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【パーマカルチャーデザイナーvol.32】Mariko Kimura

これはパーマカルチャーデザインコース(以下、PDC)を修了したパーマカルチャーデザイナーたちのリレーコラムです。

※パーマカルチャーとは
"Permaculture is a dance with nature, in which nature leads."
パーマカルチャーとは自然に導かれる自然とのダンスのようなもの。
Bill Mollison

ビル・モリソン

#32 Maruko Kimura

PDC中にドラマがあった時、本当はドキドキしているのに真っ直ぐと自分を支える姿が印象的だったまっちゃん。2年越しにインテンシブコースに参加したこともブレない芯の美しさを感じる。
自然に身を任せると心地よさにゆるりとしている姿は可愛らしくて、知れば知るほど魅力的な人。

Q1.あなたについておしえてください

©︎Mariko Kimura

岡山生まれで自然に囲まれた幼少期を過ごしていたからか、小さい頃から生き物や動物が好きでした。転勤族だったので山口・奈良・栃木と県を点々としていました。
絵を描くのも好きだったので、中学からずっと美術部で絵を描いていましたが、生き物が好きな衝動を抑えられず大学では美術そっちのけで保護猫活動を行ったりしていました。
家族もみんな生き物好きなので、今まで20匹以上の猫を保護して里親を見つけたり看取るまで世話をしています。

大学在学中に学芸員の資格を取る過程で訪れた【井の頭自然文化園】にビオトープがあり、そこで自然を解説するボランティアスタッフや解説を楽しそうに聴く子供達、その在り方が私にはとても魅力的に見えました。
いつか人と自然を繋ぐ仕事に就きたいと、その時ほんのり夢に見ていましたが、まさか実現するとは当時思ってもいませんでした。

今はバトンを繋いでくれた内山さん(#31narumi uchiyama)と同じ施設で働いています。

○今興味があるもの
・プラスチックフリー
丁度PDCを受けた年の2019年5月から「ペットボトルを買わない生活を始めたい!」と思い立ち、始めてから今年で丸4年になります。都心に住んでいるので難しいかと思いましたが意外といけました。

・馬耕、馬搬
日本の馬が好きなので、いつか一緒に在来馬と暮らして田畑を耕しながら生きていけたらいいなぁ~なんて思っています。
馬耕される方は日本にほぼいらっしゃらないようなので、情報をお持ちの方ぜひおしえて頂けたらうれしいです!

Q2.パーマカルチャー デザインコースを通して

©︎Akane Masuda

講師陣はもちろんPDCには色々な人が参加していて、私の生きていた世界は何てちっぽけだったんだ!と固定概念をひっくり返されました。
講座だけでも吸収したいことがたくさんあるのに、さらに参加者まで個性豊かな人が多くて話すたびに知らない世界が広がっていって脳のキャパシティを越えそうでした(笑)
その中でも印象に残っているのは講座の中で講師陣から「人間は何になるために生きている?」という質問に、参加者のあっくんが「幸せになるため」と即答した場面です。

いまだに時々思い出してしまうくらい私にはインパクトがありました。
考えたこともなかったから。

それ以来、辛いことがあったり迷ったりすると思い出しては心のお守りにさせてもらっています。
あと、どんなレストランでも見たこともないホスピタリティー溢れたとっても美味しいご飯を頂けて幸せでした。

Q3.あなたにとってパーマカルチャー って

©︎Mariko Kimura

「世界で一番美しいデザイン」だと思っています。
今まで美術を学んできたけれど、こんなに美しくて優しいデザインはみたことないです。正直大学で何を学んでもあんまりしっくりこなかったので、大学にこの学科あったら良かったのにー。と本気で思いました。

面白いのと同時に奥深くて、難しくて、思いどおりにはできない。
思いどおりにするのではなくて、寄り添う。
良く観察して声に耳をすませる。自然にも人にも。

幸せになるためのヒントが沢山散りばめられていて、学んだことの一つひとつが人生を豊かにしてくれる。

Q4.PDCの中で次にバトンをつなぎたい人とその人の印象

©︎Akane Masuda

しゅんちゃん(PDC)・なかむー(職場)こと、中村さん。
内山さんと同じく同じ職場で働いています。
聖人かっ!てくらい優しいです。
上手く言えないけど、存在や雰囲気がパーマカルチャーっぽい人。
最近は3人で会う機会が増えて、これもPDCでの繋がりがあるからこそなのかな、とおもいます。

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木村 万璃子
Mariko Kimura
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2022/7/7 小暑