PDGONのΣリーグ振り返り:プレーオフ最終節
Pacific Dainagonです。
いよいよファイナル進出を賭けたプレーオフの最終節が来ました。
気合いは十分です。
最初に現在の状況を確認しておきましょう。
プレーオフを争っているのは縁~Emperor Peng Inc.までの8チーム。
その中で上位2チームがファイナルに進出でき、縁は現在首位に立っています。
一番近いAPBとは69pt差、Pleiadesとは107.8pt差です。
一応改めて確認すると、Σリーグの順位点は
50-10-△10-△30
となっており、トップラスだと1半荘で普通に100pt近く動いてしまいます。
縁は現状優位ではありますが、全く油断はできません。
条件戦で普段とは変わる部分もあるので、今節の立ち回りはしっかりと考えておきたいところ。
対戦表はこちら。
私は第1試合A卓(左上)です。
対戦相手は、APBからエンデさん、ぽんてんから七瀬くりむさん、Pleiadesから柵@よーこさんです。
現在1位の縁、2位のAPB、3位のPleiades、7位のぽんてんという組み合わせ。
立ち回りが難しいところではありますが、基本は連対狙いのような打ち方になるのかなと思います。
第1試合終了時点でまだ1位なら、APBとPleiadesの両方が大きく稼がないと2位より下に落ちることはありません。
第1試合2着の場合、APBがトップでも素点次第、Pleiadesがトップならほぼ1位をキープできます。
ぽんてんのトップは他2チームが落ちてくれるので、縁としてはありがたい展開です。
そのため、トップを取れるなら取りたいところですが、2着でもけっこう安全圏になるかなという状況です。
自分がトップになれない時は、なるべくAPB以外、可能ならぽんてんにトップを取らせつつ、最悪なラスだけは避けたいといった感じでしょうか。
2試合連続で逆連対となると、3位のPleiadesだけでなく、B卓の1試合目でトップを取ったチームに抜かれてしまう可能性もあります。
場合によってはB卓の結果をお祈りするような展開になり得るので、なるべく自力で決着をつけたいですね。
条件を頭に入れつつ、プレーオフ最終節に臨みます。
それでは試合の振り返りに入っていきましょう。
東1局
役牌の北が暗刻で2メンツ。
リーチ手順でも行けそうですが、ホンイツにすればけっこう5200以上になりそうですし、白は重なると一気に満貫が見えるため切りづらく、かなりホンイツを強く見ていました。
カン6pだとテンパネして5200が確定しますが、リャンメンだと出アガリは3900になってしまいます。
9pが3枚切れのためカン6pを続行する手もありそうですが、残り1枚とはいえ全員が使っていなさそうな9pは山にいそうで、3900でも十分大きいのでリャンメンに取りました。
まずはこれをしっかりアガって、順調な出だしです。
東2局
2枚切れの中を引いて、ドラの7sを先切りしました。
普通なら引っ張りたいところですが、絶対にラスを引きたくない状況なので親リーが来た時にドラを勝負したくないですし、メンピンドラドラなら打点的には十分なので、なるべくリスクを負わずにアガりにいくために安牌を持ちました。
一応上家には瞬間47sは通っていますし、下家は何か手役に寄せていそうですが、9sが第一打なのでチャンタのペン7sもなさそうというのも確認して切っています。
今回はニシキとγの2タイプで解析していただきました。
NAGA的には先切りは無し。
段位戦なら私も切りません。絶対しないとは言いませんが。
2着で全然OKなこの状況だからというところです。
369m全て切れそうですが、この瞬間3mが通っているので、一応下家のチャンタをケアして3mを切りました。
上家はずっとツモ切りで、2sが通っているので5sもほぼ通ると思っていますが、58sはワンチャンスなものの否定されてはいないのと、6sツモのピンフドラ3はダマで良いので一旦中を切りました。
7sが4枚見えたことで上家の58sもなくなり、自身の和了も微妙な巡目になったのでケイテンを取りました。
仮に上家のカン5sがあったとしても、ほぼ安いので構わないと思っています。
5sは場1なのでシャンポンもかなり薄いでしょう。
ここは上家がツモって局が流れます。悪くない展開。
東3局
自風の南が重なりましたがすでに2枚切れ。
もう0メンツからメンツ手に行ける巡目ではないので、大体守備気味の七対子になるかなと思っていました。
七対子なら2枚切れの7sが一番不要ですが、7sは上下に現物でトイメンにもスジなので安全度が高く、まだ最後の7sを引いて使える可能性もあるので、場に高いマンズから処理していきました。
マンズは場況・安全度ともに大差ないので、一応ケイテンのためにターツは残しています。
NAGAは7s。
この辺はNAGAには理解されないだろうと思いながら切っています。
南で守備力はありますが、自分の和了よりも絶対に放銃しないよう守備を最優先にしています。
