東京拘置所の刑務作業ってどんなの?

東京拘置所は刑務所と違い裁判待ちの為、拘留する場所です。
なので刑務所の様に、なにが製品を作るということが殆んどありません。
では、どんなことをしているのか?
今日は東京拘置所での作業はどんなことをするのかを書いていきます。

まず、1つ目の作業は『炊場』です。
炊場は拘置所だけでなく刑務所でもありますが、何をするかと言うと所内に収容されている人達の食事を作る所です。
朝は大体4時30分起きで、17時頃に作業が終わります。
基本的に二班体制で、早番遅番のような感じになっている様です。
更に細かく分けると、ご飯🍚担当・汁物担当・おかず担当・洗い物担当、の様に分かれています。
拘置所や刑務所の中で一番早くから仕事をし一番遅くに終わり、特に1500人以上の食事を作る東京拘置所の炊場は大変忙しい作業場になります。

2つ目『補洗』作業。
多分あまり聞きなれない言葉だと思います。自分も中で生活して初めて耳にした言葉です。
なんの作業場かと言うと洗濯工場ですね。
拘置所の場合は刑務所と違い、未決拘禁者の服も洗濯するため毎日大量の衣服を扱います。
中には汚物洗濯(お漏らしした服)も洗わないといけなかったりとキツい仕事だと思います。

3つ目『営繕』工場。
営繕工場とは、どんな所かと言うと専門の資格を持った人達が集まる工場です。
電気・水道・畳・大工など、外で仕事をしていた時に専門の職人として働き資格を持っていた人達が作業をします。
所内の壊れた水道や電気など修理交換や畳の張替えなどをするのが主な作業になります。
少数精鋭の工場になります。 

4つ目『内装』工場。
続いて、内装工場ですが外の世界の内装(リフォーム業)とは違い拘置所内の共用部を掃除する工場になります。
地下から屋上までの共用部を綺麗にしてくれます。
又、布団乾燥(干す)をしてくれたり、チリ紙など払い出し(月一回の役場消耗品)の準備をしてくれたりと様々な生活サポートをしてくれる所です。

5つ目『図書』工場。
文字通り図書室の官本の管理や各役場の官本管理や、収容者が買った本や新聞や差し入れ本の仕分けなどを行っています。
更に本の中に悪戯書きや手紙、破れがないかなどのチェックも行っています。

6つ目『衛生』役場。
衛生係は、拘置所内の未決拘禁者や刑務所移送待ちの既決拘禁者の世話係です。
主な仕事は、食事やお茶の配当・購入品の引き取りや仕分け・役場や舎房掃除・洗濯物の回収配布など身の回りの世話をします。
役場の中には、特殊役場(特役)と言った死刑囚や有名人拘留者など気難しい人達の世話をする役場もあり多数の人と接する仕事なので気の抜けない作業場になります。
又、既決拘禁者の世話をする役場は紙袋を折り製品を作る東京拘置所唯一の場所で移送待ちの既決拘禁者を、折り方などを教えなければならないので一仕事多くなります。

以上が東京拘置所の作業内容です。作業内容についてはザックリ簡単に書きましたが、どの作業場も多数の人の物を扱ったり世話をしなければならないので大変な作業ばかりです。

次回は、所内の生活はどんな感じだったか起きる時間寝る時間などなどを書いていきたいと思います。

それではノシ




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