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フォロワーさん牌譜検討 Part.6

こんにちは、Pacific Dainagonです。

フォロワーさん牌譜検討第6回、やっていきましょう。

今回も玉の間の半荘の検討をしていきます。前回の記事が比較的好評でしたので、今後も一層気合を入れて取り組んでいきたいと思います。

それでは、どうぞ最後までお付き合いください。



東1局

東1a

第一打 東

配牌で4ブロックあり、なかなかまとまっていますね。
手なりで進めますが、三元牌よりも鳴かれたくないダブ東から。良いと思います。


東1b

4巡目、北ツモ切り

親から速いリーチが来ました。まだまとまっておらず打点もないこの手はベタオリするので、現物の2pか6sから切りましょう。

生牌の北は安全牌ではないので、こんな手から放銃するリスクを負うことは損です。字牌とはいえリーチに通っていない牌を切る時は、自分の手がそれに見合うだけの打点と形が伴っているか確認しましょう。
この手形ならドラドラの3翻確定などで、ようやく北を押すのもなくはないというぐらいかなと思います。


東1c

13巡目、南ツモ切り

南は安全牌ですが、もうベタオリするだけなので直前に通った4mを切る方が良いかなと思います。

後に4mが下家の当たり牌となる可能性もあるので、全員に通る牌を優先的に残しましょう。


東1d

15巡目、ツモ7p 打4m

4mは上家とトイメンに通っていますが、下家には通っていません。

下家は降りているように見えますが、手出しが入ったことで4m待ちのテンパイとなっている可能性もあるので、ここも直前に通った6mを切りましょう。


東1e

15巡目に上家がトイメンに放銃、12000の横移動となりました。

ベタオリする時の安全牌の残し方が少し曖昧なようなので、1回1回精査して打牌を選択するようにしましょう。リーチにベタオリするからと言って、リーチ者だけに注意すればいい訳ではありません。できるだけ他からの追っかけリーチなどにも備えましょう。



東1局1本場

東1-1a

第一打 9m

發を含む4トイツがあり、難しそうな配牌ですね。
普通に進めるだけでは打点が見えないので、チートイやトイトイ、一応のメンツ手も見て第一打は9mから。良いと思います。


東1-1b

2巡目、ツモ4m 打9p

ドラ表字牌の4mを引いて、あまりホンイツにはならなさそうなので打9p。良いと思います。

メンツ手にするならドラ受けは残したいですし、9pを切ってもメンツ手の受け入れ枚数はあまり変わりませんね。縦重なりは枚数が1枚多い9pの方が良いですが、そこまで大きな差にはならなそうです。


東1-1c

3巡目、ツモ5s 打東

役牌の東を切って、若干メンツ手の方に寄せていきましたね。

全然悪くはないと思いますが、東を切るのは役役トイトイの満貫の可能性を下げる選択なので、この選択をしたのなら少し速度寄りの手組みをしていきたいですね。


東1-1d

4巡目、ツモ3s 打2s

ソーズでメンツができました。こうなると七対子にはしないので、メンツ手で5ブロックを作りましょう。

現在マンズ1ブロック、ソーズ2ブロックと發のトイツで4ブロックあり、ピンズは1ブロックで良いと分かります。
そうすると、3枚1ブロック理論3トイツ最弱理論でここは4pを切るのが最も広くなります。

ソーズの223445の形は36sのリャンメン受けもありますが2sのシャンポン受けもあるので、この2sの受けを見落とさないよう注意しましょう。


東1-1e

8巡目、ツモ2p 打8p

形では4pのトイツが残りやすいように2pをツモ切りたいところですが、親が2副露していてしかも566の強い形からリャンメンで鳴いているので、すでにテンパイしていてもおかしくなさそうです。

2pは無スジなので、7pが2枚切れということもあり親の現物の8pを切っていきました。しっかり副露のケアができていて良いと思います。


東1-1f

9巡目、ツモ5s 打2s

ここは6pを切った方が良いと思います。直前に通っていますし5pも3枚切れで、ピンズの2446の形は1枚切って3枚にしたいですね。

2sは上家とトイメン両方に通っていませんし、5sの縦受けもなくなってしまうので、この連続形は残してブロックを整理しましょう。


東1-1g

10巡目に親が2700オールのツモ和了、連荘が続きました。

打8pは副露ケアかと思ったのですが、その後が少し甘い感じがしました。2シャンテンから放銃などはなるべくしたくないので、もっと副露者の速度を意識しましょう。



東1局2本場

東1-2a

第一打 北

ドラメンツがあり、すでに4ブロックできている好配牌が来ました。手なりで進めていきましょう。


東1-2b

2巡目、ツモ5s 打1m

ここは若干ですが9p切りの方が良いかと思います。

ソーズが2ブロックになり、すでに5ブロックができていますね。カン2p以外は良形なので、基本的には他に良形ターツができた時だけカン2pを払っていくことになります。つまり、これ以上の愚形ターツは不要です。

