雪は降る あなたは来ない

惜しい!ってことが山のようにあるこの世だなあと思うわけです。たとえばとある喫茶店。コーヒーもホットサンドもめちゃくちゃ美味しい。レトロな雰囲気にレトロなクリームソーダがめちゃくちゃ合う。だけど店内のお掃除が行き届いていない。惜しい!オープンしたてのあのカフェ。ラテもケーキもとっても美味しい。新しい木材の香りがして清潔な店内。だけどお客さん層が定まらずがやがやざわざわしていて落ち着かない。惜しい!そしてわたし。よく道を尋ねられるくらい人の良さそうさが漂ってるみたい。びっくりするほどの美人ではないけれど、ちょっと可愛い部類に入れてもらえそう。だけど頑固。おっそろしく頑固。惜しい!惜しいね。つまり、この世にパーフェクトはあり得ないってこと。欠けたり足したりして補い合っていくもの。だからあなたもそのままでいいのよ。惜しい!って言われてても。そここそがチャームポイント。

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