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【パーマカルチャーデザイナーvol.48】Shoko Sakaki

これはパーマカルチャーデザインコース(以下、PDC)を修了したパーマカルチャーデザイナーたちのリレーコラムです。

※パーマカルチャーとは
"Permaculture is a dance with nature, in which nature leads."
パーマカルチャーとは自然に導かれる自然とのダンスのようなもの。
Bill Mollison

ビル・モリソン


#48 Shoko Sakaki

笙子ちゃんに最初に出会ったのはいつだったろうか。
近隣の共通の友人がきっかけで交流がはじまって、興味のあるものが近くていつの間にか共にする時間が増えていったような気がしている。
引越しを機に今は離れた場所に住んでいるけれど、毎年どこかでバッタリ会えちゃう身近な存在で、いつも楽しいことをはじめては周りを巻き込んでいくバイタリティに目を見張るばかり。
これからもワクワクする姿を楽しみにしています。

Q1.あなたについておしえてください

Permaculture Design Course 2017

笙子です。

種が好き。
自然の中でその恵みをからだいっぱいに味わうのが好き。
こどもや大人・いきものや植物たち、たくさんのいのちが自然の中でのびやかにイキイキしていたり、キラキラしていると嬉しい。

4年前まで鎌倉で暮らしていて、今は愛知県の岡崎に住んでいます。

鎌倉ではまちなかでお店の空きスペースを美しくおいしくする小さな菜園活動『Edible Greening』や種のシェア、自然や地域のつながりの中で「生きるねっこ」を育む青空自主保育『そらまめのねっこ』・自然育児の会『そらまめ』を仲間たちとしていました。

山も海も川もすべてが先生、どこも遊び場。
森の奥へ駆けてゆくこどもたちの姿があまりに自然界と溶け込んでいて美しくて「あぁ人も自然の一部なんだ。自然とクリエイティビティがあれば、半径3メートル以内でずっと遊んでいられるんだ」と感動しました。
こどもも大人も夢中で遊ぶ毎日は宝物のような日々でした。

そらまめのねっこ

それから家族の都合で鎌倉から岡崎へ。
今までのつながりがまったくなくなってしまい、森で遊んでいた息子も小学校へ。

「さぁどうしよう」と思ったけれど、種とパーマカルチャーが新しい土地や人とわたしを繋いでくれました。

不思議なご縁がつながって、いろんなことがはじまって・・・。
まいた種が豊かさをまた集めてくる。
種ってやっぱり素晴らしいな。

今はパーマカルチャーが教えてくれた「豊かさ」を多様な人が集まる「エッジ」に種まきしてみることを実験中です。

在来種固定種の種をつないで分かちあう『たねとみつばち 土と太陽

人と人も有機的なつながりができたらいいなとソーヤー海くんの『東京アーバンパーマカルチャー(TUP)』に共感してはじめたコミュニティ『愛知アーバンパーマカルチャー(AUP)』

Permaculture Design Lab』の仲間と一緒に、コワーキングスペース『osoto』にデザインさせていただいたパーマカルチャーガーデン。
公立小学校でのパーマカルチャーの授業。

日々の暮らしからSDGsの実践を目指す『スコシズツ.プロジェクト
地域の公園で「人と自然・人と人が 共に豊かにいかしあえる暮らしかた」 をみんなで考え・表現する実験の場『スコシズツ.マーケット』は3年目になり、地域の自治会や企業・行政の皆さんも応援してくださるようになってきてスコシズツ輪が広がってきています。

Q2.パーマカルチャー デザインコースを通して

森の中のようにいろんな個性がそのままで居られて、新しい刺激と創造的な学びがいっぱい詰まった場所。
みんなのニーズと繋がりをとても大切にしていて、心地よくて美しくて楽しかったです。

昼は知恵熱になりそうなほど学びが詰まっていて。
別れる時はみんなハグの嵐。
終わると放心状態。
帰ってきてからもしばらく俗世に戻れなかったほど(笑)

デザインしたりつくる喜び、仲間との出会い、豊かさのアイデアをいっぱい教えてくれました。

ありがとうPDC!

Permaculture Design Course 2017

Q3.あなたにとってパーマカルチャー って

身のまわりにあるもの
自然界
人が持っている「いのちのエネルギー」や「しくみ」
それらがつながりの中で産み出している「システム」が見えてくる「めがね」のようなもの

めがねをかけると、いのちのエネルギーに溢れている自然界、今だけでなく過去に起こってきたことや未来に起こること、人々の産み出してきた伝統や知恵など、さまざまな存在やコトに意味があって、リスペクトの気持ちがいっぱい湧いてきます。

愛知アーバンパーマカルチャー
©︎Nobuaki Kita

「この世界にあるものはみんな繋がりを持っていて、わたしたち人間もその巡り、自然界の大いなるシステムの一部なんだ」ということを教えてくれる。
パーマカルチャーは、そのつながりの中で、今のシステムをもっと有機的にしていくためにデザインする「ツール」でもあるかな。
わたしはまだまだ学んでいる途中で、実践や探求してみたいこともいろいろあるのだけれど、できることからスコシズツやっています。
生きていること、暮らしていることが、他のいのちの豊かさに繋がるようなシステムがデザインできたらいいな! 
暮らしや世界はもっと素敵なものになるはずだから。

スコシズツ.プロジェクト
スコシズツ.プロジェクト

Q4.PDCの中で次にバトンをつなぎたい人とその人の印象

カイル。
天性で持ち合わせている明るさと天然さ(笑)で場を明るくしてくれる人!

一旦仕事を始めると声をかけることができないぐらいのオーラが出る職人気質で、緻密で美しいものをつくる人。

カイル、訪れるたびにパミモミはどんどん豊かに進化しているね!
また会いに行きたいよ!

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榊笙子
Shoko Sakaki

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2023/3/6 啓蟄