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PDGONのΣリーグ振り返り:第19節

Pacific Dainagonです。

Σリーグ振り返り、今回は第19節になります。

今節を含めてレギュラーシーズンは残り2節。
ボーダー争いも熾烈になり、いよいよ佳境です。



第19節の対戦表はこちら。
私は第2試合C卓(右下)です。

対戦相手は、ぽんてんから刃金しろがねさん、えんぺん社から椎凰いとさん、Pleiadesからジョコラーさんです。


しろがねさんはぽんてんのリーダーでVPLeaguer。段位詐欺で有名ですが、現在は雀豪まで上がり多少緩和されて来たのかなというところ。とはいえ間違いなく雀聖クラスの実力者です。他の大会でも結果を残されていますね。

椎凰いとさんは前回に引き続き連戦となりました。前回は私が運だけでトップを掻っ攫ってしまいましたが、えんぺん社は是が非でもトップが欲しいチーム状況。社長の威厳を発揮できるか。

ジョコラーさんも2度目の対戦ですね。当たりたくなかったです。
しかし以前ボコボコにされた恨みは忘れていません。倍返しにしてやりましょう。



第18節終了時点

一度チーム状況も確認しておきましょう。

我らが縁は現在3位。以前も書いたように2位以内に入ることが目標なので、ライバルはななないです。

ななないとは約200pt差、残り2節でひっくり返すのはけっこう大変です。
しかし、ボーダーラインの10位とはかなり点差があるので、下を見る必要はありません。

つまり今回は、「なにがなんでもトップを取る」がテーマの試合になります。
ここで勝てれば最終節に望みを繋げる可能性があるので、トップ以外眼中にないような感じですね。


それでは現在の状況も分かったところで、試合の振り返りに入っていきましょう。
どうぞ最後までお付き合いください。



東1局

3巡目、ツモ發 打4s

淀みないツモで3巡目にチートイの1シャンテン。

素直に打つなら東ですが、今切られたばかりの東は待ちにして狙いたいところ。

ここまで育ってしまうと満貫でもやや不満なところがあり、25sを使うルートだとたまに3900止まりになってしまうこともあります。
チートイやピンズホンイツでの跳満・倍満と、ドラを鳴けた時も南と西の強いシャンポンがあって満貫をアガるにも悪くないので、打点極振りで4sを切りました。


天才。


今回は全タイプのNAGAで解析していただきました。ありがとうございます🙇‍♂️

NAGAは全タイプ東推奨。

もちろん東が素直なんですが、4sもまぁまぁ許されそうなイメージです。



東2局

普通に横移動。



東3局

親番。中は鳴くし2900でもアガりに行くかな~と思っていたら


すんなりテンパイ。ガレナーが来ているのか?

ごめんね!!って言いながら、いとさんから7700アガれました。



東3局1本場

1巡目、中ツモ切り

1メンツとリャンメン2つに赤が1つ、そこそこ門前で行けそうで、リーチによる打点上昇も大きいので、リーチ手順で中から切りました。


5巡目、1mツモ切り

おそらくマンズのトイメンに3副露が入っていますが、瞬間ターツ落としが完了したところでまだ張っていないこともありそうなのと、大三元には当たらないのでこの手であれば8000点ぐらいなら許すつもりで押しました。


普通に張ってました。

2シャンテンだとさすがにですかね。


意外にもニシキは押し。

あんまりトイメンが張ってると思ってなさそうな感じがします。
ちなみにカガシは1m一択でした。



東4局

1巡目、ツモ南 打1s

配牌でチートイシャンテン。

やはり待ち候補を2種類持ちたいのと、1sがあるとメンツ手でタンヤオも付かなくなってしまうので1sを切りました。


これはけっこう1sを切りたいんですが、ニシキはおこ。

hibakarryとカガッシーは肯定してくれました。


6pもツモ切ったんですが、これは残しても良かったですね。
タンヤオのメンツ手も普通に見えますし、チートイの待ちは悪くなりますが、タンヤオチートイ赤ならダマでも6400あります。

これだとNAGAは満場一致で中でした。


8巡目、ツモ8p 打南

メンツ手も1シャンテンになりました。

こうなると5mを引いてもタンヤオのシャンポンにしたいですし、南を重ねての赤5m単騎はリーチしないと打点も待ちも微妙なので、よりメンツ手で押し返しやすいようチートイを見切って生牌の南から切りました。


11巡目、3mスルー

25mテンパイ。ポンしてトイトイ移行もできますが、スルーしました。

トイトイにすると赤を切らなければならないので、2000点→3900 or 5200点では打点上昇がそこまで大きくなく、和了率はそこそこ下がる上に瞬間の赤5m切りもけっこうリスクがあるので、無難にスルーとしました。


