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不可説不可説転の英語表記(1)

塵劫記によると
一、十、百、千、万
と始まって、あとは4桁ごとに位が上がって
万 ($${=10^4}$$)
億 ($${=10^8}$$)
兆 ($${=10^{12}}$$)
京 ($${=10^{16}}$$)
垓 ($${=10^{20}}$$)
𥝱 or 秭 ($${=10^{24}}$$)
穣 ($${=10^{28}}$$)
溝 ($${=10^{32}}$$)
澗 ($${=10^{36}}$$)
正 ($${=10^{40}}$$)
載 ($${=10^{44}}$$)
極 ($${=10^{48}}$$)
恒河沙 ($${=10^{52}}$$)
阿僧祇 ($${=10^{56}}$$)
那由他 ($${=10^{60}}$$)
不可思議 ($${=10^{64}}$$)
無量大数 ($${=10^{68}}$$)

と表すことになっているので
12345678901は
百二十三億 四千五百六十七万 八千九百一
となります

ところで有名な大きな数の位としては、
仏教の経典の華厳経に『不可説不可説転』というのがあって

$${\displaystyle 10^{7 \times 2^{122}}}$$
$${=10^{37218383881977644441306597687849648128}}$$
(10の37 澗 2183溝8388穰1977秭6444垓4130京6597兆6878億4964万8128乗)

小さい方から
洛叉 ($${=10^{5}}$$)
倶胝 ($${=10^{7}}$$)
阿庾多 ($${=10^{14}=10^{7 \times 2}}$$)
那由他 ($${=10^{28}=10^{7 \times 2^2}}$$)
頻波羅 ($${=10^{56}=10^{7 \times 2^3}}$$)
矜羯羅 ……
…………

不可思
不可思転
不可量
不可量転 ($${=10^{7 \times 2^{118}}}$$)
不可説 ($${=10^{7 \times 2^{119}}}$$)
不可説転 ($${=10^{7 \times 2^{120}}}$$)
不可説不可説 ($${=10^{7 \times 2^{121}}}$$)
不可説不可説転 ($${=10^{7 \times 2^{122}}}$$)

最後の方は10の指数部分の大きさも凄いけど、命名もある意味俗人には理解不可能な凄さ……


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