宮本武蔵と打撃

 アメリカの著名な打撃指導者の一人が、1人の侍が2人の敵を相手にしている時の刀の使い方をバッティングに例えて説明をしていた。その方は宮本武蔵など武士道も参考にし、現在の打撃指導につなげている。
 それをきっかけに宮本武蔵の五輪書を現在読んでいる。1600年代のものであるが、彼が極めた武士道哲学が述べられているが、納得できることも多くおもしろい。
 「世の中には兵法の道に習っても、実際のときの役には立たないだろうという考えもあろう。そのことについては、いつでも役に立つように稽古し、いかなる事態にも役に立つように教えること、これが兵法の実の道なのである。」
 野球の世界でも練習の為の練習をするなと言われることがあるが、その言葉と重なった。コーチをするときには、気を付けなければいけない。

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