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BBC英語ニュースmemo | 【解説】「トランス」とは? キャス報告書とは? 性自認めぐるイギリスの動向

オリジナルの英語BBC News
翻訳版のBBC News Japan

■ Gender dysphoria | 性別違和

生まれ持った生物学的な性別と性自認(自身の性をどのように認識しているか)が異なる場合に、違和感やストレス、不快感を覚えること。
Gender dysphoria describes the "unease or dissatisfaction" some people feel about the difference between their biological sex and gender identity.
性別違和とは、自分の身体的性別と性自認の差異に「不安や不満」を感じる状態を指す。

■ transitioning | トランジション / 性別移行

昔は「sex change(性転換)」という言葉も使われていましたが、より広義で、かつ移行には(特に社会的な)期間が必要というニュアンスもあり、現在はtransitionやtransitioningが一般的です。
These social, physical and legal changes are known as transitioning.
こうした社会的、身体的、法的な変更は「トランジション(性別移行)」と呼ばれる。

■ affirming | (肯定的な)

life affirmingが「人生に肯定的な」となるように、gender affirming hormonesは性別違和を感じている人のトランジションをサポートするホルモン剤のこと。
An NHS document released in March says that the new services will be able to prescribe cross-sex hormones, mainly in the form of testosterone or oestrogen.
Also known as gender affirming hormones, these will be available to patients who meet certain criteria from "around their 16th birthday".
NHSは今年3月、GIDSに代わる新しいサービスでは、主にテストステロンやエストロゲンといったホルモン剤を処方できると発表した。「16歳の誕生日前後」から一定の基準を満たした患者が利用できるようになるという。

■ puberty blockers | 思春期ブロッカー

日本のメディアなどでは「二次性徴抑制剤」と呼ばれることが多いですね。なお、思春期ブロッカーが当初言われていたレベルで「可逆的なのか」、そして「安全性が高いのか」は、現在さまざまな機関が研究を続けていると各所で耳にします。一つ言えるのは、それをすぐに必要としている人も現実にいることを忘れるべきではない、ということでしょう。
Puberty supressing hormones - better known as puberty blockers - are no longer routinely prescribed by NHS England for children whose gender identity is causing them distress.
NHSイングランドはすでに、性自認が苦痛の原因となっている子どもに対して、第二次性徴を抑制するホルモン剤(通称「思春期ブロッカー」)の処方を標準治療としていない。

いつもより「厚め」に取り上げております。
いよいよ今週金曜日からは毎年恒例の東京レインボープライド(TRP)2024ですね。

おれも金曜と日曜に行く予定です。会場で見かけた方はぜひ声かけてください!


自分の勉強用に週に数本こうして記録していきます。

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