PDGONの第3期Σリーグ振り返り:レギュラー第8節
Pacific Dainagonです。
今回は、6/16(日)に行われた、第3期Σリーグ第8節の試合を振り返っていきます。
対戦表はこちら。
私は第2試合A卓です。
対戦相手はPleiadesアルシーさん、るなすぺカモメさん、RIDECATラヴィットさん。
カモメさんとラヴィットさんは今期からの参戦なので新しい顔ぶれといった感じですが、アルシーさんとはまた当たってしまいました。
アルシーさんは凸待ちの時に「どらさんとふみKUNと対戦してみたい」と言っていたので、また大納言なのはなんとなく申し訳なさがありますが、しょうがないので私で我慢してもらいましょう。
それでは、試合の振り返りに入っていきます。
ちなみにNAGAは今使えない状態なのでおやすみです。
東1局
手牌がしょぼ過ぎたので、ソーズホンイツだけでいいかなと思ってました。
ドラ色なので仕上がった時の打点も担保できそうですし、普通に進めても打点も速度も微妙になりそうです。
赤5m縦は一応チートイも見るので、5mよりも7pから切っていきました。
7sは鳴くんですが、ちょっとヌルかったかなという場面です。
手は進んだものの、ホンイツに対し全く絞る様子のないアルシーさんは捨て牌の様子を見てもけっこうテンパイしていそうですし、西も發も自分で使う時にはあまり変わらないので、放銃打点の低い西から切る方が良い気がします。
結局後手っぽさはあるので、この瞬間リーチが来たりしたら發も切らずに降りることもありますね。
ダメ配牌がかなり見れるところまで育ったので昂ってしまったかもしれません。
この發で3900放銃。どうせ後で放銃するかもしれませんが、今切らなくても良かったかなと思います。
東2局
親は中ポン打9p、1pポン打赤5pです。
赤5mが切られたことでけっこうテンパイ率を高めに見ており、自身の打点は高いものの良形になるにはドラの3pも打たなければならない愚形2つ残りの1シャンテンで、5sとピンズ1枚を押していくのは厳しいかなと思い、8mでシャンテンを戻しました。
ソーズの中ぶくれで好形1ブロックは想定しやすく、その場合はピンズ1枚勝負で済むので、そのルートを本線に考えていました。
さすがに日和ったかなと思います。
8m7mは両方切れそうですが、前巡の形とはわけが違いますし、親がテンパイだとしても通っていないスジが多すぎるので、いくらなんでも5sプッシュで良さそうです。
親は張っていませんでした。
赤5mが切られて1シャンテンのレンジがけっこう狭いかなと思っていましたが、こういう表ドラ絡みやトイトイ絡みのケース、十分形1シャンテンのケースなど、現実的にはそこそこのパターン数がありそうな気がします。
打点も分からないですね。
手牌価値が高すぎるので、ここで日和ったのは要反省です。
1mは押していますが、そろそろ巡目的にも愚形残りでは厳しいかなと思っていたところ。
牌によってはやめていたかもしれませんが、親の東手出しでテンパイしていないレンジもそこそこありそうに見ていました。
8pなら1枚勝負だけでテンパイできる可能性があり、愚形にも当たらなそうな牌だったので、ここまではと押していきました。
東3局
親番で1シャンテンですが、愚形残りで良くてピンフのみの大体リーのみになる手牌で、上家からリーチを受けている状況。
7mワンチャンスではあるものの、それなりに強い牌が切られた後のリーチ宣言牌7mは関連牌の可能性もそこそこありそうで、よく見るとスジは9本通っています。
なんとなく5スジくらいまでは親でこの1シャンテンなら押しても良い気がしますが、リーのみで押すには少しスジが通り過ぎているのと、下家が4pガン押し、トイメンもしれっと2mを押しているので、横移動の可能性も高そうなためここは我慢しました。
3pから切るのもありますが、下家は4pをポンしていないので3p待ちなことはあまりなさそうで、かつ3p待ちならすでにテンパイしていることが多そうです。
なのでどうせ当たるなら今切りたくないですし、トイメンが来た時には4pよりも3pの方が切りやすいので、4pから切っていきました。
実際の下家はこう。
3p危なかったですね。
