太古の『ペルソナ3』公式サイトと副島成記氏の公式ブログのアーカイブ

P3無印発売当時の公式サイトのアーカイブです。今はサイトリニューアルか移転か何かで消滅してしまっているので、本当に最古参の人しか見た事がないページのはず。
FLASHを使っていると思しきサイトデザインに時代を感じます。各ページにも飛べるので、配布していたPC用の壁紙とか、ファミ通についてきたPVとかも多分今もダウンロードできるっぽい。

私としてはフェス当時のアーカイブを探していたのですが、その頃の魚拓は取得されていないようです。残念。フェスの公式サイトのアーカイブもあったよ!


代わりにフェス発売後の橋野氏と副島氏の開発者ブログを発掘したので、そちらをアーカイブとして残しておきました。他にも見つけたらまた記録します。

副島さんのブログは画像が多めだと思うので、アーカイブサイトの方を張っておく。まだ全部には目を通していませんが、見た感じP3とP4のイラストがたくさんありました。初出のキャラの下描きや没設定画なども解説付きで載っていて、とても貴重です。

ゆかりヒロイン構想の名残は主人公が青をイメージカラーにしているのに対してゆかりはピンクを基調にしているくらいでしょうか(笑)。
ちなみに物語の牽引役として登場するアイギスが主人公とツーショットになる絵がとても多いので、よくアイギスがヒロインではないかと聞かれることがあるのですが、アイギスはロボットであることの特殊性で物語のコンセプトを引き立てることに重点を置いて描いておりヒロインというよりはキーキャラクターという感じの位置付けですね。
P3Fでは要望にお答えするかたちでアイギスコミュを用意しましたが、P3でアイギスコミュがないのはそのためです。

2007.10.12  絵師・副島成記の舞台裏 Vol.21

で、いざP4の主人公をデザインするときにどうしても意識してしまうのは直前の作品、P3の主人公。
今までと違う雰囲気を出してユーザーの皆さんに新鮮な気持ちでプレイして頂きたいという思いがありますので、前作の主人公とは違えなければという意識はどうしても働いてしまいます。
P3の主人公もデザインするときにはその前の1、2の主人公を意識していましたし。
ただ違えればよいというのであれば簡単な話なのですが、そこはペルソナの主人公ですから格好良ければなんでもよいというわけにはいきません。
デフォルトネーム(ネームエントリー時にあらかじめ用意されている名前)がないところは前作と同じなので名前からくるイメージもなく、セリフも基本的になく選択肢でキャラが決まりますからイメージの半分はユーザーの皆さんに委ねることになるわけです。
ですが当たり前のことですが展開する物語に合っていなければなりませんし、作品の顔になるキャラクターですから相応の個性もないといけません。
では何を足がかりに描くかというと、一つ主人公に共通して言えることはセリフがないということです。
寡黙な男、これがP4主人公の最初のイメージです。
P3の主人公も内向的で無口な男の子でしたが、他人とは目を合わさないイメージ。
そこで今回は逆に目でものを言う男っぽい寡黙さを出してみました。
前髪の下から除く鋭い眼光と高い襟。
P3、P4は同じ無口な主人公ですがイメージはかなり違うものになったのではないかと思います。
田舎が舞台のP4ですから都会的でクールな感じではなく、古典的な男子像を目指して描いています。

※P3主人公とP4主人公の描きおろしイラストつき記事

https://web.archive.org/web/20170322174335/http://www.atlusnet.jp/topic/detail/666

そうなんだ…となった文章。

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