9pにくっついても愚形にしかなりませんが、1mを残すと2m引きで4mを浮かせられて、そこからさらに3mや5mを引いて良形の手替わりができる可能性があるので、9pよりも1mの方が価値が高いです。

上家と下家の現物でもあり1mを残すリスクは低いので、ここは9pを切ると良いと思います。


東1-2c

4巡目、8pツモ切り

浮き牌の6pにカンチャンでくっつく牌を引いてしまいました。
5ブロックに受けるならカン2pかカン7pを払うことになります。それも悪くないですが、ここは3sを切っても良いです。

3sを切ると6ブロックになってしまいますが、3sを残して増えている受けは6sと西だけ、しかもそれを引くとドラの5sを切らなければいけなくなります。
また、現状ピンズの場況が全く出ておらず、カン2pとカン7pのどちらの方が良いかの比較ができません

早くにターツを決めてしまうと裏目になる可能性が上がってしまうので、このような時は良形ターツを固定しつつ、一瞬6ブロックに受ける選択もアリです。


東1-2d

7巡目、ツモ6p 打1p

6pが重なってカンチャンを払っていきました。これは良い選択だと思います。

ドラドラになって打点が上がっており、これなら西は積極的にポンしたいので西以外に雀頭候補が欲しいですね。また、1pから切ることで、この後4pを引いた時などのタンピン移行も視野に入っています。


東1-2f

12巡目、3sツモ切り

ここも若干ではありますが、3sよりも2sを切る方が良いかなと思います。

2sを切ると1sの受け入れがなくなってしまいますが、1sはすでに2枚切れているので3sを残した時のシャンポン受け2枚と枚数は変わりません。

2sを切るメリットは、3sか6pをポンしてタンヤオに移行できることと、巡目が深くなってきたのでダマテンが入っている可能性のケアです。2sは上家と親に通っているので比較的安全ですね。先ほども書いたように2シャンテンからの放銃はかなり罪なので、中盤を過ぎて2シャンテン以下なら少し安全面も考えましょう。

西を使うと6ブロックになるので2sも3sも不要に見えますが、役牌のトイツがあると和了がそれ頼みになってしまいがちなので、鳴けなかった時に役牌に頼らないルートも探せると良いと思います。


東1-2g

12巡目、6sポン 打西

親リーが入り、宣言牌の6sをポンして西のトイツ落としをしていきました。
鳴くのもアリだとは思いますが、私は鳴かなくて良いと思います。

単純に生牌の西が放銃になる可能性もありますし、この6sを鳴いても6p5sのシャンポンが残っているので和了までは少し苦しそうです。
これを鳴かなくても手が進んだ時に6sと2sを切っていけますし、西を切ってしまうと他家から追っかけリーチが来た時に手詰まってしまいます。
親と積極的に争うような点数状況でもないので、もう少し控えめにいっても良いと思います。


東1-2h

親が4100オールをツモりました。

ポンしていなければ自分が5sを暗刻にしていたのは結果論ですが、押し引きを考える際に点数状況を考慮できると良いかなと思います。



東1局3本場

東1-3a

第一打 東

ドラメンツとリャンメンがあり、3ブロックしかないもののそこそこな配牌ですね。手なり進行で良いと思います。


東1-3b

4巡目、ツモ1p 打8p

単純な受け入れで言うなら打8pが一番広いですが、愚形が2つ残っていて、けっこう愚形のリーチドラ1だけになってしまいそうです。

良形と789三色を見るために浮き牌を持ちつつ良形を固定する打7m辺りをオススメしたいところですが、7pが1枚と9pが2枚すでに切れてしまっていますね。これだと789三色は少し厳しそうなので、素直に8pを切ってしまっても良いと思います。


