【モバマス】8thアニバアイプロ走行記

2019年11月28日から12月9日まで、モバゲーのアイドルマスターシンデレラガールズ(以下モバマス)内で8thアニバーサリーアイドルプロデュース(以下アニバアイプロ)が開催され、私の担当である本田未央が上位報酬となりました。この記事はそのイベント走行記録および、来年以降アニバアイプロを走る人向けのアドバイスです。

アニバアイプロの基本的なシステムも含めて解説しているので、そんなの知ってるぜ!という方は最後の走行記録まとめに飛んでください。

目標

当初目標は2枚取り(200位以内)。

前年の200位ラインが約5億7800万ptだったので、大体6億ptを目安に調整することにしました。

後半に行けそうだと判断して目標を上方修正(100位以内)しましたが、最終日にボーダーが急騰して若干肝を冷やすことに。

手持ち資産

アイプロではモバマスの他の大部分のイベントと異なり、過去の同種イベントのアイテムを貯めて使うことが出来ません。したがってパワー持ちアイドル購入用の生スタドリと、スタ走り用のマイスタ・ハフスタがイベント開始時に準備出来る資産になります。

アニバアイプロ開始時点のスタミナはバランス型を入退社で振り直して479。手持ち資産は以下の通りです。

・スタドリ 約4800本

・マイスタ 約3200本(ハフスタをマイスタ換算した分を含む)

さらに課金アイテム購入用資金として、現金約10万円を用意しました。

また1/6BPドリンクの手持ちが6000本とかなり余裕があったので、アニバ前のライブロワイヤルを走って上位報酬の岡崎泰葉を2枚獲得しました。この泰葉はアニバで特訓後4倍パワーを発揮するため、結果発表直後のフリトレではスタドリ約350本で取り引きされています。このため実質的にBPドリンクをスタドリ700本に変換した形になりました。

アニバアイプロにおける戦力概要

通常のモバマスのイベントでは、フロント(10枚)、バクメン(10枚)、ぷちデレラ(3人)の総計で発揮値が計算され、それにフロントの特技の効果が乗ります。フロント・バクメンの特技および属性構成によって特技の掛かり方の効率が変わってくるので、単純にパワー持ちを突っ込めばいいというわけではなく、パワー持ち以外のフロント編成も重要視されています。

一方、アイプロでは大きく事情が異なります。アニバアイプロで発揮値に参入されるのは以下の3つです。

・フロント(10枚)

・プロデュースメンバー(最大4人、イベント中に育成、育成完了で4倍パワー)

・ぷちデレラ(3人)

見ての通り、バクメンがありません。しかも特技が発動しないので、フロントには属性構成などを気にすることなくいくらでもパワー持ちを積むことが出来ます。フロントは最終的にすべてパワー持ちで埋まるので、イベントを走るのに普段の編成はほぼ無関係といって良いでしょう。

プロデュースメンバーは3年前の5thアニバーサリーアイプロから導入された要素で、イベント中に得られるレッスンptを使用して育成することが出来ます。アニバでは3人(今回は椎名法子、神谷奈緒、南条光)は最初から、1人(白菊ほたる)は後半(第7ラウンド開始時)から育成が可能で、育成が完了すると4倍パワーを発揮します。当然イベント開始時と、4人の育成が完了した段階では発揮値が大きく変わってきますので、特に課金アイテムを使用するタイミングと関係してきます。

プロデュースメンバー以外のパワー持ちは以下の通りです。

特訓前3倍、特訓後4倍

・前イベントの上位報酬(岡崎泰葉

・イベント開始時に更新されたガチャの報酬(佐城雪美)

・月末ガチャの報酬(島村卯月、依田芳乃、大和亜季)

・イベント後半に更新されたガチャの報酬(塩見周子)

特訓前2倍、特訓後3倍

・前イベントのメダルSR(白雪千夜

・本イベントのメダルSR(椎名法子、神谷奈緒、南条光、白菊ほたる)

すべて1.5倍

・上位報酬の同名のアイドル(本田未央

これらのうち太字にした3人(泰葉、千夜、未央)は、イベント開始前に入手が可能なアイドルです。1.5倍パワーは最終的に編成から抜けるため、今回で言えば泰葉・千夜を確保しておけばいいでしょう。

イベント走行時の編成

パワー持ちについて基本的には以上の通りですが、今回は前回のアニバと違う点が2つありました。まず一点はブレイクの導入です。これはイベントなどで得られる専用アイテムを使うことで、任意のカードのステータスをコスト30、攻守合計約55000の専用特技持ちに変化させられるというものです。これによって3倍パワー持ちのメダルSRをガチャ産SR並に強化することが可能になったため、月末などの特訓前を無理にフロントに積む必要がなくなりました。

