見出し画像

ブンゲイファイトクラブってなに?

ブンゲイファイトクラブ ホーム
BFC5メインページ
BFC4メインページ
BFC3メインページ
BFC2メインページ
BFC1メインページ
BFCオープンマイク

 一言で言えば

 ブンゲイファイトクラブ(BFC)はすべての文芸の書き手たちが作品で闘うという前代未聞の、とても無茶なイベントです。

 特徴

 特徴が幾つかあります。まず賞金がありません。優勝しても手にはいるのは名誉だけです。副賞もありませんし、セレモニーさえありません。ただ、傭兵のようなプロフェッショナルも、剃刀の切れ味を持つ新人もいる約300人のなかで一番強かったという名誉だけが得られます。

 書き手はファイターと呼ばれます。ジャンルはほんとうに自由です。どどいつ、川柳、俳句、短歌、歌詞、歌詞、エッセイ、シナリオ、評論、紀行などなんでも大丈夫です。分量は原稿用紙6枚までです。

 勝敗をつけ採点する者はジャッジと呼ばれます。ジャッジはファイターたちのファイトの勝敗を決め、5段階で採点します。そしてここで考えられないことが起こります。ジャッジもジャッジされるのです。ジャッジの採点が終わると、今度はファイターのほうが残したいジャッジをひとり選び、やはり5段階で採点します。エッシャーの絵のような選考になるわけです。
 そのようにしてファイターもジャッジも減っていき、決勝ではファイターふたりと一人のジャッジだけが残ります。そしてとても孤独な闘いに挑みます。
 第1回目の優勝ファイターは北野勇作、準優勝は蜂本みさでした。優勝ジャッジは樋口恭介でした。
 そして第2回優勝は蜂本みさ、準優勝は白川小六、優勝ジャッジは竹中朖。
 第3回優勝は左沢森、準優勝は坂崎かおる、優勝ジャッジは青山新。
 第4回優勝は冬乃くじ、準優勝は草野理恵子、優勝ジャッジは岡田麻沙。

 誰がやっているの?

 主催は〈惑星と口笛〉です。惑星と口笛はインディーのキュレーションレーベルで、惑星と口笛ブックスやdog and me recordsなどの部門があります。
 主宰は小説や翻訳に携わり、『たべるのがおそい』の編集長だった西崎憲です。最近は一人出版社が増えていますが、惑星と口笛も西崎憲のレーベルです。

 なぜはじめたの?

 西崎憲が「天下一武道会」、『グラップラー刃牙』 や『ファイトクラブ』が好きで、そういうものを文芸でやってみたかったという理由からはじまりました。和歌の歌合(うたあわせ)の発展形でもあると思います。

 

オルタナキュレーション惑星と口笛



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?