とはいえけっこうレアケース寄りな気はします。
東4局
白や9p、5sなどの候補もありますが、形が悪いので赤5mが使えないなら染めのルートを強く見たいのと、裏目の7mは一応赤5mで受けており、先に赤5mにくっつけば5sも残すので、消去法的に89m落としの選択としました。
染めもリーチ手順も進みましたが、ドラが南な以上染めを本線に考えていました。
牌の種類は少ないもののそこそこ仕掛けも効く手なので、染めと縦に振り切りました。
次はほぼ赤5mを切るとはいえ、瞬間46m辺りを引くと困るので、一旦白とかでも良かったかもしれません。
南1局1本場
一応触れておきます。
456と567のどちらでも鳴ける形です。
678でも鳴けますがさすがに脇に置いて良いでしょう。
456で鳴くと7789sが残り、次に8sチーでリャンメンテンパイが取れる形になります。打点は変わりませんが一応23sツモでイッツーもありますね。
一方567で鳴くと4sがただの孤立牌になり、しかもドラの1sと受けが被ってしまっています。
北ポンで1s単騎になるのはどちらでも変わらないので、これは456で鳴く方が明確に良いかと思います。
南1局2本場
親リーが入り、宣言牌の5mを上家がチーしています。
ドラドラでそこまで形も悪くない1シャンテンなのでけっこう押す気だったんですが、両無スジの赤5sはさすがに話が違うかとなりました。
点数状況的にも親に対してはかなり押しにくく、5s+ピンズの最低3スジプッシュ、しかも放銃打点も高い赤ではけっこう厳しいかなと思います。
5mで降りれて稀に復活することもあるので、無難に5mを切りました。
ちなみに、1pを切るかもしれないという話があったようですが、この瞬間で1pを切るつもりは全くありません。
1pは無スジなので押していますし、押しているのに受け入れを減らして手牌価値を下げるようなことはしないです。
まっすぐ赤5sを切るか、5mを抜くかの2択で比較していました。
南1局3本場
また親リーが来ています。
一発目、5sは現物ですが、8sもほぼほぼ通りそうな牌です。
上家が4sを通してくれたので、36s引きでさらに形が良くなるルートを取りやすく、書いた通り8sの放銃率もかなり低いので、まっすぐ8sから押していきました。
4sが通っていなかったら5sから切ろうと思っていたのですが、通っていなくてもこの手であれば8sからで良さそうですね。
36s引きで連続形×複合形の最強のヘッドレスになるのはかなり大きいです。
南2局
無理矢理ドラを残すのもなくはないですが、残す時に切る牌が難しいです。
5mか9p、5p辺りもあるでしょうか。
打点もできるなら欲しいものの、ここで手牌を遅くして親に噴かれるのは少し面倒で、ここを安くアガったとしても残り2局で親番もあれば現実的にトップを捲れそうな点差なので、まっすぐ東を切りました。
南3局
けっこう鳴くか迷いましたがスルーしました。
大きな理由は2つで、極端な点数状況になっていて中を絞られてしまう可能性があるのと、七対子もある手なのでそこの天秤で考えていました。
中が鳴けるなら7pを鳴いておく方が形が良いですが、鳴いたとしてもそこまで速い手ではなく、鳴けないこともけっこうありそうに思うと打点も込みでまだ七対子を残しておきたいかな、ということで一旦スルーしました。
しかし中が鳴けなかったとしても、タンヤオになったり567三色になったりで、中に完全に依存するわけでもないので微妙なところです。
今見るとややチー寄りな気がします。
ドラの南を切るタイミングを考えていました。
どちらも南切りはあるかなと思いますが、6ブロックの手牌になっており、メンツを逃すのも痛いは痛いものの、巡目込みでドラ引きを逃すのも同じくらい痛いかなという感覚です。
1枚目はまだ手が遠いですが、2枚目はあと1つメンツができたら赤赤の1シャンテンになるのでけっこう悩むところです。
南4局
即カンを考えていました。
トップを捲るには1000,2000では足らず、カンして符を上げつつすぐにカンドラを確認することで、その後の手組みもしやすくなります。
しかし現状自分の手があまりアガれそうではなく、アガれないなら親の打点を上げてしまうのが損になるので、とりあえず東を切って大人しい進行にしました。