もう一点は8周年記念の無料ガチャです。従来の無料ガチャと違いドリーム報酬、月末の引換券などが課金ガチャと同様に得られるシステムでした。そのため無課金でもガチャ目玉のSRを引き当てることが容易であり、通常の数倍のパワー持ちアイドルがフリトレ市場に溢れる結果に。パワー持ちのフリトレ価格の下落が例年以上に激しくなり、ガチャ更新直後にアイドルをトレードした人は大きな損失を出した一方、下落後は少ないスタドリでパワー持ちを集めることが可能になりました。

イベント走行中の実際の編成は以下の通りです。

第1ラウンド(11日28日)

4倍:雪美+、泰葉+

3倍:千夜+、雪美、泰葉

1.5倍:未央×5

発揮値約150万(プロデュースメンバー育成前)/約200万(育成後)

運良く雪美をドリリミの特等で当てることが出来たので、フリトレした特訓前を含めて開始時点でのほぼフルパワー編成に。実際はこれに千夜をブレイクさせればもう少し発揮値が伸びます。

第2ラウンド(11月30日)

この日からデレステでライブパレード(なんとこちらの報酬にも未央が!)が始まり、さらに月末ガチャが開始されます。

本来ならここで月末組を補充して戦力増強といくところですが、ガチャは5ステップに加えて若干のジュエル(12000ほど)を投入したものの引けず。また翌日に未央の誕生日オフ会、さらに翌々日は午前中に用事があり、しばらく動けません。雪美の下落っぷりを見て月末組も同じコースを辿ると予想し、お迎えをしばらく見送ることに。

第4ラウンド(12月2日)

4倍:雪美+、泰葉+、卯月+、芳乃+、亜季+

3倍:千夜+、雪美、泰葉、亜季

1.5倍:未央×1

発揮値約255万

わずか2日で月末組は更新直後の約半額まで下落。

運良く無料ガチャで卯月を引けたので、手持ちスタドリにかなり余裕が出ました。特訓後3人に加えて、比較的お手頃な亜季の特訓前をお迎え。発揮値は初日の3割増しに。

第8ラウンド(12月8日)

4倍:雪美+、泰葉+、卯月+、芳乃+、亜季+、周子+

3倍:千夜+、雪美、亜季、奈緒+(ブレイク済)

発揮値約295万(ほたる育成後)

ほたる合流に加えて周子登場により、1.5倍パワーの未央が抜けてフルパワーに。さらに余っていたブレイク素材でメダルの奈緒をブレイクして、更なる強化を図ります。

一応3倍パワー持ちを全てブレイクさせれば、発揮値は300万を超えたようです。そこまでする必要があるのかは分かりませんが……。

スタ走りについて

アイプロのスタ走り速度は、発揮値、消費スタミナ、回線速度などの走行環境、身体能力(≒クリック速度)の4要素によって決まります。このうち発揮値については散々述べてきたのでもういいでしょう。

次の消費スタミナについてですが、4人のプロデュースメンバーの最大値は11、上位報酬(未央)は12なので、イベント後半に未央がプロデュース可能になることでスタ走りの効率も若干向上します。2枚取り以上の場合、前半もサボるわけにはいかないのでそこまで関係がないですが、1枚取り目標でどこか集中的に走る日を作る場合は後半に設定するのがベターです。

走行環境については回線や使用端末などに加えて、ブラウザの設定なども含まれます。私の場合、自宅の無線Wi-FiでノートPCから走っていたので、スマホに比べると遥かに速いとはいえ、理想的な環境ではないと思われます。

ちなみにスマホブラウザ、Andoroid/iOSアプリ、PC版のANDアプリ以外でのモバマスへのアクセスはサポート対象外です。効率化を進めれば進めるほどグレーゾーンに足を踏み入れることになりますので、その辺りは自己責任でお願いします。

意外と問題になるのが4番目の身体的な問題です。私の環境では、月末パワーを積んだ状態(消費スタミナ11、発揮値255万)で最速クリックを1時間したところ時速1300万ptほどを記録しましたが、そのスピードをしばらく続けたところ腕に微かな痛みを感じ始めました。腱鞘炎のきざしです。これはまずいとスピードを緩めて時速800万pt~1000万pt程度を目安に走るようにしたところ、無事最終日まで完走することが出来ました。参考までに、ツイッターでは時速1900万ptという報告も見ましたが、常人は真似しない方が良さそうです。

