見出し画像

フォロワーさん牌譜検討 Part.3

こんにちは、Pacific Dainagonです。

フォロワーさん牌譜検討第3回、やっていきましょう。

Part.1,2では玉の間での対局でしたが、今回は金の間での半荘戦の検討になります。苦戦中とのことなので、課題点等なるべく多くのことをお伝えできればと思います。

それでは、どうぞ最後までお付き合いください。



東1局

東1a

まずは北家からのスタート。赤入りのターツとドラ受けもあって、けっこう良い方な配牌ですね。


東1b

第一打は7mでした。

一応ターツは足りていますが、發が重なっても大体2000点にしかならず、7mから横に伸びて1mを切ったメンタンピン赤などは全然見えるので、素直にから切りましょう。

ターツが全て良形だったら良いのですが、序盤は特に愚形ターツが残っているなら良形変化の可能性は残しましょう。


東1c

5巡目、ツモ4p 打4s

ここもまだ4sからの変化を見た方が良いと思います。
1mを残しても受け入れは増えておらず、全員に通っていないので安全度も高くはないですね。

34mを引いても67888で内寄りの変則3面張では微妙ですし、良形になる受け入れが25mの2種類しかないので、3sなどを引いたときの完全1シャンテンはかなり嬉しいです。基本的に捨て牌1段目なら打点上昇と良形の変化は残した方が良いと思います。


東1d

9巡目、ツモ5s 打4pリーチ

テンパイしましたが、34mシャンポンのかなり悪い待ちが残ってしまいました。結果的に良形変化ができていたかは微妙ですが、なるべくこうならない手順を踏みたいですね。

ただテンパイを目指すのではなく、最後に良い形を残せるテンパイを目指しましょう。リーチをするのは良いと思います。


東1e

最後までツモれず、流局となりました。
序盤は安牌などあまり考えず、素直な手組みをしましょう。



東2局

東2a

東2局流れ1本場、配牌はドラはないですが、形はまずまずですね。

第一打は9sから。自身は安いですが、中が重なると躱し手として十分な手になりそうなので良いと思います。


東2b

2巡目、ツモ7m 打7p

受け入れの強い孤立数牌を切り出していきましたが、ホンイツ意識というよりは、前局を見た感じではブロック意識が足りていないように思います。

4メンツ1雀頭の5ブロックを作らなければなりませんが、現状は
567m 79m 34p 北暗刻
の4ブロックしかありません。

全然リーチは打てそうな手牌なので、中を切ってめいっぱいに受けを広げましょう。

一応マンズのホンイツを見たということであれば7p切りはなくはないかと思いますが、まずは素直に手を組みましょう。


東2c

次巡で8pを引きました。こういう受け入れを逃さないようにしたいですね。


東2d

9巡目、ツモ4p 打9m

2シャンテンに手を戻しました。安手ではありますが、8mを引いて良形になれば全然リーチするので、ここでわざわざシャンテン戻しをする必要はないかと思います。
七対子を見たのかもしれませんが、わざわざメンツ手の1シャンテンを崩してまで愚形確定でまだ2シャンテンの七対子にいく必要はありません。


