整腸薬(生菌製剤)の処方にみる地域性と年齢分布
先日のnote。病院で処方される整腸薬の勢力分布を調べました。データソースはNDBオープンデータと人口推計。ちなみに、整腸剤のうち「活性生菌製剤」のみを抽出しています。
また剤型を「錠剤」に絞った場合の動画を載せたのですが、上のアイキャッチ画像の日本地図🗾に載せた通り、処方された金額でみた場合には「細粒」や「微粒」など錠剤以外の剤型がトップになる県も。
都道府県別
そこで、「錠数」という錠剤に限ったランキング方式を変更し、
「処方単位数」×「単価(薬価)」
という一律の金額表示にて、剤型を問わず改めてランキング動画を作成しました。
地域性、ありますか?
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ありそうですね。
トップを抜き出して色分けするとこうなりますから。
年齢階級別
今回はさらに、年齢階級別にも処方金額を調べてみましょう。
年齢階級は今回の場合、5歳ごとに一区切りをつけた階級(組み分け)になります。
動画がこちら。
整腸剤は高齢者に対してよく処方されるようです。
医薬品に関するほぼすべての年齢別統計が同じような形をしているのかもしれませんが…。
市販薬は統計に含まれません
上記動画のいずれのデータも、医療用医薬品として病院で処方せんが出されたものを対象としています。
ドラッグストアなどで買える整腸薬は含まれていません。実のところ、整腸薬については、市販されている一般用医薬品の方が市場規模が大きいことが各社決算資料等から伺われます。
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