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ほしたべよ


そう言って、星型の米菓を突っ込んできた。
口のなかで十角形がまあるく溶けていく。
かわいた秋の空気のように笑い、去っていく
あたし

思わず呼び止める。
その振り向きざまがあまりにも永遠ではなくて、苦しくなりました。

なんでもない
そう言って逃げてきたあの子のこと あたしは好きだった。
変わっちゃったのかな 可哀想な方が輝いていたね。

昔は目の前にあった月の話でもしようか
もしかしてもう飽きちゃった?
でも忘れないようにしなきゃ、これはきっと義務だから。

星ってきっと甘いとおもう、でもちくちくしていて、咳き込んでしまうと思うの。

きっとビーズみたいな味

ね、あたし、あの時に掃除機で吸い込んだビーズのこと、ずっと忘れられてないんだ。

からから、心地よかったなぁ。
きっと、なんにだってなれる。

少女だって自称すれば私はいつだって少女で、猫だって、花だって、月だって、星だって、ビーズにだってなれるんだよ。

からから、



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