東2e

10巡目、ツモ白 打7m

もう撤退しているようですね。他家の仕掛けも入っておらず、リーチが来ても北暗刻でいつでも降りれるので、ちょっと見切りが早すぎるかと思います。

この巡目で愚形リーのみは曲げたくないですが、ベタオリしたら失点するだけなので、自身がアガれる可能性はなるべく見ましょう。


東2f

その後は下家からリーチが来てベタオリ、流局となりました。

ツモられなかっただけマシですが、テンパイできていればこのノーテン罰符も払う必要はなかったので、テンパイが見えるなら降り判断は焦らないようにしましょう。



東3局

東3a

非常に良い配牌が来ました。ドラが使えて高打点も見えるので、この手はぜひアガりたいですね。


東3b

第一打は8pでした。絶対に字牌を切らない強い意志を感じます。

これはハッキリ言ってめちゃくちゃ損です。6789pを引いてのリーチドラ1の1シャンテンを逃してしまい、単純に速度が大幅に遅くなります

8pの受け入れは6789pの4種ですが、字牌の受け入れは縦重なりの1種類しかありません。リーチをするために字牌が必要な場面なんてほぼないので字牌を切りましょう。


東3c

次巡の7sもツモ切りでした。
これはかなり危ない気がします。字牌を残し過ぎて相当和了を逃してしまっていそうです。


東3e

8巡目、ツモ6s 打1s

7sを切っていなければここで689mのテンパイでしたね、この巡目ですでにテンパイを逃してしまっています。

一応くっつきテンパイの形なので、1sより南を切った方が良いですね。ドラは切りたくないですが、一盃口の役ありテンパイの可能性は残した方が良いと思います。


東3e

9巡目に下家が親に放銃して、5800は6400の横移動です。

この局はかなりアガれていそうな局だったのでもったいなかったですね。課題が見えたのではないかなと思います。



東3局3本場

東3-3a

配牌はドラのトイツがあって、形もまずまずですね。ちゃんと字牌を切っていて良いと思います。


東3-3b

2巡目、ツモ1p 打8m

8mを切っても良いですが、1135sを2ブロックと見ると現状6ブロックになっているのが分かるでしょうか。

ちょっと愚形が多いので、6ブロックをほぐしつつ7m引きの良形変化を見る1s切りを推奨します。


東3-3c

3巡目、4mツモ切り

これはさっきよりもかなり1s切りに寄る気がしますね。
4mは8mよりも良形になる受け入れが多いので、愚形部分をほぐしてリャンメンを作りにいきたいです。

ちなみにですが、「3トイツ最弱理論」はご存じでしょうか。ざっくり言えば「3トイツある形は受け入れが弱い」という理論なのですが、それを知っているとけっこう1s切りを選べるのではないかなと思います。


東3-3d

6巡目、ツモ赤5s 打1s

1mがすでに1枚切れてしまっていて、メンツ手が厳しいと見れば七対子に決め打つのもあると思いますが、普通はメンツ手の受け入れを重視して良いと思います。

11355sから1ブロックを作れれば良いので選択肢としては1sか5sですが、1sのシャンポンはすでに1枚切れなのと、4s引きに加えて5sを縦引きした時にも赤5sが使えるのでここの1s切りは良いと思います。


東3-3e

9巡目、ツモ1m 打赤5sリーチ

一番嬉しいテンパイになりました。赤5sは出ていく形になってしまいましたが、ドラ3の良形テンパイなのでこれは絶対にリーチですね。


東3-3f

押し返してきた親に放銃となってしまいましたが、これはしょうがないですね。ツイてなかったと割り切って次へいきましょう。



東3局4本場

東3-4a

ダブドラ入りのリャンメンがあって、まずまずの配牌ですね。

第一打は西から、ちゃんと字牌を切っていますね。字牌を抱え過ぎと言うよりは、役牌を大事にし過ぎなんだと思います。


東3-4b

2巡目、ツモ8m 打1m

6ブロックになったので、5ブロックにしつつタンヤオを見るこの1m切りは良いと思います。
赤5pがダブドラで打点もあるので、鳴けるところは全部鳴いていってしまっても良さそうです。


東3-4c

3巡目、6sチー 打3m

この仕掛けは良いと思います。ですが3トイツの形がやや不満ですし、役牌はどちらも安全なわけではないので、役牌どちらかを切って4mや赤5m引きの変化を見たいですね。

赤かドラがもう1枚使えれば満貫(7700)なので、これぐらいの巡目ならまだ可能性を残した方が良いと思います。


東3-4e

6巡目、ツモ赤5m 打8p

なくはないですが、この赤5mを残すなら3mを切ってはいけなかったですね。

赤5mを残すときにどのトイツを落とすかですが、私は中を切りたいです。その理由はこの次に続きます。


東3-4f

7巡目、7sポン 打8p

この形になって47pから先に埋まった場合、中の片アガりになってしまうんですね。

8pは1枚切れでしたが、8mと中のシャンポン待ちが残ったとき中でしかアガれなくなってしまうので、実質的に待ちは2枚だけになってしまいます。
8mと8pのシャンポンなら3枚の待ちなので、見た目枚数で1枚少ない8pですが、最後に残ったとき実は8pの方が待ちが多くなっています


東3-4h

テンパイが入って、16巡目に親から出和了できました。

仕掛けは良かったですし、この局の手順は悪くなかったかなと思います。



東4局

東4a

ようやく迎えた親番、配牌はかなり良いですね。ドラ受けもあるので打点にも期待できます。

第一打は南でも良いですが、の方が良いですね。
ほとんどピンフになりそうな手で、雀頭がないので南の重なりは全然嬉しいです。白は重なっても雀頭がなくなるので鳴きにくいですし、鳴くとほぼ白のみの1500点にしかなりません。鳴かれやすさも白の方が上なので、先に切ってしまいましょう。

