牧場の少女カトリ その2

第2巻を鑑賞、ライッコラ屋敷で家畜番として働くことになったカトリが、北の牧場で事件を起こすところまで見る。淡々とした物語の展開でありながら非常に面白い。🙂

脚本が宮崎晃、調べてみたら寅さんを作っている人であった。どうりで会話のテンポや内容が充実していて心地良い。特にカトリと回りの大人たちとの会話が良く出来ている。またペッカなど友達との会話も楽しい、9歳の子供にしては大人びてる気もしなくはないが、子供同士の会話はこうなんだろうなと納得したりしてる。

物語で感心したのは、カトリが家畜の牛の名前を一頭一頭覚えて、牛に対し名前で話しかけてコミュニケーションを取るところ。組織をまとめるノウハウなど、社会で役立つ知恵が織り込まれていて非常に良い。どの場面にも捨てや余りがなく非常に良く出来た作品だと思う。🙂

北の牧場での出来事はこの作品の見せ場の1つでしょう、非常にハラハラドキドキした内容でした。カトリの責任感や不安な心理描写も見事で、問題解決に向かう姿勢も感動的でありました。テームのお仕置きは今の時代だとどう受け取られるか分かりませんが、少なくても昭和の頃まではこういった体罰は当たり前だったので、私は普通に受け入れる事が出来ました。

しかし、奥さんのウッラは大変ですね。こういう性格の人と上手く付き合えてこそ立派な大人になれるのだろうと思います。🙂

続きがまた楽しみです。👍

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