見出し画像

#14 断捨離力が高すぎる男

物が溢れる現代、子どもが登場すると、これほどかというほど様々なグッズが所狭し。
しかもその賞味期限は短命で儚く、日々猛烈な成長に応じた取捨選択が求められる。

ぱちおもそれなりに普通に捨てれるタイプだが、常人離れした断捨離力をもつ男がいた。

夫マイアミである。

ぱちおは小物を裁きがちだが、マイアミは特に大物を裁くのが得意だ。

我が家のドンばりに大きく鎮座してる大物にすら裁きを下し、ぶちぎっていく。

昨年裁かれた大御所系ドデカ・ソファ氏

そもそも彼が何か物事に執着している様子をあまりみたことがない。いつもおいしそうな方、大きい方をくれるし、最後の一つもくれる。

(食べ物ばっかやん)

そんな断捨離の権化マイアミからの不意な一声
「ねえ、これ、いる?」
そういって肩を叩かれる瞬間を、みんな今か今かと恐れている。

いつか私も・・?!

私ぱちおは最終断頭執行人(メルカリで売る人)を担う立場として、ファーストインプレッション「え?!それも?!」となることしばしばだが、言われてみると「たしかに惰性で維持していたなこれ」となるものが多い。

それいくん!?

ちなみに現在、やり玉にあがっている例は下記だ。

◾️ロードバイク×2台

弱虫ペダルにハマって夫婦で衝動買い。
姫は姫なの姫なのだ!と都内を乗り回した青春の日々。
今や本部長のおもちゃ。

◾️こどもちゃれんじ

かれこれ1年お世話になったしまじろうぱいせん。
いいんだけど細かいおもちゃ増えすぎて収拾つかず。

◾️こたつ

ぱちおの社会人生活十数年をともにした相棒だが、
今の家に引っ越してからというもの薪ストーブサウナにその座を奪われた。

◾️本棚

DIYを舐めプして作った結果、キングダムの歴史の重みに耐えかねて反っている。
全体的にごちゃっとしてて、もっとなんかあると思わせる風貌に仕上げました。


◾️加湿器

寝室の暖房とともに使用しているが基本的に湿っぽいものはマイアミに嫌われがち。

◾️空気清浄機

今日の主役

しばらく使わない、もしくは活用できなくなったものは捨離ってよしとした場合、この中でひとつ判断指標が難しいのが、今日の主役、空気清浄機だ。

使っているが、正直効果を実感し活用できているかどうかよくわからない。

本部長が生まれた時に助産師さんに、犬がいる家庭にはあったほうがよかろうといわれ急いでポチったエアドッグ。

病院などでも置かれているようなタイプの本気系空気清浄機で、生まれたときの産後ハイでマイアミがポチった。(産後ハイは夫にも起こるのだ。)


マイアミの要件としてはこうだ。
・そもそも犬がいるために買ったが、犬が近づいても効果を示さず。こいつが空気をどれほど綺麗にしてくれていて、それが私たちの生活にどれほどのメリットを与えているのかわからない。
・わからないわりに毎日ゴーゴーと音を立てて、本部長のつかまり立ちスポット兼コンセントおいじり危険スポットとなっていることが疎ましい。

疎ましい!!!!
とまで言わしめているのだからわりと緊急度は高そうだ。
メルカリ担当大臣としては千載一遇の売り上げチャンスだが、逸品ゆえ判断が難しい。

たしかに犬対策で購入したが、YouTubeでも検証した通り、毛だらけの犬が通ってもなんの反応も示さなかった。

引用元(08:33頃): https://www.youtube.com/watch?v=ndL9F2nYgrY

だが、閉じこもり育児のおかげか昨年は花粉症に悩まされなかった「気」もする。

判断に迷ったため、
ぱ「よし、じゃあ、試しに切って過ごしてみようか!」
と提案したところ、
マ「現状2階にはないけど2階ではどうなの?」
ぱ「たしかに」

法学部出身だからもあるのだろうか。実に法廷で戦いたくないタイプだ。

では実際、世の中の空気清浄機ユーザーで効果を実感できている者はどれだけいるのだろうか?
結局、いい「気」がするだけなのではないだろうか?空気だけに(ry

ということで我がXを活用して世論調査を行った結果がこちら。

423票おおきに

結論、やや効果を実感してる人が多めだが、72%はあくまで「気」するだけ、つまりそんな気分だ。

気分、それは英語ではムードともいう。
ムードメーカーというと、そこにいるだけで場が明るくなるような人を言うだろう。
なぜ明るくなるのか、それに明確な理由や根拠はないものなのかもしれない。

エアードッグ、彼もまたそんな気質をもつ人材なのかもしれない。
そんなことを考えながら風呂に入り、上がったところで家族会議の上、断頭はしばし執行猶予とされることとなり花粉の季節への畏怖もいささか軽やかになったぱちおであった。

エアー・ドッグ氏も胸を撫で下ろしたことだろう。

おしまい☆

この記事が参加している募集

育児日記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?