東1-3c

12巡目、ツモ3p 打6pリーチ

下家から先制リーチが来ましたが、自身もテンパイしました。
リーチしても良いですが、リーチドラ1の2600点しかない上に、マンズ下の場況が非常に悪く、カン3mに自信が持てません。

現状上家が1人だけ凹んでいるラス目で、自身が放銃しなければラスまではまだ遠いので、ここは3sを切って降りてしまっても良いと思います。6pは片スジとはいえ、すでにスジが10本通ってしまっているのも怖いところです。

安牌を切りつつ、ケイテンが取れそうなら狙っていくぐらいでも良さそうです。良形なら曲げて良いと思います。



東1-3d

16巡目に1300,2300をツモアガることができました。

やや手牌価値の低い追っかけリーチだったので、これを追いかけない選択肢も持っておけると良いと思います。



東2局

東2a

第一打 9m

悪くはないですが、微妙な配牌ですね。

この手がピンズかソーズのホンイツになるようなことはいですし、789の三色などもあるので素直に字牌から切りましょう。


東2b

7巡目、ツモ5p 打2p

素直に手を進めていますが、親に3副露入っていますね。
テンパイ濃厚な親に対して、2pを切ってもまだ2シャンテンで打点も見えないこの手からは押さない方が良いです。4sか8pを切って降りましょう

ホンイツっぽさはありますがそうでなくても2翻確定しているので、ソーズでなくとも危険ですし、東単騎の可能性もあるので東も切らない方が良いですね。もう現物を抜いてベタオリした方が良いと思います。


東2c

この東は絶対に切ってはいけないです、親がホンイツの東単騎なら18000の放銃、一気に段ラスになってしまいます。

今回は大丈夫でしたが、このような状況で迂闊に危ない牌を切ってしまわないよう気を付けましょう。


東2d

この中も切ってはいけません。2枚切れですが、中単騎の小三元の可能性は大いにあり得ます。

3副露に対してはテンパイ以外からは基本降りましょう


東2e

前巡に下家に4pを鳴かれたところで、11巡目に続けて4pを切って放銃、2000点の失点となりました。

全然ベタオリで良い場面なので、こういう手から放銃しないよう、押し引きの基準を見直しましょう。



東3局

東3a

第一打 西

親番、まずまずの配牌です。オタ風が必要な手ではないので、第一打は素直に西から。


東3b

10目、ツモ1m 打9s

1mも9sもかなり使いにくい牌ですが、1枚切れでもダブ東は残すとして、若干ソーズのイッツーの可能性はあるので、9sよりも1mを切る方が良いと思います。


東3c

10巡目、ツモ3p 打8s

上家からリーチが来たところに下家から追っかけも入り、2軒現物がなくなってしまいました。
ラス目の上家に放銃してはいけないので、下家には通っていませんが上家の現物の8s切り、良いと思います。


東3d

15巡目に下家が上家に放銃、8000の横移動となり、耐え切ることができました。
手詰まって8sを切った判断が良かったですね。



東4局

東4a

第一打 西

第一ツモで赤5pを引いて、少し戦えそうな手になりましたね。北をポンするかどうかは難しいところですが、ポンしても良いと思います。

ホンイツなどには遠いので第一打は素直に西から。


東4b

4巡目、ツモ6m 打7s

ここで7sを切るのは何も問題はありませんが、こうして6ブロックに構える以上喰いタンも見たいですね。2pも2枚切れてしまって、25pのリャンメンも少しきつくなってしまっています。
7sを切る時に、どこから鳴くのか?も先に考えておけると良いと思います。

私の場合は5m3sはチー、25pはもう1枚切られてしまったら渋々チーする感じにしそうです。


東4c

6巡目、ツモ3s 打4m

急所の3sを引けました。
北を切ってタンヤオを確定させる手もありますが、北は役牌なので暗刻になっても嬉しいのと、北を切ると8mが雀頭にしかならなくなってしまうので7mの受け入れも消えてしまうため、2トイツを維持しての4m切り。良いと思います。


東4d

7巡目、ツモ7m 打8mリーチ

いい具合に愚形から埋まってくれましたね。ピンフが付かないのは残念ですが、リャンメンでリーチドラ1の高目一盃口なら十分でしょう。リーチで良いと思います。
25pの待ちも、3枚切れてしまってはいますが悪くはなさそうです。


