3月12日　少し離れた友人

久しぶりに会う友達と飲んだ。

会う前は、わりと違う価値観になってしまったし、
喋ると疲れるだろうな〜と気が重かったが、
結局、わりとなんでも喋っちゃっても大丈夫な関係値になっていることに気づき、いきなり気が楽になった。

距離が近かった人には言えなかった心の内を喋ってみたとしても、今の自分の近い距離の人たちとは接点がない、という安心感。

不思議だなぁ、と思った。

昔は物理的にも、心の距離も近いと思っていた友人が、今は物理的にも、心の距離もしっかり取れていて、今の自分の生活圏内からは少し離れたところでそれぞれ暮らしている。

昔の自分の話し方で通じていたものが通じなくなってしまった寂しさは若干あるが、今の自分に必要な人としての距離感は、今の彼女たちとちゃんとある気がする。

彼女たちと失われてしまった空気、距離感は
新しい他の誰かで補われることは今後あるのだろうか。

そんなことを思って、ほろ酔いで家に帰る。