2020/03/11 world's end girlfriend - singing under the rainbow

ちょいと用があって久々に電車に乗って築地の方まで出かけたんですが、地下鉄の出口を出た時に「あー、知らない街に来たぞ」と思ったんですよ。全然知らん、と。普段どれだけ狭い行動範囲なんだ、って話ではあるんですが、その時に、なんかちょっと嬉しかったんですよ。まだまだ知らんことがある、っていうのを正に実感した、というか。知らん街で、知らんビルに入って用をたし、知らん店で飯を食って帰る、っていう、まぁ仕事次第では毎日やってらっしゃる人もいると思いますが、僕のようにある場所に留まって仕事をすることが多い人間からすると新鮮で、元来出不精なんですが、たまには外に出ないとなぁ、てなことを感じた次第です。
ということで、全然関係ないけど(てか、関係あること書く方が少ないけども)今日はこの曲を。『おそいひと』という映画がありまして、簡単にまとめると“電動車椅子に乗る重度障害者が殺人鬼になる”って話なんですが、柴田剛監督とは顔見知りで、公開の際にちょこっとだけ手伝ったこともあり何度も観ておりまして、とにかく最後の場面が素晴らしいんです。何度観ても鳥肌。そこにかかるのがこの曲です。
もちろん、映像バイアスみたいなのがかかってるとは思うんですが、曲自体も好きなんですよねー。不穏で美しく、激しく優しい。WEGは他にも好きな楽曲がいくつかあるんですが、選べと言われれば(そんなことないけども)迷わずこの曲を挙げるぐらい好きです。たまらん。