終形69mになる可能性を残して3mを切っていますが、すでに69mが4枚切れているのでほぼトイトイ固定で打8mが良かったと思います。
ドラを引いた時に切らなければなくなるのが良くないですし、3mはドラ側とはいえ8mとの安全度もそこまで大差はなさそうです。
南1局2本場
ドラ3の手、2枚切れの西を抱えて9mを切りました。
468m457sの2シャンテンですが、8mダイレクト以外は全て9mを切りそうなのと、8mツモもタンヤオが消えて不自由になってしまうので、西を抱えて仕掛けやすくしました。
南3局
この巡目でまだ2シャンテンなのと、ダブ南が入れば満貫あり、どうせ南は鳴くのでここから鳴いていきました。
ソーズは一応リャンメンカンチャンの形ですが、どうせ3sを引いても役がなく、南を鳴く前提なら3sは4566で受けられているので2sから切りました。
南3局1本場
4mが2枚切れなのと、カン2mがかなり良さそうなので固定しました。
4mが裏目りました。
ツモ切りたいところですが、2mも2枚切れてしまったので渋々フリテン25mを残しました。
※ツモ切りでカン2mを残す方が良かったようです
この巡目で自分が切った1枚しか見えていない東がかなり気持ち悪く、東で放銃した時がかなり高そうなので手に抱えてしまいました。
場1字牌に対して少し日和り過ぎていたと思います。
フリテンの5枚切れ25mが残ってしまいましたが、ラスにはほぼならないのと、アガれた時のリターンが非常に大きいのでリーチしました。
南4局
3pが3枚切れになってしまったのと、トイメンに対し少しソーズが打ちにくいので、カン3pを払いながら選択を保留しました。
上家の満貫ツモは捲られますが、跳満放銃もできないので、他家の動向次第では降りも考えていました。
テンパイしたので曲げました。
ツモって裏3の6000オールでした。
南4局1本場
これは一番よく分からないことをしてしまったなと思っています。
2900は3200でアガりトップなので何をしてもアガりたい状況ですが、全体的にピンズが高く、すでに2枚切れの25p2度受けがかなりきついのと、上家に5sが打てないと思いソーズを食い伸ばしました。
(上家白ポン打5m、1mチー打9m)
いくら上家がかなり副露率の高い打ち手とはいえ、この状況で2つターツを落としてこの仕掛けならさすがにほぼテンパイなので、ピンズは先切りになっていません。
マンズは後でもかなり打ちやすいので、鳴くなら9mを切ってブクブクにすべきでした。
それに加えて、よく考えれば5sはそこまで危険な牌というわけでもなさそうです。
リャンメンで当たるなら58sですが、その場合6779の形を引っ張っていたことになり、58s2度受けを残してペン7mを払う手順にかなり違和感があります。(カン8sテンパイからの58s変化はある)
シャンポンには当たり得ますが、ドラ表字牌とのシャンポンなので、その場合片割れが強い待ちになっている可能性が高いです。ですが字牌は1枚切れの中を除いて全て切れており、他の候補と言えば9pぐらいなので、シャンポンに当たる可能性もかなり低そうです。
その辺りを考えても、この7sはスルーした方が良かったと思います。7sチーで良かったみたいです。3p切ったのはダメ。
そもそも鳴いても大して速くなっていません。
最後は上家がツモり、初戦は2着となりました。
かなりラッキーはありましたが、詰めの甘さが出てしまったかなと思います。
ところどころかなり怪しい打牌があったので、しっかり正着を打てていればトップもあったかもしれません。
そんなかなり微妙な初戦でしたが、ひとまずここまでとさせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
引き続き2戦目、3戦目と書いていきますので、よろしければそちらも見ていただると幸いです。
Pacific Dainagon
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?