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PDGONの第3期Σリーグ振り返り:レギュラー第10節

Pacific Dainagonです。

今回は、6/23(日)に行われた、第3期Σリーグのレギュラーシーズン第10節の試合を振り返っていきます。


対戦表はこちら。
私は第2試合A卓です。

対戦相手は、牌まに矢絣さん、縁スズメちゃん、ホープフルAヨーテルさんです。

矢絣さんとヨーテルさんは今期2度目の対戦。同じ人によく当たります。
スズメちゃんは第1期Σリーグ縁でお世話になった相手ですが、勝負に情けは無用。同じ卓を囲むのは久々なので楽しみです。


それでは、試合の振り返りに入っていきましょう。

どうぞ最後までお付き合いください。




東1局

4巡目、3p345チー 打7m

ホンイツのターツが足り、残るターツも全て悪くない形になるので、ホンイツに一気に寄せました。

234で鳴く手もありますが、その場合は一旦南を切って發ポンの1000点も許容する手順になるかと思います。
ホンイツへ渡る時に孤立牌の2pが弱いのと、染まらないと全く打点もない手になってしまうので、染めるなら一気寄せで良いかと思います。

南を切ってしまっているのが少し痛かったです。


1巡目の手牌。

打8sもあるとは思いますが、南も1枚切れていてこの段階ではリーチもそこそこ打てそうなので、見返してもとりあえず南を切りそうです。



東2局1本場

10巡目、ツモ8s 打3mリーチ

ピンフのみのテンパイ。

親リーが来ていて、8mは親の現物ですが、追っかけました。

親リーに対してはダマにする手もあるとは思います。
特にこの局面だと、
・打点上昇の手替わりがある(569s、赤5p)
・親の現物待ちである
・ツモ6pは3pとスライドできる
とダマにする理由もそれなりにあるので、通常よりはダマ寄りになるかなとは思います。

しかし、確定の打点上昇という、リーチする理由も非常に大きいです。

58mが待ちとして悪いわけでもないですし、3mもリーチに全く通っていないので、自分の打点を上げないと期待値的に損な捲り合いを強いられることになります。
58mでアガれた時も打点が下がっていては損です。


それ引くならダマにするよという感じですが、これが58mだったとしても痛いです。
特に赤5mなら満貫、跳満の抽選を逃してしまうので激痛です。

局収支上、ピンフテンパイは親リーに対しても基本的に追っかけ優位なので、私はこれからもリーチしていくかなと思います。



東2局2本場

7巡目、ツモ發 打8m

7巡目で0メンツは相当後手を踏んでいそうなので、完全安牌の發を引いたタイミングでスリムにしました。

アガるには123の三色で鳴いていくぐらいしかなさそう、かつメンツがないのであれば一応七対子の目も残しておきたいということで、打8mとしました。



東3局

5巡目、ツモ5p 打6m

ターツは足りているので打8pとして好形を求めにいく手もありますが、現状のターツが愚形が多いとはいえほぼ全て打点に絡んでおり、6mのくっつきも3mと受けが被っているのでそこまで価値は高くなさそうです。

なので、カン7pから入った時にターツ選択の余地を残せるよう、ストレートに打6mとしました。


11巡目、1mツモ切り

トイメンは發ポン打北、7sチー打白です。

6pが切られた後に安牌っぽい牌が切られて、ソーズホンイツの可能性もあるものの普通の手ならけっこう張っていそうです。

カン2m引きは赤5mが出ていってしまうのと、2pの方が通りそうなので打2pも考えましたが、2m引きのテンパイでも赤2枚は使えていますし、2pも別に通っている牌ではありません。

ということでまっすぐ1mを押しました。


12巡目、ツモ2s 打1m

前巡はまっすぐ押しましたが、少し話が変わりました。

2sはカン4sだったところからリャンメンになる上に、今度はカン2m引きのテンパイが、高目一盃口とはいえリーチドラ1止まりになってしまう可能性があります。

さすがにそのテンパイで全く通っていない赤2枚を押していくのは分が悪いかなと考え、1mを並べました。


同巡、2pスルー

実戦は2pをスルーしてしまいましたが、鳴いても満貫ですし1sはそこそこ通りそうなので、鳴いても良かったかなと思います。

結局カン4mには依存してしまいますし、門前限定の14sと鳴ける234sなら後者の方が良さそうですね。

しかし結果論ではありますが、ポンしていてもアガれてはいなさそうなのが苦しいところです。



東4局

6巡目、ツモ6s 打7s

發が暗刻なのでドラが出ていっても1翻は約束されており、なんでもリーチを打つ気で7sを切りましたが、ここは打5mが良かったかなと思います。

5mを切るデメリットは、ドラが出ていってしまうとはいえテンパイする5m6sのシャンポン受け4枚がなくなってしまうことです。
これに対し他のメリットが勝るかどうかですが、まずメリットとしては24p縦引きでの完全形への変化があります。これは打7sの場合に比べ明確に嬉しい変化ですが、とはいえこれだけでは少し弱いです。

