そういや今日は誕生日それってさ

1980年12月8日、38年前の今日、日本で生を受けた。一瞬だ。時差もあってよくわからないけれど、ジョン・レノンが亡くなった日と同じ。

ジョン・レノンもビートルズもまるで知らずポールとジョンがどちらがボーカルとかギタリストとかベーシストとかなーんも知らず、“イマジン”も個人名義なのか、バンドとしての楽曲というのもなーんも知らなかった。

いつだっか定かではないけど、過去を振り返るTV番組で観た白黒の映像で、法被姿で飛行機から降りて来て彼らの存在を知る事になったんだけど、それよりも前座をドリフが務めた事の方が(バンドだったのね・・?)衝撃的だった。

10代の頃、数少ない私の誕生日を毎年祝ってくれれた友人達には、「オレは生まれ変わりだから」と言っては、「またかよ〜」と呆れられてた。

“hey jude “が流れて口ずさんでる友人を見ても、真心ブラザーズの ”拝啓 ジョンレノン“を聴いてもまるでピンとこなかった。

ただずーっとくたびれてたんだ。と思う。

閑話休題

私のパスポートの誕生日の箇所には、12月13日とある。日本が台湾を50年間統治してた時代の影響だろう、母はなんとしても憧れの地日本に、お腹の中にいた私をあちこち飛び回って(当時はビザ1つ取るのも大変だったと聞いている)、辿り着いた。

辿り着いたはいいものの、父と前妻が離婚してから6ヵ月過ぎてなく、母はその間顔も名前も知らない東北の「木こりのおじさん」と入籍してその日を待っていた。その日が38年前の今日。

今ほど医療技術も進んでなく、頭の大きい私を帝王切開でこの世界に贈ってくれた。

「お腹の中にいた頃からあちこち飛び回ってから、あんたもあちこち飛び回ってるのが常態なんだよ」

女は弱しされど母は強し