サラっと止められていく2m。

手牌価値は高いのでまっすぐ切ってしまってもおかしくないですが、こういう引き出しがあるのが強い人って感じがします。相手にしたくない。

ここは上家がツモって局消化、悪くない展開です。



南1局

8巡目、ツモ7p 打5sリーチ

親と上家が2副露、下家は1副露ですがかなり河が濃い。
下家とトイメンはけっこう張っていそうです。

5sは全員に通っておらず、かなりの放銃抽選を受ける牌なので切らないのも考えましたが、ドラが鳴かれていないため、放銃して満貫クラスが出てくることも少なそうかなと思っていました。

自身は40000点持ちのトップ目ですが、南発ならまだまだ自分の加点も大きいので、ここは強気にリーチしていきました。


ロ……

頭ハネでした。悲しいです。


ちなみにNAGAは全員ダマ推奨でしたが、4sと5sはけっこう分かれていました。

個人的にはダマなら4sを切るかなというイメージです。
ラス回避だと親への放銃は避けたいところですね。



南2局

3巡目、ツモ4p 打1m

素直なのは1pですが、1pを切るとけっこうリーのみもありそうな手牌。

喰いタンでさっさと流すか、ドラが重なったりメンタンピンならかなり勝負を決められる手になるので、タンヤオかドラかといった構想で1mを切っていきました。

瞬間二度受けの258sなら鳴いてもいいかなと思っていました。


NAGAは満場一致で1p。

攻撃的な意味合いというより、ラス回避だとドラを引っ張るリスクの方が大きいという判断な気がします。

個人的にも、ラス回避なら相対的に無理にトップを狙う価値が下がるので、切っていることの方が多いイメージです。


狙い通りドラを重ねて、こうなるとタンヤオではないので打7m。

かなり頑張りたい手になりました。


9巡目、ツモ6m 打4s

トイメンからリーチが入り、宣言牌の4pを上家がチー。

頑張りたい手ではありましたが、ツモってもらって全然構わないトイメンへの放銃は全く望ましくありません
1枚ぐらいなら頑張ってもいい気がしますが、全く通っていない6mとピンズもう1枚勝負はさすがにこの状況ではやり過ぎと判断して降りました。

一応上家にカン4sなんかで当たる可能性はなくはないですが、そもそもチー出し1sが強い牌ではないので、張っていない可能性の方が高いだろうと考えて若干形をキープできる方を優先しました。


16巡目、ツモ9p 打白

9pはリーチの現物、親にもスジですが、直前の下家の8sプッシュがほぼほぼテンパイに見えたので、下家にも通りそうな9pですが一応完全安牌の白を切りました。

さすがにこの巡目でノーテンから押すことはないと思うので、将来よりも瞬間の安全度で判断して良いと思います。


下家のテンパイ率が低すぎる気がしますが、こんなもんなんでしょうか。
実際張ってましたね。

打ち手への信頼度も込みで85%テンパイ、15%は自分から7sの壁が見えている1シャンテンとかのイメージです。


一応8pをポンしてトイメンにツモ番を回すことも考えましたが、親から手出しが入ってしまったので瞬間の完全安牌がありません。

加えて、トイメンの満ツモぐらいならまだいいですが、跳満クラスを安心して受け入れられるほどの点差でもないので、ここはスルーの選択としました。

トイメンの1人テンパイで無事に流局して局消化。



南3局流れ1本場

5巡目、ツモ6p 打3p

喰いタンでも5800は見える手。

ここまではけっこう鳴きを考えていましたが、ターツが全て良形になったことでかなり門前で本手にできそうになったので、ここからは8m8sも1スルーしようと考えていました。


ということで8mをスルーしたんですが、NAGAの中でもけっこう割れていますね。

実際5800を残しつつ、供託込みの2900は4200でもけっこう大きいので、鳴いても良かったとは思います。

6sは多分チーします。


9巡目、8sポン 打9s

この巡目まで来ると門前2シャンテンではやや和了率が低いので、ここはさすがに鳴いていきました。

8sがワンチャンスになりましたが、2者に現物の9mの方を残しています。


この後36sでテンパイして、リーチ以外には大体押す気でしたが、下家が2000点で局消化。
できれば連荘して稼ぎたかったですが、展開としては悪くありません。



南4局

2巡目、ツモ5s 打2p

一応5ブロックは足りていて、マンズも形は苦しいですがすでにそこそこ場況が良くなっており、そんなに悪くなさそうと思っていました。

445sから良形2ブロックも見込めますし、147p引きの愚形がそこまで嬉しくなく、9pが親現になりここを落としての喰いタンにもしにくいので、3p引き3面張よりも南を重ねて安全に仕掛けられた方が価値が高いかなと判断して2pを切りました。


6巡目、ツモ9p 打2s

親に鳴かせたくないですが上家の跳満ツモは耐えられず、ドラが7pと使いやすい牌なので跳満も現実的。

ここから全部絞って自分の手を崩すのも微妙なので、ひとまず1シャンテンには取りたいところ。

全体的にソーズが高いので親にもソーズの方が鳴かれやすそうに思っていましたが、58mが鳴かれない保証もなく、36sよりも69mの方がアガれそうだったので、まだ自己都合で2sを切っていきました。