腱鞘炎予防のためには無茶な速度でクリックしないのはもちろんのこと、適度な休息を取る、マッサージを行うなどといった対策が有効です。

これらの4要素のうち発揮値以外はどのアイプロでも変わらず、また発揮値は単純に獲得ptと比例するので、事前にアイプロを走ることで本番での速度を検証することが出来ます。発揮値100万のときに時速300万ptで走れることが出来れば、発揮値300万なら時速900万ptを出せることになります。

最後に方々で言われていることですが、走行中のお供としてアニメ視聴環境などを用意することを強くお勧めします。単純に暇つぶしになるだけでなく、副産物として走行時間の記録代わりにもなります。私の場合は話数にして83話を最終日までに視聴していました。1話25分として約35時間、これにアニメを見ずに走っていた時間(ニコ生など)を含めると、大体50時間程度でしょうか。

課金アイテムについて

前述の通り、アイテム購入用資金(兼ガチャ資金)として約10万円を用意しており、これによって約1600個の課金アイテムを確保しました。これらはフルパワー編成となった後の第9ラウンドで使い切ることにしました。

この時点でのスペシャルコミュでのパーフェクトは約19万pt、エピソードコミュでは約20万ptです。前者の場合はLVアップ報酬があるので単純な比較は難しいですが、面倒なのでどちらもざっくり20万ptと考えて一気に使用します。

ボーダーbotの記録を見ると最速で1時間に約650本、1億3000万ptを稼いでいました。1600本の消費に掛かった実働時間は3時間弱です。スタ走りでの最速に比べて、大体10倍程度の速度が出せることになります(実際はこの時点ではスタ走り速度計測時より発揮値が上がってるので、8倍~8.5倍程度かもしれません)。


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アイテム走り後のptグラフ

ちなみに2枚取り目標の場合、仮にすべて課金アイテムでptを稼ぐ場合でも必要なアイテム数は2700個程度です。これは5時間もあれば飲み切れる量ですので、基本的に課金アイテムを使用するのに掛かる時間がネックになるケースは少ないでしょう。万が一、十傑を目指す場合は問題になる可能性があります。

走行記録まとめ

生スタドリの最終的な差損に関してはガチャで引いたアイドルがいたり、戦力として手元に残している分がいたりして正確な計算が難しいので割愛します。

・フリトレに使用したスタドリ 約1850

・マイスタ差損 約1450 ※メダルなどからの獲得分があるので実消費とは異なる

・フリトレ外で獲得したパワー持ちアイドル 泰葉×2(上位報酬)、雪美×2(ドリリミ)、卯月(月末12%)、奈緒(メダル)、千夜(メダル)

・実弾消費 約115,000円

・走行時間 約50時間

・最速(スタ走り時) 時速1300万pt(消費スタ11、発揮値約255万pt)

・最速(アイテム走り時) 時速1.3億pt(消費スタ12、発揮値約295万pt)

・最終順位 87位

・最終pt 736,578,826pt

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というわけで無事にアニバアイプロ2枚取り、2桁順位を達成することが出来ました。ついでにデレステのライブパレードでも未央の☆15と金トロフィー獲得を達成し、一安心といったところです。

正直、最終日(9日)になった時点で既に7億ptを稼いでおり、100位ボーダー(約5.6億)からかなり離れていたのでぶっちゃけ余裕だろうと思っていましたが、その翌朝ボーダーが6億が乗る急上昇を見せます。その日は一日中仕事がありましたが、慌てて移動中にスマホを触り少しでもpt稼ぎ。さらに21時過ぎに帰宅後もラストスパートのスタ走り(と追い課金)をして、なんとか逃げ切りに成功しました。

最終的に、100位ボーダーは最終ラウンドだけで1.53億pt、200位ボーダーに至っては1.93億ptという凄まじい上昇を見せました。2000位最終ボーダーの1.36億ptと比較すると、上位争いの激しさが分かって頂けると思います。

最後に

ここまで読んで頂きありがとうございました。見ての通りアニバアイプロを走るのは、モバマスというゲームのなかでもなかなか骨が折れる作業ですが、十分な準備と覚悟(マイスタ・生スタの備蓄、適切な目標設定、走行時間の確保、(必要ならば)実弾投入)があれば決して不可能ではありません。この記事が来年以降アニバを走る方のお役に少しでも立てば幸いです。

最後になりましたが、これからも本田未央ちゃんの応援をよろしくお願いします!

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