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ブレイブストーリーが大好き

私は映画と文庫の『ブレイブストーリー』が大好きです。

あらすじは、いろんなところで確認できると思いますので、特には書かないです。今日はその物語と、自分の出会いについて話して見たいと思います。

ブレイブストーリーに出会ったのは小学4年生の時。私は千葉県の小さい小学校に通っていました。その学校には「朝読書」なるものがあって、毎朝本を読んでいました。まあ、義務的なものなので、つまんな〜いとか思いつつ、本をペラペラしなければいけません。私の実家には本はあまり置いてなくて、父の車の雑誌と、月一冊買ってもらえる学研とちゃおくらいしかありませんでした。なので、家から持ってくる本も無く、図書室から借りるのも発想になく、そうすると当然、学級文庫にありつく訳です。そこで見つけたのが、みんなが本を取り終わって、残った分厚い本。

ブレイブストーリーって、文庫本だと上中下の3冊、新書だと上下の2冊になるんですが、当時新書しか出てなくて学級文庫にあったのはそっちでした。なので、新書はとても分厚くて、全然読む気になれないんですよ。一冊5センチくらい幅があったかと思います。それでも、つまらない朝読書を乗り切るために、読み始めました。

そしたら、なんと、気がついたら10分の朝読書が終わっていたのです。

「10分じゃ、足りねーぞ」そう思うほど、物語に吸い込まれていました。

それから、休み時間や、お昼休みを使って、スキがあれば本を読みました。読んでも、読んでも、飽きない。むしろ面白くなっていく。なんじゃこりゃ。

 そして、何日かかったか、全然覚えていないのですが、読み終えました。読み終わった後の、こう、なんとも言えない感情は忘れません。達成感でもないし、感動と表すのも安っぽい。私は主人公「三谷亘」と、共に旅をして、現実に帰ってきた。そんな感覚がありました。全てが現実のような、自分が自分でないような、ドキドキした感じ。その感覚はとても新鮮でした。何かの本をしっかり読むってことをしてこなかった私にとって、衝撃的でした。「本って、すげえ!!!!」って本気で思いました。こんな素晴らしい世界を、文字で表現して、このサイズにまとまってる。こんなに広大な世界なのに。本ってすごい。ほんとにすごい。

その時のクラスの担任の木川先生に、本当に感謝しています。学級文庫ってその先生チョイスの本が置いてあるんですよ。なので、私が他のクラスになってたら、ブレイブストーリーと出会わなかったんです。木川先生、本当にありがとう。

 それからタイミングよく、ブレイブストーリーの映画化が決まって、大興奮したのを覚えています。あの世界が!!!映像になるんだ!!!そう思ったら、静かになんかしてられませんでした。映画化にちなんで、新書が文庫本化されて、私はそれを購入しました。今見たら、初版で購入していたので、いち早く情報を掴んで、自分のものにしたんだと思います。そうゆう情報キャッチ能力は優れていると、自分でも思います。小学生なりにお金をはたいて購入した文庫本は、今でも宝物です。

そして、いよいよ映画の上映日。親友と近くの図書館に集合して、バスで40分ほどかけ、映画館に到着しました。そして見終わった。その時の感情は、あんまり覚えてないな。でも、小説を全部映画にしなかったのが悲しかった。でもでも、それ以上に、自分の想像していたものと少し違うけど、それが映像になっていたことに感動していたはずです。

その後、かなりグッズ展開されていて、お年玉で亘のフィギュアと、DVDコレクターズボックスを購入しました。それぞれで2万くらいしたので、本気で大きい買い物をする決意をしたのを覚えています。DVDはいまだに見てるし、封入特典のパンフレットと映画のコマの切り抜きは大事にしています。映画上映後、HPで、幻界の文字のクイズで、正解するとドラゴンの3Dと2Dバージョンをどっちも見られるってものがあって、パンフレット見ながら頑張った記憶があります。

あとはコミックスです。私の記憶だと、1冊分に本編を集約したもの・少し大人向けの表現のものの二種類です。前者はさっくり読めてよかったですね。後者は当時の私には刺激がつよかったので、1巻分しか読めてないです。(今なら読めるので、買ってみよう!)

これこれ↓

↑完結な方

↑大人向け?の方

 さらに言えば、映画の主題歌だったAqua timesの「決意の朝に」が大好きで、CDを中古で初めて購入しました。新しいものがもうお店に置いてなくて、中古で購入しました。その、Aqua timesが、今年中の解散を決定したそうです。

正直、めちゃくちゃ寂しい。私の寂しさゆえの思い込みなんですけど、ブレイブストーリーの痕跡がなくなっていくような感覚になりました。

ブレイブストーリーは、ほんとに素晴らしい。私は大好きなんです。この作品は、これから語り継がれなくちゃいけない。そんな気がするんです。でも、小説を再現しきれている映画・漫画はありません。し、何よりも、私が小説を読んでいた時の脳内を再現してくれたものはないんです。そりゃあ、そうですよね。小説って読み手によって情景や人間の見た目・声まで想像しているものが違うのですから。

そこで 

私から見たブレイブストーリーを漫画にしたい。

そう思ったのです。

 昨日までは、オリジナルストーリーを描こうとしてたのですが、なんか今はそんな気分じゃ無くて。多分膨大な量の情報があの文庫本に詰まっているので、ライフワークになってしまうかと思います。が。今は、これを作りたい。そう思ったのでこれに着手してみようかと思います。

私はやちたいことは多すぎて、パンクしてしまうので、なんとか調整しながら、飽きるまでやってみたいと思います。

大事なことは二つ。

私の中のリアルを、紙に落とすこと。

ブレイブストーリーを知ってもらうこと。

 

私の中のリアルを、紙に落とす技術はまだまだ足りない。

だから、練習しながら描いていきたいと思います。

 

大好きなものを、好きなだけ描こう。

 

ピヤジ

 

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