10巡目、ツモ4m 打8m

親にマンズはかなり切れそうになり、456の三色で一応仕掛けも利くようになりました。

4sを先に切る打ち方もありますが、他家が来た時にはもうソーズを切らずに任せて降りる道があるので、瞬間ほぼ鳴かれず自分もマックスに受けられる8mを切りました。

テンパイしたら全部リーチしますし、6mと6sは仕掛けるつもりです。


13巡目、ツモ7s 打7m

さすがにここからソーズ2枚を切るのは厳しいので、安全に7mを切りつつ1シャンテンはキープしました。

もう巡目的に自分の和了は厳しく、全体的にマンズは切れそうで、親には9pも切れるので、カン6sはチーしてケイテンを取るつもりでした。

状況次第ではありますが、36mも鳴いてしまっても良い気はします。


14巡目、ツモ6m 打7mリーチ

一応テンパイしましたが、自分の和了率はかなり低そうなので悩みました。

他家に任せられるなら任せたいですが、上家は強く押しているわけでもないのであまり期待できず、トイメンの仕掛けも渋々テンパイだけ取って親の連荘期待という可能性もあるので、アガってくれないことも全然あると思っていました。

トイメンが安くラス確してくれるならOK、手が入っていたとしても満貫放銃も耐えられるのでOK。
親に危険なソーズは吸収できましたし、万が一6sが切られた時にアガれないのが罪過ぎると考えて、リスクを承知でリーチしました。

7mトイツ落としを見せないよう4mを切るのもありますが、どうせ89mは薄い上に通されやすいですし、それよりも14mをノーリスクで切らせてしまうデメリットが大きそうなので7mを切りました。
大体通りそうですが一応14mが通っていないのもあります。


2人テンパイで耐え。

やっぱり全員ソーズを厚く持っていましたね。
ここまでソーズが高いと親に当たるソーズを掴む可能性も高くはなさそうですし、トップ必須な状況ならリーチもまぁ悪くなかったんじゃないかなと思います。



南4局1本場

3巡目、ツモ4p 打2p

直前に3pがポンされてしまいました。

カン3pがポンカスなのと、親の仕掛けが真ん中の3pポンからの発進で1s・1mと手出しされているので、タンヤオよりも役牌の方が可能性が高そうかなと思い、發よりも2pの方が瞬間鳴かれにくいと判断して2pを切りました。

が、2pをポンされ。
たしかに並びシャンポンからの仕掛けはありますが、どっちの方が可能性が高いかはよく分かりません。


5巡目、ツモ5m 打9p

親から1mのトイツ落としが入り、ほぼほぼタンヤオなので9pが鳴かれることはないだろうと思って切りましたが、發も親にはほぼ鳴かれないですし、むしろ変則気味のトイメンに後々で發の方が危険なので、ここは發から切る方が良かったですね。

手形的にもカン8pツモはちょっと痛いです。


7巡目、ツモ4p 打6p

トイメンに2副露が入り、ソーズがバラバラと切られてきました。

トイメンが単騎待ち以外でドラを持っていることはほぼないんですが、ソーズで当たった時はホンイツトイトイなんかで跳満があるので、テンパったとしてももうソーズを切る気はありません。

瞬間通った6pを合わせた格好ですが、親にもピンズはあって47pぐらいという感じなので、6pが通されていなくてもここは6pを切るつもりでした。


トイメンがツモって決着。

私はもう戦えない手格好になってしまっていたので助かりました。



結果

ということで、状況的にも大きい2勝目を上げることができました。

全体的によく手が入りましたね。
できればもっと大量に稼ぎたかったですが、ひとまずトップは持ち帰れて、今節登板した役割は果たせたかなというところです。



今回はかなり大喧嘩でした。

でも君ら東発のチートイアガれてないからね。俺の勝ち。

もともとNAGAに寄せているわけでもないですし、自分の選択の方が良いと思っている場面も多々あるので、参考程度にやっていこうと思います。


さて、自チームの勝利も大事ですが、ライバルの結果も重要です。
2位のななないはどのようになったのか……



第19節 結果

ななないめっちゃ勝ってる~~~
もはや1位になってる~~~~~~~

首位陥落したBCCもプラスでまとめており、上との差は260pt以上。
1節で捲るには[自チーム連勝+ライバルの連敗+素点]みたいな条件になってしまい、現実的にはかなり厳しくなりました。


さて、そんな縁は次節どう戦うのか、
いよいよ次がレギュラーシーズン最終節です。

大混戦となった10位ボーダー付近の争いも合わせて、注目していただければと思います。



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Σリーグ公式アカウントのチェックもよろしくお願いします。


それでは、今回はここまでになります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今後もΣリーグとチーム縁の応援をよろしくお願いいたします。

Pacific Dainagon

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