マンズを切ってもいいですが、親の捨て牌がかなり派手で、どうせ自分の手牌価値はないのでダマテンを警戒しています。
3sはダマに当たることはほぼないかなと思っていましたが、実際はペン3sのダマが入っている可能性もあったので、少し危なかったかもしれません。
ダブ東暗刻は聞いてない。
この後はリーチに対してベタオリしていましたが、トイメンが跳満ツモ。うちとしては嫌な展開です。
東4局
悩ましい手牌。
「ドラ1あったらリーチ手順」というのが基本ですが、この手はまっすぐ組むと赤5sもドラの北も使えない可能性があります。
それならばいっそ全部使い切れるようにということで、振り切って3mから切りました。
メインはホンイツで、先にもう1つ暗刻ができた時だけはトイトイも見ようかなというところです。
ここはNAGAも3m。
難しい手でしたが正解を選べていそうで良かったです。
1pからポンするとホンイツがなくなってしまい、トイトイのみにはしたくないのでスルー。
手がグングン伸びて来ました。
もちろん鳴いて1シャンテンに取ります。
發と中は本当にどっちでもいいんですが、一応白が2枚見えている分、裏ドラ効率(リーチに放銃した時に發の方が裏ドラになりにくい)で中を切っています。
裏ドラ發で草
裏ドラ効率なんて役に立ちません。
發が重なりました。このために残したから。
6sを打ってトイトイを見る手もなくはない、というかないですね。
もう18000は確定なので、さすがに和了率は下げられません。
ということで3sを切ります。
3s一択。さすがにね。
はい天才!最強!!フゥッ!!!!!!!
下家からリーチが来ました。地の果てまで押します。
發と北どちらも単騎にしか当たらず、どちらを切っても自分の打点は変わりませんが、単騎に当たった時は北の方が高いので發を切りました。
まぁ發は裏ドラなので変わらないんですけど。
6sを切ったら三倍満?
うるせえ。
はいナイスッ!!インパチ!!!!!やったぜ!!!!!!!!
東4局1本場
先ほど18000をアガってかなり連対は近づいたので、少し守備的になっています。
エンデさんにドラを鳴かれるのがかなり嫌なので、なるべくドラを切らずに済むよう七対子を残しました。
七対子できなさそうですけどね。普通に2pでいい気はします。
下家からリーチが来ました。
瞬間6sツモだけは發も押す気でしたが、そうでないなら戦いません。
現物はないので北のトイツ落とし。
上家からもリーチが来ました。
ちょっと捨て牌が派手ですが色々ありそうですね。
ひとまず完全にベタオリします。
ホァッ!?ツモスー出て来たんですケド!?!?
まぁまぁ、今回は親被りじゃないので良しとしましょう。
よーこさんの跳満で上が平たくなってしまったのは喜ばしくないですね。
南1局
東はオタ風ですが、今の点数状況的にもチーム状況的にもくりむさんの親は押したくないので、安全度が担保できてリーチも打たずに済むホンイツに寄せていきました。
7mの方を切ると七対子なんかも見えますが、残りのピンズと字牌どれが重なってもホンイツにしてしまうので七対子にはならず、若干河を大人しくするように9mから切りました。
くりむさんの親リーとは勝負できません。
ということで8pチーもせず、ベタオリしていきます。
この後親が2000オールで連チャンになりましたが、これは別に悪くありません。
南1局1本場
ドラ3あるのでタンヤオに寄せたさはあります。
とはいえ形が苦しいので、くりむさんの親番であんまり鳴き散らかして喰いタンもしたくなく、やや門前寄りに2pをツモ切りました。
13枚あれば降りれる理論。
2pを切ってもタンヤオに行けるルートもあると考えていましたが、ここはちょっと微妙ですね。
NAGAはペンチャン落としでタンヤオ寄せ。
満貫の加点は大きいので、この状況でも鳴き手にすべきだったでしょうか。
条件戦わからん。
タンヤオ、七対子、リーチ、全部残して9pを切りました。
現状はペン3sターツを自然に残せますが、1sが上家とトイメンの現物なのであまり切りたくないところです。
親リーに安牌がありません。
降りれるなら降りたいですが、自分の打点もあるので降りられない以上は押していきます。
5sワンチャンスの36sを切るんですが、7sツモでドラが出ていくのが嫌だったのと、一応カン3sがある分3sの方が危ないということで6sから切っていきました。
ですが36sはどうせ両方切りますし、8sはドラですが手順上は比較的切りやすいので、使えなくなったら切っても良さそうです。
普通に3sからで良かったかもしれません。
NAGAはずっと8sを切れと言っています。
あんまり切りたくないですかね。
当たる可能性は全然あり、放銃打点も高過ぎますし、8sを切ると手牌価値もなくなってしまいます。
相変わらず安牌がないので、ラストプッシュといったところです。
テンパイしたら全然戦いますが、次の無スジは降ります。
最後に手詰まった上家から下家へ横移動し、安手でしたがこれも悪くない展開です。
南1局2本場
