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むしろ本当の「不遜なおれ」や「ちっぽけなおれ」を

ちょっと前に パチの「ディレイラー」分析というレポート(?)みたいなのを書きました。

「ディレイラー」というのは、プレッシャー下だったり油断しまくっているときだったりに取ってしまいがちな行動傾向で、これ実は、おれがものすごく知られることが苦手で、恐れていたことでした。
だってそれは、「不遜なおれ」や「ちっぽけなおれ」という、本当のおれになったときに取ってしまう行動であり、それは本当のおれがバレてしまうことだから。

  • 都合が悪くなったら、方針や手順を無視して、自分の間違いを取りつくろう。

  • いつも自分のことばっかり考えて、人の注意を引く機会を探してばかり。

  • 他人には注意深さを求めるくせに、自分の計画は注意深く立てない。

  • 権威が嫌いだと言って異議を唱えつつ、ときに都合よく権威を利用する。

全部本当のおれ。こんなおれ誰にも知られたくなかった見られたくなかった。
見せたかったのはカッコいいおれや立派なおれで、そうじゃない本当のおれは大嫌いだった。
見せたいおれと本当のおれの間にはめちゃめちゃ大きなギャップがあって。本当のおれはフェイクでインチキで。
取り繕っていない本当のおれを見せられるのは、世界に3人くらいしかいなかった。

でもいつからか、だんだん気にならなくなってきて、今ではほとんどまったく気にならなくなった。
というか、むしろ本当の「不遜なおれ」や「ちっぽけなおれ」を知ってもらいたくなっている。

…いや、違うな。今も「カッコいいおれや立派なおれ」を見てほしいんだけど、それ以上に「カッコいいおれや立派なおれを見てほしがっているおれ」を見てほしくなっているって感じかなぁ(分かりにくいな、すまん)。
つまり、不遜なおれやちっぽけなおれ「も」おれだよって。
これも本当のおれが大嫌いじゃなくなったからなんだろうなぁ。楽になったなぁ。

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