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笠木かかなめのパチンコ日記026 バーでゴト師に会った

いまから15年前くらいだろうか、あるバーで隣に座った男と話をしていたら、何とゴト師であった。正確にはゴト師が使う道具を作っている人だった。
みなさんも一度は聞いたことがあるかもしれませんが、クレマンです。
メダル投入口からセルを差し込んで、ある操作をすると、クレジットが一瞬で満タンになるからクレマンと呼ばれていました。
主にジャグラーや山佐の台が狙われていました。
買うかい?と言われましたが、遠慮しておきました。男はクレマンももうすぐ使えなくなるよ。対策部品が出るから。と。
なんで知っているのか聞いてみたら、対策部品も自分で作っているから。
クレマンを客に売り。対策部品を店に売り、何というアイデアでしょう。
全国に、ジャグラー何台ある?ですよ。
すごいことになってきました。
しかも、今度のターゲットはパチンコだと教えてくれました。今のパチンコはデジタル制御で、昔みたいにアナログでガッチャンガッチャン出てきません。全部電気信号です。
そこを狙っていき、カバンに電源を入れそこから服を通して、袖から伸びた金属棒につなぎあることをすると、玉がジャンジャンでてくると言うことです。
今はどちらもホルコンで異常検知されて、店員さんが飛んできますが、当時は相当な稼ぎだったといいます。メンバーにならないかと誘われましたが、人生を棒に振りたくないので、お断りしました。
案外身近なとこにいるもんですね。
今ではもう詳細は覚えていませんが、男の説得力はすごいものでした。
それからしばらくして、ジャグラーの投入口にプラスチックのカバーが付きました。
あいつの仕業かと思いながらスロットを回していました。
そんな感じ。というわけで今日はここまで。

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