吾峠呼世晴 短編集

吾峠呼世晴さんは言わずと知れた「鬼滅の刃」の作者です。この方の創作の原点、バックボーンがどんなものなのか知りたくて買って読んでみました。

初期の作品なので未熟な部分も多いですが、それを補っても素晴らしい内容でした。

どの作品にも言える事ですが、基本は虐げられた人々の人生を描いています。逆境に対して克服できた人と、克服できず道を外れた人との対比を上手く絡めて物語が進んで行きます。

また表現方法がダークファンタジーというかホラーなのが特徴、人間の暗部を描いた作品は気持ち悪い物が多いのですが、何故かこの人は爽やかさを感じます。悪役に対しても慈愛の気持ちが強いので、読後も不快感が残らないのでしょうね。

あともうひとつ大きな感想があるのですが、これはまだ整理が付かないので、またそのうちに。

さて、23巻を買いに行こう。🙂

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