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#ネタバレ

あゝガルクラ、ガルクラ、ガルクラ。ガールズバンドクライがおもしれーんだよ!!!

2024春アニメ、ガールズバンドクライ。通称ガルクラ。川崎を舞台とした中指マシマシのバンドアニメ。あまりに不器用でクレイジーでも真っ直ぐな主人公が暴れて喚いて世界に指を立てていくあまりにテンポの良いストーリー、トムとジェリーみたいに泣いて笑ってガコガコ動く激ヤバ3DCG、とどめに圧巻のバチバチライブシーン。おもしれえおもしれえおもしれえ!! [11話までのネタバレあり] 推しの死あなたは見たことがあるだろうか、推しの死を。俺はある。残念な売り方をされたシンガーソングライタ

トラペジウム

インターネットで絶賛賛否両論中のトラペジウムを観た。 結果から言うと、めちゃくちゃおもしろかった。一方で咀嚼に時間のかかる作品で、予告や主題歌からのパッと見の印象とはかなり違う、しっかりと強度のある作品でもあった。なので感想と解釈を書いていく。当然、ネタバレあり。 どうしてこの物語は東という酷い人間を肯定するのかこの作品でモヤる点の一つが、東が最終的にアイドルになることだと思う。なんでこんな酷い奴が報われてアイドルになるんだ、と思う人がいるのも分かる。もっと言うと、この物

このバンドの主人公は誰か。 「BanG Dream! It's MyGO!!!!! 」感想

BanG Dream! It's MyGO!!!!!。バンドリ未履修のオタクがなんとなく観た1話は意外にも先の読めない展開。あっという間にジメジメウジウジ女女複雑矢印の虜に。本感想はネタバレありなので、未視聴の方は是非。 おもしれー!!最初はジメジメした関係性がいいなーと思って観ていたんですが、なんだかそよさんがどんどん曇って曇って、終いには燈に「バンドなんて、やりたくなかった」と言わせる始末で、最早アニメがハッピーエンドで終わるのか疑うレベル。からの10話。いやあ、見事で

グリッドマンユニバース

ダイナゼノンいいじゃん…グリッドマンユニバースを観た。複数人のオタクに面白いから観ろと言われてしまったので、滑り込みでダイナゼノンを観てから劇場へGO。グリッドマンはTRIGGER好きだから観たけど、ロボットアクションの部分はあまり刺さらなかったので、ダイナゼノンはスルーしていた。 観てみれば、ダイナゼノンはメイン二人のダウナー具合がとてもよく、これは他のアニメには無い、令和の萌えを感じた。ツンデレに続く、悟り世代のヒロインとして流行ってもいいんじゃないか?ということで、思

舞台レヴュースタァライト#4 Climax

「少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE-#4 Climax」を千秋楽にて観劇した。劇場版からスタァライトに入った自分としては、九九組舞台の初の生観劇であり、同時に「二層展開式」の舞台としては最後の観劇となった。 タイトルがClimaxだと分かったときから、#4では何が描かれるのか気になっていた。#3では既に別れる覚悟を決め、それぞれの道を歩み始めていた彼女たちにとって、卒業とは何なのか。それを確かめるため池袋へと向かった。 幕が開き、はじめに照らされたのは

ありがとう、スクールアイドルミュージカル

スクールアイドルミュージカルを観た。その感想。 12月13日の夜、一人のオタクが突如タイムラインで騒ぎ始めた。どうやらラブライブシリーズスピンオフのミュージカル「スクールアイドルミュージカル」が面白いらしい。ラブライブシリーズはアニメを見た程度の知識しかないが、ほう、どんなものかと、次の日の公演分がまだ販売していたので、軽い気持ちでチケットを買い、新国立劇場へと向かった。 === お、おもしろい!!あれもこれも何もかもが新しく、でも確かにあのアニメだ。あらゆる場面に驚き

雑感:[後編]RE:Cot PENGUINDRUM

今回はネタバレあります。 輪るピングドラム十周年を記念した劇場版総集編 後編を観た。アニメ版よりもすっきりしていて、メッセージがよりスッと入ってきた。運命の果実とは何か。ピングドラムとは何か。そんな青臭いこと、この日記には書けないね。 不思議な作品であった。実を言うと、この作品の音楽やビジュアル、ギャグは自分の趣味ではない。それは多分、時代錯誤かもしれないが、この作品が女性的な感性で作られているからじゃないかと思う。監督の特殊な感性がファンを増やしているんだろうなというの

レヴュースタァライト初見感想(99K リマスター)

はじまり レヴュースタァライトというアニメシリーズを観終わりました。TV版→再編集劇場版を観てから新劇場版を観てきました。 いやーーーー面白かった。 バランスについて何がすごいって、バランスなんですよ。エンタメと奥深さのバランス。独特な演出やワードチョイスをしながら、拗らせない、このバランスがすごいなと思います。 バンクシーンでさらざんまい、ピングドラムっぽさを感じていて、やっぱり古川監督は例の監督の弟子だったんですよ。正直、例の監督の演出のクセについていけなくて、僕