トップ取りならここから即カンでも良かった気はしますが、手牌はけっこう悪いので難しいです。
捲りにはかなり赤やタンヤオの打点が必要になるので、ペン3pを外していきました。
9pもありますが、手牌はまだまだアガリまで遠く、9pはペン7pを受けつつけっこう安牌にもなる牌なので、攻守兼用のようなイメージで残していました。
しかしここのカンも相当ありますね。
確定している部分にドラが1枚乗った瞬間リーヅモドラ1で足りるようになるので、ペン3pを払う必要がなくなります。
それで言うなら2sもドラになったら困るので切る前にカンした方が良かったとなりますが、カンしない方が形は少し良いですし、難しくてよく分かりません。
カンしておいた方がその後が簡単なのは間違いなさそうです。
ドラを引いたことで打点が足りて、仕掛けも効くようになったので、こうなるとあまりカンはしないのかなと思っていました。
しかし、赤5pが使えなかった時にカンしておくことで最低6400が確定し、出和了でも必ず捲れるようになるので、やっぱりカンだったかなと思います。
条件が確定するのは見落としていました。
なかなか実戦中に思考を整理し切れていません。
親リーが来てしまいました。
4sチーで中バックのテンパイが取れますが、手牌は完全1シャンテンで69mも47sもまだけっこう残っているので、まだ門前のリャンメンテンパイでの捲り合いを見ても良いかなと考えてしまいました。
鳴いた方が良かったと思います。
下家はなんでもツモ切りですし、さすがに和了率は高くないですが中がどこから出てもトップになることができます。
リーチが来ている以上もう巡目の猶予もないので、これは鳴くべきでした。
場況等は正直なところあまり考えられていません。
実戦では5秒くらいでスルーしてしまいましたが、これも反省ポイントですね。
思考を整理し切れていないなら素直に時間を使って考えるべきです。
南4局1本場
親に跳満をツモられてしまって1本場、切った瞬間に悪手だと気づいた場面です。
着落ちがないので着順が上がらない和了をする意味がほぼなく、つまり鳴くことがないので中の重なりがいりません。
まだ跳満ツモでトップを捲れますし、満貫でも2着は捲ることができるので、きつい手ではありますがソーズイッツーをなくしてしまったのは明確に良くなかったと思います。
1sを切ってしまったものはしょうがないので、気を取り直して跳満ルートを考えています。
大体345三色かドラを使うルートでしか高打点はなさそうなので、344sのシャボ受けや2ブロックは必要なさそうなため4sを切りました。
トイメンのリーチに降りなくて良いですが、やはり着順が上がらない和了に意味はありません。
そもそも西も4mも必要な牌で切る気がないので中を切りましたが、打9pも一応あったかなとは思います。
西が重なった時には中を鳴くルートがあり、門前でも9pのシャンポンはすでになくなっているので、西とのシャンポンになった時は中の方が枚数が多く、打点も付いてきます。
とはいえ三色になった時には中を切っておいた方がピンフも付いて跳満になりやすくなるので、良し悪しはあるところですね。
とかなんとか考えている間にツモられ。
結果
ということで、結果は3着でした。
打っている最中は気づかなかった部分も、ちゃんと見るとけっこう良くなかったと思います。
特にオーラス0本場は難しかったですね。
4sをスルーしてしまったところ以外は手順も問題なかったかなと思っていましたが、見返すと全然違う手順になっていておかしくなさそうです。
なかなかテンパイまでが遠かったので全体的に消極的な選択が多く、それで上手くいっていた部分もありますが、連帯を取り逃してしまった感はあります。
今回のカン判断はじめ、点数状況判断、仕掛けと手牌価値の相対比較等かなり課題の多く残る半荘だったと思うので、しっかりと反省して次に活かしていきます。
それでは、今回はここまでになります。
次節以降も頑張っていくので、引き続き応援よろしくお願いいたします。
Pacific Dainagon
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