とは言ってもそこまで重要な話ではないので、とりあえず字牌が切れていればOKです。


東4b

2巡目、2pツモ切り

やはり役牌を大事にし過ぎですね。白の重なりは全然嬉しくないので白を切りましょう。一応234の三色の可能性なんかも若干ありますが、細かいことは考えず字牌を切れば大丈夫です。


東4c

2pが被ってしまいました、これはかなりの激痛です。

白重なりは逃しても全然痛くないので、こういう嬉しい受け入れを逃さないよう気を付けましょう。


東4d

6巡目、ツモ3m 打4m

雀頭がなく、マンズは連続形で雀頭を作りやすいので5pか7sを切りたいですが、順子を固定するにしても4mより1mですね。6pを引いたときにタンヤオになる変化を逃してしまっています。
自然に狙える手役は逃さないよう注意しましょう。


東4e

8巡目、ツモ7s 打1m

トイメンからリーチが入った一発目、前巡7sを切ったところにまた7sを持ってきてしまいました。

1mを切るのはほぼ降りているのかと思いますが、1mは無スジなので降りるなら現物の2mか3mを切りましょう。押すなら7sを切った方が良いので、やや中途半端かなと思います。


東4f

トイメンに一発でツモられて、2000,4000の親被りになってしまいました。
これ自体はどうしようもないのでしょうがないですね。

連続形はメンツを作るのにも強いですが、雀頭を作る時にも優秀なので雀頭がない時は特に大事にしましょう。



南1局

南1a

自風の北が暗刻、2メンツとドラ入りリャンメンがある非常に良い配牌が来ました。かなりの高打点が期待できますね。


南1b

上家の第一打の1sをチーして8pを切りました。

ラス目の親番なので早く流したい気持ちも分かりますが、鳴く時の注意点がいくつかあります。

・この手は鳴かなければアガれなさそうな手か
・鳴くのと門前で打点はどれぐらい違うか
・鳴いたターツは急所か(愚形、複数枚切れてしまっているなど)

細かく上げればもっとありますが、ひとまずはこれらについて考えてみましょう。

まずこの手、配牌時点で2シャンテンです。配牌の平均は大体3.4シャンテンなので、かなりまとまった手であると言えます。
さらに受け入れも優秀で、ソーズの1~7、8pくっつきの6789pを引くと1シャンテンになります。つまり、鳴かなくても門前で十分アガれそうな手です。

次に打点ですが、この1sを鳴くとさらにドラを引いても使うのは厳しいので、ほぼ北ドラ1の2000点になります。
門前の場合、すでに北とドラ1はほぼ確定しているので、リーチをするだけでリーヅモ北ドラ1で満貫級が見えます。
そうなると、鳴いた場合と門前の場合で約6000点の差があることになります。

最後は鳴いたターツが急所かどうかですが、14sはドラ表字牌と合わせてもまだ2枚目ですね。残り6枚あるなら、焦って鳴かなくても良さそうです。
また、14sを鳴かなくても、ドラの2sが重なったりした場合今度は566sの部分をリャンメンで使えるようになります。
なので、この14sも急所とは言えない、焦って鳴く部分ではないかなと思います。

ということで、この1sは鳴かない方が良いです。満貫をアガれればトップがかなり近づきますし、鳴かなくても十分に和了が見込めます。

チーして切る牌も8pより白が良いですね。鳴いた後に4ブロックを作らなければなりませんが、現状3ブロックしかありません。あと1ブロックを作るなら受け入れの狭い白よりも8pがあった方が良いです。
5ブロック理論への理解がまだ甘いようなので、意識しましょう。


南1c

こういった嬉しいテンパイを逃してしまうことになるので、字牌よりも数牌を残しましょう。


南1d

7巡目、1sツモ切り

36mのテンパイが入りましたが、親リーが来ています。
北を切ると完全にベタオリになってしまうので押すしかないですが、2000点の安手ではあまり押したくないですね。

安い仕掛けをすると、見返りの少ない手でリーチに対して押さなければならない場面が増えます。
これが満貫の手ならばかなり押しやすくなりますよね。なので、高打点が見えるときは安くなってしまう仕掛けをしないようにしましょう。