東4e

親から追っかけが入り8巡目にトイメンが放銃、2000点の横移動となりました。

あまり嬉しくない横移動ですが、切り替えて次にいきましょう。



東4局1本場

東4-1a

第一打 1m

微妙な配牌でしたが、第一ツモでカンチャンが埋まって引き締まりましたね。

第一打は1mよりも素直に字牌を切る方が良いと思います。まだ3ブロックしかないので数牌の横伸びは重要ですし、1s以外でトイツができた時に123の三色になる可能性もあります。
この手は良形ターツもなく、役牌が重なってもすぐには鳴きにくいですし、最初は基本的に手役の可能性は残しましょう。


東4-1b

5巡目、ツモ7m 打1s

これはツモ切りましょう。6778の中膨れは確かに強いですが、すでに5ブロックあるので重要度は低いです。この瞬間1sと6pの4枚の受け入れを逃してしまいますし、6pが横に伸びて678三色などの時に1sを雀頭にするルートがなくなってしまいます

7mから横に伸びても変化に2手かかりますし、9mなどを引いて2s1sと落としていっても余剰牌が出てしまいます。
このように2トイツあってかつ3~7牌がトイツの時は、トイツの横伸びの変化を見逃さないようにしましょう。


東4-1c

8巡目、ツモ9s 打2sリーチ

結果的にテンパイしましたが、少し損な選択をしているので注意しましょう。
また、ドラのないこの手は打点上昇の期待が小さく、リーチして700,1300などをツモってもあまり状況は変わらないので、手堅くダマで流しても良いと思います。私は親リーが来たら降ります。


東4-1d

一発で赤5mをツモって、裏も乗せて3000,6000でした。
何も言うことはありません。お見事です。


南1局

南1a

第一打 東

ドラドラで形も整っている勝負手が来ましたね。
雀頭もあり、オタ風は重なっても嬉しくないので第一打は東から。


南1b

2巡目、ツモ3m 打9s

この9s切りは良いと思います。現状すでに5ブロックできていて、リャンメンができたなら他の愚形を落としていきますが、9sにくっついても愚形にしかならないので9sは重要度が低いです。
それよりも中が重なって仕掛けられるようになる方が嬉しいですね。


南1c

3巡目、ツモ7s 打中

微妙なところですが、ここも7sを切ってしまって良いのではないかなと思います。

9sを切ってしまっているので8s引きはフリテン、6sや7sを引いてもまだタンヤオは確定しません。一番嬉しいのは6s引きですがそれも二度受け、鳴けるようになるわけでもないので、中重なりの方が嬉しいような気がします。


南1d

8巡目、東ツモ切り

素直に打つならツモ切りですが、ここで4sの先切りも考えられると良いかなと思います。

9m4sが暗刻になってドラが出ていくテンパイは嬉しくないので、どうせ後々切ることになる4sを先に処理しておくと安牌を抱えることができます。
親が2副露していてすでにテンパイしている可能性もありますが、まだテンパイしているかどうか微妙なのと自身の手が高いので、ここで1回勝負しておくのは十分にあると思います。私は4sを切ります。

カン7m落としの後に手出しで1枚切れの字牌なので安牌候補の可能性があり、それを切ってくるということはかなりテンパイに近そうです。親から次に手出しが入ったら、大体テンパイだと考えてしまって良いと思います。



南1e

13巡目に上家が500,1000をツモアガりました。

ブクブクに構えるのも大事ですが、抱えている牌が本当に必要かどうか考えて、状況に応じて先切りも取り入れていきましょう。


南2局

南2a

第一打 西

ピンフ形でまとまった配牌ですね。
雀頭もあるので、第一打は素直にオタ風の西から。


南2b

2巡目、ツモ3m 打中

そんなに重要ではないことですが、ここはを切る方が少し良いかなと思います。
白はドラ表字牌に1枚見えているので枚数は中と変わりませんが、中の方がトイメンの現物である分安全度が高く、鳴かれてもいないので他家にトイツで持たれている可能性も低いです。


南2c

3巡目、ツモ7m  打1p

1pはイッツーに必要な牌なので、ここはを切る方が良いと思います。
イッツーでも仕掛けていけるので、1枚切れの白の価値は高くないですね。


南2d

6巡目、ツモ1m 打南リーチ

ピンフでテンパイして先制リーチを打てました。
ドラが1枚切れているのでドラポンから押し返される可能性は低いですし、点数状況的に親も無理に押しては来なさそうなので、ここはリーチで良いと思います。


