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韓国まで行ったけれどドジャース戦のチケットは買えなかったって話

韓国でのメジャーリーグ開幕戦
その前の韓国野球チーム、韓国代表との交流試合
チケットは買うことはできなかった。

裏ワザ的な方法で躊躇せず課金すれば入手する方法はあったし、実際、出会ったアメリカ人たちはそうしていたけれど、私は真っ当なやり方でチケットを確保してみたかったので、そういう手段では確保できなかったというのがより正確な表現だろう。
後学のために買えなかった顛末を記録しておくことにする。

今回、ソウルで開催されたMLBチームの試合チケットは、韓国版の楽天のようなオンライン通販を中心とした“クーパン”という企業が独占的にチケットを販売していて(一部、日本の旅行代理店も販売していたのを例外とすると)クーパン会員でないとチケットが買えない状況であった。
このクーパン会員になる資格としては、韓国人、非韓国人だが在留資格を持つ人(留学生やワーホリ中の人)などが対象で、韓国でのIDが必ず必要であるため、韓国に留学中でもない平凡な観光客がその日にちょうどソウルにいるからと言って事前にチケットを購入するというのは不可能なことだった。

そこで私が考えたプランBは、現地で当日券を買うことだった。
韓国人の友人にチケット情報を確認してもらったところ、17日も18日も場所にこだわらなければ空席があったため(実際、韓国人の友人は内野席のチケットを購入)、私はパスポート持参で本人確認できれば買えるのではないかと考え当日現場に向かった。

事前にオンラインでチケットを確保している韓国人達はIDチェックを受け、チケットを発券し手首に入場許可のリストバンドを装着してもらって手荷物検査を受けて入場となる。
私は通常の、コチョクSKYドームの当日券売り場を目指して行ってみたところ、すでにその手前にフェンスがあり、入場規制が行われていた。
つまり当日券売り場は機能していない状態で近づくこともできない状態だった。
なんとか現場リーダーのような人員を采配していそうな人を捕まえて、当日券の販売はどうなっているのか確認したところ、
チケットはオンラインのみ、この場での販売はない
と門前払いであった。

この時点で私が自分自身で試合のチケットを購入する道は完全に途絶えた。

プランCは簡単。
韓国人にチケットを購入してもらい連れて行ってもらえばいいってこと。
実際、アメリカ人は韓国人に頼んでチケット購入、引換まで来てもらい、あとは観戦するもよし、帰るもよし、関係はビジネス、
俺は野球が見れるぜ!自分を入れて二人分のチケット代金なんて安いもんだぜ!といった勢い。
(チケット購入は1人2枚まで)
アメリカまで行くことを考えれば二人分で6万円ぐらいの出費も高くはないのだろうけれど、韓国人をナンパしてアテンドをお願いする程そこまでの野球熱はないので大人しく諦めることにした。

今回は韓国初開催のMLBという特別な状況だったために韓国人を優先したチケッティングだったのかもしれないが、ここまで閉鎖的とは驚いてしまった。
テレビで実際の試合を見ながら空席を見かけては残念な気持ちでいっぱいになったし、日本でチケットが確保できず韓国行きを断念した人もテレビで空席を見て不思議な気分になっただろう。
とにかく外国人はチケットが簡単に買えない状況だったため現場にいてもドームに入れなかったというのが現実。

もし同じ状況が日本でもあるとすれば、試合を見たい訪日外国人のために助けになることを自分はしたいと思った。
(可能な範囲で、だけれど)

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