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再婚相手は初婚?再婚?男女別にみた再婚環境の変化

日本人の結婚に関する状況はここ70年ほどの間に変化してきました…さて、どのように変化したのでしょうか?

夫妻別にみた場合

男女(夫妻)別、さらには初婚と再婚を区別して婚姻件数の推移をみると、以下のようになります。

1952 - 2019_初婚再婚

年齢別にみた場合など、より詳しい情報はこちらのnoteで検討しています。



さて、上記のグラフやリンク先記事では「相手が初婚なのか再婚なのかは分からないデータ」を使用しています。

本noteは「相手が初婚か再婚かを考慮したデータ」についてより詳しくみてみます。

初婚夫と初婚妻

さて、まずは婚姻関係において最も多いであろう「夫妻とも初婚」となる婚姻件数についてみておきましょう。

1952 - 2019_初婚再婚組み合わせ

先ほどの図でも見られた、大きくうねりつつ、1970年代から2010年代にかけて減少傾向が続く線(薄いグレーのライン)が「夫妻とも初婚」となる婚姻件数を表しています。

その他の関係を大きく上回り、婚姻関係の大部分を占めているようです。割合としては、2019年時点で全体の73.3%を占めています。

再婚内訳

次に、再婚の場合の組み合わせをより詳しく見てみましょう。

組み合わせとしては「夫妻とも再婚」、「夫再婚・妻初婚」、「夫初婚・妻再婚」の3通りがあります。

1952 - 2019_初婚再婚組み合わせ_再婚のみ

1980年代まではそれぞれバラバラに推移し、1990年以降はシンクロ率の高い推移となっています。

先にリンクで示した別noteでも言及していますが、再婚市場においては常に「夫再婚・妻初婚」の件数が「夫初婚・妻再婚」の件数を上回っています。この状況は「事実上の一夫多妻」と表現されることもあります。

とはいえ、再婚の場合に「夫妻とも再婚」も「妻初婚」とほぼ同数で推移していたり、女性の再婚が男性と比較して著しく少なかったりするわけではなく、再婚の場合には相手が初婚なのか再婚なのかは男女ともそれほど気にしていないのかもしれません。

再婚者の年齢

再婚に関しては年齢別にみた動画もあります。

ぜひご覧ください。

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