「生きているだけでエライ」肛門期・資本主義・共産主義についての考察
まず、肛門期について説明しよう。肛門期とは、ジグムント・フロイトが考案した、児童の発達段階の一つで、口唇期の次のステップである。肛門期とは、親による排泄トレーニングを受ける時期で、この排泄トレーニングの具合によって、こどもの成長後の性格・志向が変わる。例えば、排泄トレーニングを行わない、或いは、好き勝手に排泄させていると、こどもは排泄物を「お金」にアナロジーして過度に散財するようになる。逆に、排泄を我慢させられたり、厳しすぎる躾を受けると「お金」についてケチになってしまう、と