南2e

10巡目に6sをツモ、裏は乗らず700,1300の和了となりました。
3巡目の1pは上にも書いた「手役の可能性」の部分ですね、注意しましょう。リーチ判断は良かったと思います。



南3局

南3a

第一打 2m

發が暗刻ですでに2シャンテンの好配牌が来ました。
トイメンを捲るためになるべく打点がほしいですが、ドラがないので345・456三色などになると嬉しいですね。

第一打は素直に孤立牌の2mから。


南3b

3巡目、ツモ8p 打5s

三色を見るなら5sは残したくなりますが、遠すぎるのでここは素直に5s切りで良いと思います。
かなり遠くの三色より目の前の1種4枚の受け入れを増やして、早くリーチする方が良さそうです。下家にリーチ發の3900を直撃してもまだ飛び終了にならないのも良いですね。


南3c

7巡目、9sスルー

ちょっと悩ましいところです。
9sが3枚切れ、下家にソーズが非常に高く69sを2枚ぐらいは持っていそうなので、この69sはかなり急所になりそうです。

ですが、最悪9p8sのポンテンも取れるのと、門前でリーチと言うこと自体の価値が非常に大きいので、ここはスルーで良いかなと思います。
チーもあると思います。


南3e

その後6pを引いて69sでリーチ、下家からの追っかけに対してトイメンが一発で放銃し、8000の横移動となりました。

アガれなかったのは残念ですが、結果的にトイメンの点棒を削ることはできたので悪くはないでしょう。



南4局

南4a

第一打 9m

オーラス、トップを争うトイメンとは5700点差です。
1000,2000で足りないので、1300,2600ツモか7700以上が必要になります。

役牌ドラドラの3900では直撃以外で条件を満たせないので、役牌を残すよりリーチ手順の方が良いでしょう。ここは中から切るのが良いと思います。


南4b

2巡目、2pツモ切り

ここは9mの時よりもけっこうを切った方が良いと思います。単純にブロックが足りていませんし、リーチするだけで条件を満たせるので、まっすぐリーチを目指しましょう。

ここまででも少しだけ役牌を残し過ぎな傾向があったので、数牌よりも役牌を持つ基準として①リーチを目指すかどうか②鳴いた時の打点③門前での速度(役牌がなければアガれなさそうか)を意識しましょう。


南4c

13巡目、ツモ6m 打8p

47pが5枚切れになり、自身が条件を作ってアガるのが厳しそうになってきたので、ここは上家に合わせて6pを抜いてしまって良いと思います。

前巡の3sは親の高打点に放銃することがないのでいいんですが、89pを落とすと万が一のトイトイドラドラに放銃する可能性があります。
どうせ47p二度受けは厳しいので、上手くドラが出ないテンパイになった時だけリーチに行くぐらいで良いと思います。

トイメンはほぼ配牌オリみたいな河ですし、親も必ずテンパイを取りに来るので、トイメンと点差が変わらないまま次局もう一度チャンスを得ることができそうです。


南4d

この8pで上家に3900の放銃となりました。
放銃しても2着なので問題はないんですが、親に放銃だと少し厄介だったので、自身の和了率との兼ね合いで考えられると良いですね。



南4f

ということで、結果は2着となりました。お疲れ様でした。



まとめ


やや役牌を抱え過ぎなのと、押し過ぎな傾向が見られます。

価値の低い降りるべき手からの放銃が多いので、リーチ・副露両方に対する押し引きの基準を見直しましょう。
特に2,3副露の相手はもっと警戒した方が良いですね。放銃にはならずとも危ない場面もありました。3翻ないなら引き気味に打ちましょう。

役牌に関しては、比較的素直に切れている方な気はしますが、それでもまだ少し残し過ぎです。役牌は、愚形だらけで鳴けないとどうしようもなさそうな手や、ドラドラ以上あるけど喰いタンにできない重い手の時などに残しましょう。
また、役牌を残して手役の可能性を狭めないように気を付けましょう。

リーチ判断に関しても、テンパイしたら全部リーチするのではなく、放銃が罪な場面(放銃したら一気にラス落ちなど)ではダマにしたり、安全策を取るのも玉の間で勝ち越すためには重要な技術だと思います。

今後も段位戦、がんばってください。



それでは今回はこの辺りで終わりたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Pacific Dainagon

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