南1e

9巡目にトイメンが親に放銃となりました。
自身が放銃していてもおかしくなかったのでかなり危なかったですね。

副露判断は難しいですが、まずは「鳴かないとアガれなさそうか?」ということから考えてみましょう。



南1局1本場

南1-1a

配牌は字牌が多いですが、数牌はまとまっているので悪くはないですね。

第一打はすでに上家にポンされている西から。


南1-1c

この局は特に何事もなくタンピン三色赤赤のリーチまで行けて良い感じでしたが、押し返してきた上家にツモられてしまいました。

高い手が入ってもアガれないのは苦しいですが、下家が親被りしてくれたのは悪くないと切り替えていきましょう。



南2局

南2a

配牌はまだ3ブロックしかありませんが、形はまずまずですね。ツモ次第では先制リーチも打てそうです。

第一打はオタ風の東から。


南2b

3巡目、ツモ8p 打2s

本当なら發か白を切りたいところですが、トイツが増えてしまって門前だとやや苦しいかもしれないので、これぐらいなら役牌を残すのも悪くはないかなと思います。


南2c

9巡目、ツモ2p 打3pリーチ

素直に進めて、ピンフ赤のリーチが打てました。
ツモの入り方によっては素直な打ち方もできるようなので、常にこのようなリーチを目指せると良いと思います。


南2d

最後までツモれず流局、なんと47mは3枚王牌でした。

門前のときのツイてなさが目立ってしまいますが、アガれないものはしょうがないので割り切っていきましょう。



南2局1本場

南2-2a

そこそこ良さそうな配牌が来ました。ピンフドラ1か、うまくいけばピンフ一盃口ドラドラなどを目指していきたいですね。

第一打は1pでした。1pも大体使いませんが、親に東を鳴かれるのも嬉しくないのと、まだブロックが足りず一応1pを使える可能性もあるので、最初はめいっぱいにから切った方が良いと思います。


南2-2b

2巡目、ツモ4m 打東

ここはを切った方が良いですね。2枚切れの中はほぼ使えませんし、東が重なった時にはピンフにもなります。

おそらく守備意識だと思いますが、1枚切れの東も十分安全ですし、守備意識で和了を逃してはもったいないので、ちゃんといらない牌から切りましょう。


南2-2c

4巡目、ツモ6p 打7m

ここは9sを切るのが良いかと思います。

3mや7mを切るとほとんど9sを雀頭にするしかなくなってしまうので、あまり強くない亜リャンメン頼りの形になってしまいます。

ピンズのリャンカンは良い形なので触らずに、マンズは123457mが良い形で受けられるので、一番弱い亜リャンメンの部分を払うのが良いのではないかと思います。

マンズの形がごちゃごちゃしていて難しいかもしれませんが、今回のようにヘッドレスで連続形や複合形があるときは、迷ったら亜リャンメンを切ると覚えてしまって基本的には大丈夫です。


南2-2d

10巡目、ツモ4s 打4p

1シャンテンですが、下家からリーチが来て、しかもネックのカン5pをポンされてしまいました。これではアガるのはほぼ無理なので降りましょう。

降りるときに何を切るかですが、一番安全なのはスジで2枚切れの9sです。単騎にしか当たりません。
中スジの4pもアリはアリですが、ただ「中スジだから」だけではあまり良くありません。

上家はリーチ宣言牌の5pをポンしてスジの2sをトイツ落とししていますね。マンズとソーズの中張牌がバラバラと切られているのにピンズは1枚も切られていないので、ピンズのホンイツの気配があります。

もしピンズのホンイツなら、まだピンズが溢れていなくてテンパイまではしていなさそうな今のうちに切れるピンズを切っておきたいので、そこまで分かった上で4pを切るのはOKだと思います。

これが分かっていないで4pを切ったのなら、安全度の比較が曖昧な可能性があるので、スジの安全度の比較や切られている枚数のカウントを注意してやってみましょう。


南2-2e

12巡目、ツモ3m 打2m

ここもそうですね、2mはシャンポンやカンチャンに当たる可能性がある牌です。9sを切りましょう。


南2-2f

と思ったらテンパイして、6pを切ってリーチしていました。回っていたということなのでしょうか、だとしたらこれも危険ですね。

下家の和了は回避したいところですが、最悪なのは自分が放銃することです。それでもこの手が放銃するリスクに見合う手ならば良いですが、スジを2枚と無スジ1枚を押して愚形でリーチドラ1では全然見合っていません。最低でも3翻以上、満貫クラスはなければ見合わないかなと思います。

