アメリカのクレカ、銀行口座を帰国後も維持する気になれない理由

仕事も終わり、アメリカから日本に本帰国するとき、せっかくということでアメリカのクレカや銀行口座も帰国後日本で使い続けたいと思う人も多いでしょう。
もちろんサービスによって完全に禁止されている場合は難しいですが、そうでなくても個人的にはあまりお勧めしません。それは法律的にグレーゾーンだということはさておき、それ以外にも銀行口座の場合、アメリカはM&Aが盛んですので、契約していた銀行が他社に買収されたときにその新規の口座番号を日本国内で知ることが出来るのかという問題があります。実際2023年にそれまで駐在員おなじみのUnionBankがUSBankに買収されましたが、このときUnionBank側の口座が一旦解約され、新規にUSBank口座に移行されました。その時いろいろ手続きが必要でしたが、今思えば日本でこれをやるのは無理かもな、、、と。逆に考えれば買収側の会社の口座だったら特に問題はないのかもしれません。その場合は最大手のBofAやChaseの口座は残してもよいのかも(もちろん銀行側が非居住者向けに対応してくれるかという問題がありますが)。
クレカの場合、まずこの先述したアメリカの口座が必要という問題がありますが、そのうえでアメリカはクレカ詐欺が多いため、頻繁にクレカ会社に詐欺報告し、新規にカードを発行してもらいます。クレカ詐欺も最近はハッキングにより全く身に覚えがないのに、認識していない支払いが表示されたりし、私も半年に1回ぐらいは詐欺にあいます。いずれにせよ、このときカードを送ってもらう必要がありますが、日本国内だとそれが結構難しいわけです。
アメリカ政府もアメリカ外の非居住者がアメリカの金融サービスを保有することを厳しくしていますので、基本的にはかなりリスクのある行為です。


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