上下に仕掛けが入っていますが、やはり下家の和了は問題ないので特に絞ったりはしません。あわよくば横移動してほしい。
しかし打点が分からない以上放銃はしたくないので、2副露が入るとさすがに少しケアします。
ということで、親に現物で上家にも通りそうな8sを切って形を維持しました。
この後上家の1000,2000ツモで、ようやくくりむさんの親が終わります。
南2局
發は生牌なので安全でもないんですが、エンデさんの親番でアガらせるのは嫌なので、後手でも多少頑張るために安牌気味に發を持ちました。
ヘッドレス形なので89mの縦引きでも手が進むからというのもあります。
7mを鳴いた途端2軒リーチが来ました。
カンも入っていますし、西があるので普通は降りますが、
・エンデさんに47sは本命ではない
・2軒に対し愚形で当たることはほぼない
・瞬間の現張り58pは上家から出てもおかしくない
・西を切ると復活できない
・最悪くりむさんへ満貫ぐらいの放銃はエンデさんがアガるよりマシな可能性がある
・エンデさんの親を流せるのが非常に大きい
この辺の理由で押しました。
くりむさんに満貫放銃で着順が落ちないなら多少押しやすいですが、2着に落ちてしまうこの状況だと微妙ですね。
降りた方が良い可能性も全然あります。
NAGAはもちろん降り。
条件戦わからん。
なんでや……
これが嫌だから押したんですが実らず。
南2局1本場
またしても親リー。
さすがにこの手は戦えないので、お祈りでベタオリします。
絶望。
ほな横移動してくれ……
4pと7sがどちらも現物。
下家が仕掛けていて、アガってくれるのは歓迎なんですが、この巡目だともう鳴かれてもアガりまでは辿り着けなさそうです。ケイテンの可能性も全然あります。
そうなると下家にテンパイを取られて1人ノーテンになるのが最悪なので、下家に鳴かれにくそうな4pの方を切りました。
ギリセーフ。しんどい。
南2局2本場
良い手が来ました。
リーチも行けそうですが、親は落としたいので2sと8sは鳴くつもりです。
上家の捨て牌が怪しく、ピンズホンイツなんかに8pが間に合わなくなってしまうかもしれない、7pが鳴けなさそう、7pが入ってもツモり三暗刻も消えてしまう、赤5mくっつきも見たい、ということで8pを先に切りました。
8pポンされるとは思ってなかった。
ですがテンパイ、三暗刻もありますがこうなったら和了率を取ってリャンメンで曲げます。
上家よく見たら全部私が鳴かせてる。
なんと14s7山。勝ったな^^
おいおい危ねえだろうよい
?
???
???????
南3局
はぁ。跳満裸単騎放銃するしドラの2p枯れるし……
ムカついたのでリーチ。
というのはもちろん冗談で、ドラが全て見えたことで副露の想定打点はかなり下がり、もしくりむさんから追っかけられても多少放銃してもOK、よーこさんが降りてくれたらラッキー、うっかりツモって跳満とかになったらよりラッキーということで勝負に行きました。
この安い放銃は別にOKということですね。
よーこさんは降ろせたので、リーチの甲斐はあったというものでしょう。
勝負のオーラスです。
南4局
リーチ手順で役牌から切るか迷いましたが、ドラの8pを引いた時に鳴いて5800~が十分見えるので1pから切っていきました。
ドラで打点が上がって手も進むので、ここから発進しました。
5pならスルーしています。
全然間に合わないんだねぇ。
悲しいです。
結果
ということで、私は3着でした。
APBにトップを取られ、Pleiadesも素点のある2着、自分がラスを引く以外だとおそらく最悪な結果になってしまいました。
自分にできる全てはやり切ったつもりですが、不甲斐ない結果で申し訳ないです。
縁は瞬間2位に落ち、2戦目のとっつあんを応援しながら他卓の結果もお祈りして、いよいよプレーオフ最終順位は……
縁は最終2位!
なんとかファイナル進出を決めることができました。
今節の私ととっつあんは厳しい展開でしたが、これまでのチームの奮闘の甲斐あって、なんとか逃げ切りとなりました。
チームメイトたちには本当にたくさん救われてきたと思います。
これでいよいよ、残すはファイナルのみ。
こちらも5節10試合と短いですが、後は優勝目指して腕を振るだけです。
ファイナルは7/26(水)から始まります。
ななない、BCC、APB、縁の4チームで、第1期Σリーグの優勝を争います。
最後の大勝負、私も一戦一戦魂を込めて試合に臨んでいきます。
縁の応援配信アーカイブはこちらから。
(ゲスト:雪霧雪さん)
Σリーグ公式アカウントのチェックもよろしくお願いします。
それでは、今回はここまでになります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今後もΣリーグとチーム縁の応援をよろしくお願いいたします。
Pacific Dainagon
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