上家が押していて、上家が流してくれる可能性や横移動で済む可能性も全然あるので、これは大人しく降りた方が良いです。


南2-2g

上家が6pをポンして切った6mで下家に放銃、裏も乗って満貫の横移動になりました。

下家に満貫をアガられるのも厳しいですが、6pで自分が放銃していてもおかしくなかったので危ないところでした。

リーチに押すのは良形の満貫手1シャンテンぐらいの、よほど良い手のときだけにしましょう。愚形確定ならほとんどの場合で降りた方が良いです。



南3局

南3a

第一ツモでカン2mが埋まって、けっこうまとまった手になりました。

第一打は9mでしたが、3着を捲るために打点が必要な場面で、白が重なっても大体1000点にしかならないのでを切りましょう。


南3b

2巡目、ツモ南 打3p

リーチを目指して白を切りましょう。


南3c

3巡目、ツモ南 打2s

ダブ南がトイツになったのは嬉しいですね、打点が見えるようになりました。
しかし現状まだ4ブロックしかないので、ここも数牌は残して白を切りましょう。


南3d

9巡目、4pチー 打5p

4pをチーするとテンパイですが、これは鳴かない方が良いです。

3着目の下家とは4000点差あり、打点を作るためにリーチしたい場面です。南すら1回スルーしたいですね。これを鳴くと南バックの苦しい待ちな上に、2000点にしかなりません。

リーチダブ南の5200以上がアガれれば3着を捲れるので、その可能性を潰してしまう鳴きはあまり良くないかなと思います。


南3e

その後、下家からのリーチに上家が放銃して横移動となりました。

結果的にアガれていたかどうかは微妙ですが、打点が必要な場面であることは考えておけると良いと思います。



南4局

南4a

配牌はあまり形は良くないですが、123の三色などになれば高打点が狙えますね。

第一打は9sから。123の三色には9sは不要ですが、西の方がもっといらないので西を切りましょう。


南4b

3巡目、ツモ4s 打發

こうなった時に9sが残っていれば、三色と一気通貫の両天秤がかけられますね。こういった可能性を取りこぼさないよう気を付けましょう。


南4c

5巡目、ツモ2p 打4s

この4s切りは良いと思います。そもそも6ブロックなのでターツオーバーですが、しっかり手役の可能性を追えていますね。


南4d

6巡目、ツモ東 打7s

この東は自分で切っているのでほぼ使えませんね。
まだ9s引き戻しや8s引きでイッツ―の可能性は残っているので東を切りましょう。ラス目のオーラスで守備のことなど考える必要はありません。自分の和了に全力で向かいましょう。


南4e

9巡目、ツモ2m 打1sリーチ

狙い通り123の三色確定のテンパイになりました。細かいことを言えば7700を誰に直撃しても捲れるのでダマにしても良いですが、一発で決めに行くためにリーチでも良いでしょう。


南4f

上家から追っかけリーチが入って、トイメンが放銃して終局となりました。
着順は4着のままで、残念な結果となってしまいました。



まとめ


手組みの部分に課題が多いですね。役牌を残し過ぎてかなりの数の和了を逃してしまっているようなので、まずは素直な手組みをできるようになりましょう。役牌はそんなに強くないです。それよりもリーチの方が100倍強いので、牌効率通り字牌を切って数牌を残して、1回でも多くリーチが打てるようになりましょう。

牌効率自体にもまだ課題がありそうなので、YouTubeなどで勉強すると良いのではないかと思います。もうご存じかもしれませんが、私もお世話になっている平澤元気さんのチャンネルのリンクを貼っておくので参考にしてみてください。

今回話に出していた「5ブロック理論」や「3トイツ最弱理論」などのセオリーをもしご存じでないなら、平澤さんの動画などで勉強してみると良いと思います。


後は押し引きや副露判断、点数状況判断など諸々の課題もありますが、まずは牌効率を身につけましょう。

テンパイしたらリーチ、先制リーチを受けたらベタオリを徹底して、それでも勝てなくなったら今回私が言っていたポイントについて学んでみると良いのではないかなと思います。
私が以前書いた記事も参考になるかもしれないので、こちらもリンクを貼っておきます。必要になったら読んでみてください。早く雀豪になれるよう応援しています。



それでは今回はここまでとなります。

例によって長くなってしまいましたが、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

Pacific Dainagon

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?