他には、ツモ58sでのヘッドレスもあります。
この場合はツモ3pでドラ単騎もしくは發を切っての36mとなってしまいますが、次の4mでテンパイできたり、234pの3種で好形になるので、これもそれなりに嬉しい変化と言って良いでしょう。

もう一つ大きいかなと思ったのは、ツモ4mの場合です。
打7sとしていた場合は24pを切って36m二度受け+45m6sになりますが、打5mとしているともう一度打5mとして4m3p568s受けになります。


A.打7s→ツモ4mの手牌
B.打5m→ツモ4mの手牌

文字だけでは分かりにくいかと思うので、画像を用意しました。
より分かりやすいようにツモ4mは手の中にいれてあります。

門前手の場合は好形になりやすい分Aの方が良いかと思いますが、今回は發が暗刻で鳴ける手なので、Bの形の方が良さそうに感じます。
Aは36mチーでリャンメンテンパイになりますが、ドラ表に見えている上に1枚鳴いてかなり弱い36mですし、ポンから入った時の変化も弱く、少し鳴きにくいです。
鳴き手の場合はBのカン3pテンパイからでも変化があるのが大きいですね。


ここまで揃っていたら、瞬間の5m6sシャンポンの4枚を犠牲にしても元が取れるんじゃないかなと思います。

とはいえそこまで大きな差ではないと思いますが、冷静に振り返ると見えてきた反省点です。


打5mとしていたらここでカン3pのテンパイ。

これを逃してしまったのはかなり痛いです。
敗着はここだったような気がします。


10巡目、ツモ2m 打2p

トイメンからリーチが来てしまいました。

まっすぐ押すなら2mですが、2mは無スジな上、これを切るとそこそこドラの4mも切ることになってしまいます。

押しているのに手牌価値も上がっているんだか下がっているんだか微妙、ということで現物の打2pとしました。
とはいえこのルートも、受けを減らして両無スジの4pが浮いてしまうので微妙ではあります。


11巡目、7sツモ切り

この苦しい形になって7sと4pの3スジプッシュは微妙です。

降りても良い、というかフラットならまあまあ降り寄りかなと思いますが、ラス目で親番のこの状況と、リーチにはまだ8スジ(8pノーチャンスを含めると9スジ)しか通っておらず、中でも7sはまだ切りやすい方の無スジなので、ここまではと押していきました。


15巡目、ツモ4m 打發

手牌価値は少し上がったものの、この巡目で形も良くない1シャンテンから押すのはさすがに厳しいかなと思います。

ここで降りの選択としました。



南1局

3巡目、ツモ6s 打9m
4巡目、ツモ4m 打8p

この持ち点でダブドラの赤5pを切るつもりはないので、赤5pを1ブロック想定にしていました。

使えてもそんなに手牌価値が高くならない牌は先に切りつつ、後手を踏んでも押し返せるようスリム目に構えていますが、4468sが2ブロックではなく1ブロックになることもあるので、強い浮き牌はまだ残しています。



南2局

7巡目、ツモ4p 打2s

まっすぐ押すなら2pですし、あまりに点差が厳しいので2pを押した方が良かったかもしれません。

迷いましたが、下家の切り順や3sワンチャンス含めさすがに2pと2sの放銃率にはそこそこ差がありそうですし、結局愚形が1つ残るのは変わらないということで2sを切りました。


10巡目、ツモ4p 打4p

やっちまったポイントです。

2pと4pの放銃率は大差なさそうに考えており、最後に4pシャンポンが残るより2pシャンポンが残る方がアガれそうかなと思い4pを切りましたが、打2pツモ5pでの47p8m待ちを見落としています。

47p8mは6枚待ちで三面張としては弱いものの、さすがに純粋なシャンポン4枚よりは強そうです。
ただの牌効率を間違えてしまっているのは良くないですね。

この4pで下家へ放銃になってしまいましたが、ちなみに2pを切っていてもアガれてはいませんでした。
なんなら親に満貫~跳満放銃だった説があったので、展開としては終わっています。



南3局

11巡目、ツモ4p 打5sリーチ

アガれませんでした。

終わり。



南4局

3巡目、ツモ8s 打發

1pや9mを切っていく手もありますが、役牌で鳴いて1500や2900では状況が全く変わりません。

リーチは全然打てる手ですし、役牌を後に引っ張れば引っ張るほど鳴かれる可能性も高くなってしまうので、役牌から切っていきました。


6巡目、3sポン 打9m

全員に仕掛けが入り、門前では間に合わなくなりそうになってしまったので鳴いていきました。

大して速くなってはいないですが、鳴くなら全部鳴かないと間に合わなくなりそうなので、3sポンから入りました。


まぁ結局間に合わないんですけどね。



結果

ということで、結果は4着でした。

全体的に展開は厳しかったものの、できることはあったかなと思います。
ただまぁキツかったものはキツかったので、ある程度はしょうがないと思って気を取り直していきましょう。


今回は縁との合同配信で、古巣を懐かしみながら、クソゲーを憎んでました。
麻以麻い側と縁側の2つ配信枠があるので、まだ見ていない方は両方見ていただければ幸いです。


それでは、今回はここまでになります。
次節以降も頑張っていくので、引き続き応援よろしくお願いいたします。

Pacific Dainagon


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